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剛腕JK  作者: ロキ
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リハビリ


 ヤムちゃんは、行き帰りは電動車椅子を使うけど、学校では、なるべく

歩く様に頑張っていた。


 あたしと、クラスは違うけど、ヤムちゃんのクラスの友達が、みんな

手伝ってくれて、ヤムちゃんは、色んな事が一人でも出来る様になっていった。


 教室の移動も、車椅子を使わないで頑張ったし、音楽の授業で立って歌うのも

頑張って、立って歌った。

体育の授業にだって参加出来る様になったんだ。



 もう、リハビリは必要ないねって事で、お世話になった病院の介護士さん達に

挨拶に行った帰り道。


 お母さんの運転する車が、事故にあった。

信号無視して突っ込んできた車に追突されたんだ。


 幸い二人とも、軽症で、大きな怪我はしなかったけど……


ヤムちゃんの足が動かなくなった……

外傷は無いのに、動かないらしい。


脳の検査とかも色々やったけど、原因は分からないみたい。


あたしは、病院にお見舞いに行った。


お母さんはもう退院していて、ベッドで寝てるヤムちゃんのお世話をしていた。


「さうすちゃん、来てくれてありがとう」

「はい。これ、お見舞いです」


あたしは、あたしのお母さんに渡されたお見舞いの品を、ヤムちゃんのお母さんに

渡した。


「ありがとう! うれしいわ。冷やした方が美味しいけど、切りましょうか?」

果物のセットだけど、あたしは、今、お腹が空いてないから断った。


「いえ、大丈夫です。」

と言った所で、ヤムちゃんが起きた。


「さうすちゃん! わたし、また……」

ヤムちゃんは泣き出した。


「また、動かなくなっちゃった……動かなくなっちゃったよー!」

ヤムちゃんは、号泣になった。


 あたしは、どうしていいかわからずにいたけど、ヤムちゃんの手を

優しく握りしめてあげた。


号泣がおさまってから、あたしは、言葉をかけた。


「大丈夫、また、頑張ろうよ。

ヤムちゃんなら、また、歩けるようになるよ」


あたしがこう言うと、ヤムちゃんは、


「ほんと?」


って、聞き返してきた。


「うん、大丈夫! 絶対歩けるよ!」


そう言ったら、ヤムちゃんは泣きながら、


「うん! わたし、頑張る!」


って言ったんだ。



それから、1ヶ月位経ってから、ヤムちゃんは退院した。

怪我は治っていたし、検査入院だったんだけど、結局、原因不明という事だった。


 また、電動車椅子で、学校に通う事になってしまったけど、

ヤムちゃんは、必死で立とうとしてた。

でも、いくら力を入れても、声に出して、動けーと言っても、

足はちっとも動かなかった。


日に日に絶望に染まっていく目が、痛々しかった。


励ましても、その時は、頑張るって言うんだけど、前みたいな

やる気が感じられなくなってきてた。


なので、帰り道は、あたしが一緒に帰る事にしたんだ。

同じ方向だしね。

励ましてないと、心配なんだよ。


そんな感じで、2週間が過ぎた。


小学校の帰り道

ヤムちゃんの車椅子を押しながら、帰っていた時の事だった。


突然、あたり一面が真っ白になった!?


お読み頂き有難うございます!

よろしければ、ブックマークと評価の方も宜しくお願いいたします。

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