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剛腕JK  作者: ロキ
45/92

第2部 サウス 小学校編

今回から第2部になります。


2話投稿です。

12時

18時

に予約入れてます

雷に好かれた少女



 あたしはかみなりに打たれやすい。

何を言っているか? わからないだろうが本当の事だ。


 1発目は、小学3年生の頃、学校からの帰り道、晴れていたにもかかわらず、雷に打たれた。

周りの景色が真っ白になったかと思うと、どーん! バリバリバリィ! 

という物凄い音がして、あたしは、気を失ったらしい。

気がついたら、病院のベッドに寝かされていた。


何が起きたのか? 全然覚えていなかった。

両親が泣きながら抱きしめてくれた。

どうしてここで寝てるのか? 母に聞いたら

かみなりに打たれたんだって言われた。


近所の人が倒れているあたしを見つけて、救急車を呼んでくれたらしい。


そっかーかみなりか……

おへそ取られてたら嫌だなとか思って、何気なくお腹に手を当ててみた。

ん?

あれ?

おかしい。無い気がする……

お母さんがいる。ちょっと恥ずかしいから、掛け布団の中に潜った。

心配したお母さんが大丈夫なの? とか声をかけてくるんだけど

今はそれどころではない。

大丈夫だから! と言って、掛け布団の中でパジャマ? 

(病院で着る患者衣に着替えさせられていた。)をめくって、確かめた。


無い!

無くなってる!

あたしのおへそが!

無い!

うそ!? どうして?

かみなりに打たれたから? 雷様かみなりさまに取られた!?


かみなりが鳴ったら、おへそを隠せって言われてたのに、

守らなかったから……

でも、鳴る前に光ったんだよ!


ちょっとだけ思い出した。

そうだ、真っ白になった。


おへそなんて隠せないよー!


掛け布団の中であたしは泣いた。


母が心配して慰めてくれたので、恥ずかしかったけど、相談する事にした。

掛け布団をよけて、パジャマをめくってお腹を見せた。


母は不思議そうな顔をして、どうしたの? って聞いてきた。

お腹が痛いの? とか言ってる。


あたしは首を振りながら、おへそが無くなったって言った。


???

母は首をかしげている。

「おへそならあるじゃない。」


「え?」


「ほら、ここに。」

とか言いながら、あたしのお腹を触ってきた。


何も無いつるっとしたお腹を指でつついてる。


「え? そこ何もないよ。」


「え?」

今度は母が聞き返してきた。


「見えないの?」


とか言ってきた。

ちょうど部屋に入ってきた看護師さんにも聞いている。

あたしのお腹をさして、おへそありますよね? とか。

えぇ、ありますね。と看護師さん。

お母さんは、ほらーとか言ってる。


なんで? あたしには見えないの?

自分で触っても何もないって分かるのに。

どうして?


雷様かみなりさまに取られてないから、大丈夫よ。とか

看護師さんに、ふふっと笑いながら言われた。


でも、もしかしたら頭も打ってるかもしれないので、

頭の検査もした方がいいかもしれませんね。とか言ってる。


あたしがおかしいのか……

よくわからなくなった。

あんまり言い張ると、検査されるから、黙っておく事にしようと思ったのは

追加の検査が面倒だったから。


でも、退院は伸びたし、検査もさせられた。


結局、異常なし。

一時的な混乱だと診断された。


あたしも早く退院したかったから、無いけどあるって事にした。


おへそが無い日々は高校生になった今でも続いている……


お読み頂き有難うございます!

よろしければ、ブックマークと評価の方も宜しくお願いいたします。

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