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僕なんて  作者:
1/4

過去

僕なんていなければ…といつも考えてしまう主人公の話。



僕は、まだ幼かったあの日、それを初めて感じた。


畑や田んぼの中、仲間たちとかくれんぼをしていた。

最後の一人となり、捕まった仲間を助けるため、鬼が見張っているエリアに少しずつ近づいて行った僕は、後ろからふと現れた猫に驚き、鬼の子に見つかってしまった。

「あと少しだったのに~」 と悔しがりながら、寝転んだ僕に、鬼の子が凄い勢いで駆け寄ってきた…。


「え?」

一瞬何が起きたかわからなかった。


鬼の子は僕にバタリと倒れ混んできて、動かない。

「何やってんだよ」っと笑いながら、倒れ混んできた鬼の子を起き上がらそうとしたその時、何か生暖かい何かに手が触れた。

その手を見ると真っ赤に染まっていた。



あれが、初めて僕を守り死んでいった仲間だった。




僕は、無力だった。

そのせいで、僕の命を狙ったやつにより仲間が身代わりになり、死んだのだ。



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