10話 無と闇と【復讐者】
あれから練習していったところ、段々と衝撃の威力が上がっていった。
更に、思っていた通りのスキル、無属性魔法を習得することが出来た。
無属性魔法⋯無属性の魔法を操る
説明には書かれていないが魔力の消費が下がったり威力が上がったりしていた。
恐らくこの説明に、全てが書かれているわけではないのだろう。
念力もそこそこましにはなった。
とはいえ、10秒が12秒になったくらいの差だが。
やっぱり、念力は燃費が悪いようだ。
それはともかく、ひとまずスキルは習得できたので、次は適正のありそうな闇魔法を試そうと思う。
無属性魔法は適正は必要ないだろうけど、逆に適正があるわけでもなさそうだ。
だから闇魔法なら、もっと簡単に出来るようになるかもしれない。
ただ、今ここで試すのに適している魔法が思いつかない。
いや、別に候補がないわけじゃないけど。
闇弾だ。
どんな魔法かといえば言葉の通りだ。
ただ、闇属性の弾を撃つだけ。
でも、具体的な効果が思いつかない。
⋯⋯ならもういっその事、闇属性で強化しただけのでもいいか。
本当に闇属性というものを生かすものならもっと思いつくけど、ほとんどがここで試しても効果が分かりにくいものが多くて試行錯誤しにくい。
一番の目標は闇魔法の習得なので、効果がよくわからず続けて習得できませんでしたじゃ目も当てられない。
ちなみに、候補ではあったのは煙幕、精神攻撃、腐蝕だ。
しかし煙幕はこんな暗い所じゃいないし、精神攻撃はする対象がいない。
腐蝕も、周りが瘴気でいっぱいなのに使っても効果なんてわからないだろう。
というわけで、結局闇弾を試すことにした。
まず、闇属性の魔力を作る。
闇⋯⋯そう、光を飲み込む闇の魔力を⋯⋯。
次に、この魔力を球状に纏める。
そして、最後に撃つ!!
「闇弾」
ポン!!
ふむ、なんだか可愛らしい音を出して、少ししか進まず消えてしまったが成功したようだ。
あ、因みに魔法名を言うのはそのほうがイメージとかがまとまりやすいからだ。
それはともかく、やっぱりボクは闇に適性があるようだ。
無属性を始めた時よりも魔力がスムーズに動く。
さて、適性があるのはわかったし、闇魔法のスキル取得目指して頑張るか!!
その時だった。
あのよくわからなかったスキルが発動したのは。
そして、ボクを変えるであろうスキルを知ったのは。
《 【復讐者】 を発動します 》
《 瘴気耐性 を習得しました 》
《 属性:瘴気 を習得しました 》
へ?
やっと、本命のスキルを出せました⋯⋯。




