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9話 衝撃

 あれからまたそこそこ時間が経った。


 最初は一瞬しか持ち上げられなかったが、今では10秒ほど持ち上げられるようになった。


 たった10秒?と思うかもしれないけど今のボクにはこれが精いっぱいなのだ。



 というのも、技術的にも難しいけどそれ以上にMPが足りないのだ。


 この念力ではまず結びつけるのにMPを使い、浮かぶるのにMPを使い、維持するのにもMPを使うのだ。



 そして色々な骨で試した結果わかったのだが、結びつけるのは結びつける面積に依存し浮かべるのは重さに依存し最後の維持するのは時間に依存している。


 持ち上げるために必要な結びつける面積は結局のところ重さに依存するので念力に必要なMPは実質的には重さと時間に依存しているのだ。



 そして、重さはいいとして時間の方が問題なのだ。


 どういうわけかはわからないけど時間の方は長くなると、加速度的に上がっていくのだ。


 

 加速度的といっても緩やかに増えていく感じなのでまだいいのだけど、それでもそのせいで今のMP、70ではその程度しか出来ない。



 あ、MPは回復するときにほんの少しだけど最大量が増えるみたいだ。


 敵がおらずLV上げが出来ない今ではステータスを上げる貴重な手段だ。



 あと、結局魔法系スキルは習得できなかった。


 まだ、練習が足りていないようだ。


 

 魔法系スキルがあれば念力とかも実践で使えるようにはなるんじゃないかなぁ、と思っていたけどそれはいつになるかわからない。



 だからボクは別の魔法を先に考えることにした。


 そして思いついたのが衝撃を与える魔法だ。


 対象に一瞬衝撃を与える魔法なら威力は高くないといけないが、この魔法は念力と違い維持する必要がない。


 それに、この魔法が成功すれば相手にダメージを与えるのはもちろん、相手からの攻撃の威力を弱めたり相手の足に当てて転ばせたりと応用力が高そうだ。


 

 というわけで、善は急げということでやってみよう。



 今回の対象も骨だ。


 イメージするのは爆発。


 それも指向性のあるものだ。


 

 魔力を爆発させ魔力で別の方向に爆発しないように覆う。



 そして、





 「衝撃インパクト!」






 コンッ!




 ⋯⋯。





 つい技の名前なんて口ばしちゃったけどどうやら成功したようだ。



 まぁ、まだ威力は低いがこれから練習すればきっと高くなるだろう。






 こうして、ボクは人生?魔物生?で二つ目の魔法を覚えたのだった。



 


 

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