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創作怪談:これから広まるかもしれない怖い作り話【復路】  作者: 井越歩夢


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其の七十零「都市伝説討伐隊!?」

これから語るのは、もしかするとこれから広まるかもしれない

いや、広まってしまうかもしれない「怖い作り話」です。


全部で壱百八話。どれも短い物語です。


しかしその中には、時に背筋に冷たいものが走り抜け、

時にひそひそと誰かの囁きが聞こえ、

時に見てはいけないものが見えてしまうこともあるかもしれません。


そしてひとつだけ、どうしても言っておきたいことがあります。

これらの話は、すべて作り話です。しかし、ただの作り話ではありません。


この話、本当なんです。



この話を聞いたとき、私は思わず笑ってしまいました。

ライトノベルのネタにできそうな、怖いのか面白いのか微妙な話。

怖いのか怖くないのか、笑っていいのか、笑ってはいけないのか……

そんな妙な感覚になる話です。


あなたは、どんな想像を膨らませるでしょうか。


それは、こんな噂です。


◇◆◇


「都市伝説討伐隊」という組織が結成された――そんな話を聞いたことはありますか?


世の中には数えきれない都市伝説が生まれています。

幽霊が出ると噂された廃屋。妖怪が出ると語られた地域の伝承。

夜な夜な街を徘徊する怪異の影。


そういった“噂の怪異”の情報を集め、

実際に討伐するために作られた組織が、この都市伝説討伐隊なのだとか。


聞けば聞くほど、漫画やアニメの設定のように思えるこの話。

ですが噂によると、この討伐隊は“何らかの怪異を実際に討伐した”と伝えられています。


その怪異が何だったのかは不明。記録も残っていない。

ただ――討伐された、という事実だけが語り継がれているのです。


都市伝説討伐隊が今も活動しているのかどうかはわかりません。

けれど、もしあなたの身の回りで囁かれていた怪異の噂が、

ある日突然、跡形もなく消えていたとしたら……


もしかすると、それは彼らがその都市伝説を“処理した”のかもしれません。


◇◆◇


この話を聞いたとき、私は笑いました。


都市伝説討伐隊と聞いて、私が思い浮かべたのは、

超常現象を科学的に解明する漫画やテレビ番組。

私はそれが大好きで、いつも楽しみにしていました。


近年では、異常な生物・物品・現象を秘密裏に収容・研究する組織の物語も人気です。

都市伝説討伐隊という噂は、そういった創作が現実に滲み出たものなのかもしれません。


そんなことを考えていたとき、ふと私の頭に「怪談学園」という物語が浮かびました。

学校の怪談の秘密を暴くオカルト研究部――そんなイメージです。


と……ここまでは、ただの楽しい妄想でした。


◇◆◇


都市伝説討伐隊。これはきっと、創作が本当のように広まった噂。

都市伝説討伐隊そのものが“都市伝説”だったのだろうと、私は思っています。


ですが――軽く考えながらも、ふと思い浮かんだあることに、

私は背筋をゾゾゾとさせました。


都市伝説というものは、ある時期に突然広まり、

そしてある時期に、まるで何もなかったかのようにフッと消えていきますよね。


まるで――“誰かがそれを消した”かのように。


もし本当に、都市伝説討伐隊が存在していたとしたら。

もし本当に、彼らが“噂の怪異”を処理していたのだとしたら。


この話、笑い話では済まないのかもしれません。


この話、あなたはどう思いますか。



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