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過去
僕なんていなければ…といつも考えてしまう主人公の話。
僕は、まだ幼かったあの日、それを初めて感じた。
畑や田んぼの中、仲間たちとかくれんぼをしていた。
最後の一人となり、捕まった仲間を助けるため、鬼が見張っているエリアに少しずつ近づいて行った僕は、後ろからふと現れた猫に驚き、鬼の子に見つかってしまった。
「あと少しだったのに~」 と悔しがりながら、寝転んだ僕に、鬼の子が凄い勢いで駆け寄ってきた…。
「え?」
一瞬何が起きたかわからなかった。
鬼の子は僕にバタリと倒れ混んできて、動かない。
「何やってんだよ」っと笑いながら、倒れ混んできた鬼の子を起き上がらそうとしたその時、何か生暖かい何かに手が触れた。
その手を見ると真っ赤に染まっていた。
あれが、初めて僕を守り死んでいった仲間だった。
僕は、無力だった。
そのせいで、僕の命を狙ったやつにより仲間が身代わりになり、死んだのだ。




