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剛腕JK  作者: ロキ
12/92

ユニフォーム


 部活のミーティングから、3日経った日の昼休み。

あたし達は、職員室にいた。


「この紙を親御さんに渡して欲しいんだ」


部活の顧問、カローラ先生から渡された紙には、野球道具一式の内訳が

値段と一緒に書かれていた。


「練習試合をするのに、よその学校に行ったりするだろ?

その時に、同好会とはいえ、学校ジャージで試合するのは、ちょっとな。

帽子とかユニフォームは揃えないといけないから。

ちょっとお金がかかってしまうんだが、親御さんに聞いてみてくれ」


「はい、わかりました」


部長はあたしなんで、代表して答えた。


「先生、ユニフォームのデザインって、もう決まってるんですか?」


トレノちゃんは、デザインが気になるみたいだ。


「あぁ、決まってるぞ」


先生は携帯を出して、サンプル画像を見せてくれた。


「いいかも!」

「結構可愛いね!」

「うん、いいね!」


そんな感じの声を上げてる。みんな気に入ったみたいだ。

お揃いのユニフォームで部活。

本格的に動き出した感じで、あたしは嬉しくなった。


と同時に、ちょっとだけ不安になった。

新入生も部活はほぼ決まってて、これから入ろうなんて人は

残念ながらいないから……


先生はなんとかなる! って言ったけど、5人しかいなくて、試合なんて出来るのかな……



 更に数日が過ぎたある日。


カローラ先生が、今日は練習を見に行くからまたあとでね。と言ってきた。

放課後、あたし達は、バッティングセンターで、練習をしていると

先生がやってきた。


「みんなちょっといい? 車から荷物をおろすから手伝って!」


そういうので、みんなで先生の車まで行って、段ボールをいくつか

バッティングセンターの休憩所まで運んだ。


お客さんは誰もいないので、貸し切り状態。


「ユニフォームが出来たから、サイズをみて欲しいの」

「ほんとですか!」

「やったー!」


先生が段ボールを開けて、ユニフォームを配ってくれた。


部活の練習をする時は、ここで学校ジャージに着替えてる。

あたし達以外誰もいないし、みんなユニフォームに着替えだした。


「いいね!」

「うん!」


「サイズはどうだ?」


「大丈夫です!」

「いいみたい」


みんな凄く似合ってて可愛い。

おそろいのユニフォームを着ると、なんていうか連帯感? とでもいうのかな?

テンション上がっちゃって、思わず言っちゃった。


「甲子園に行くぞー!」


すると、みんなが、おー! って反応してくれたよ。


「甲子園だと優勝決定戦ですね」


なんて言うのは、にしこくさんだ。


「ははは、夏の大会だな。

それに出るには、実績を積んで連盟に登録する必要があるんだ。

硬式女子野球部は、全国で61。

地区予選なしで、全国大会だ」


「そうなんだ!

なんか行ける気がしてきたんだけど!」

「だねー」

「でも、5人しか……」


「そうだな、夏まで時間がないし、人数も足りないから、来年以降になるだろうな」


「そっかぁ……」


みんなのテンションが下がってしまったが、あたしは気をとりなおして

もう一度叫んだ。


「来年、甲子園に行くぞー!」


「おー!」

みんなが声を合わせてくれた。

ふふふ、その後、みんなで笑いあった。


お読み頂き有難うございます!

よろしければ、ブックマークと評価の方も宜しくお願いいたします。

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