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7.初めての治療
洞窟の入口から差し込む柔らかな朝日が、壁に淡いオレンジの模様を描いていた。
「もう、朝か……」
コンニャクベットのおかけで、身体に痛いところもく、ゆっくりと上体を起こして、背伸びをした。
さっそく、洞窟から出ると、真っ黒な毛並みの小型犬が、息も細く、目をうつろにしながら震えていた。体温は低く、脈拍も弱く不安定だった。
「ヒールコンニャク!」
俺は早速、傷を治すイメージを持ちながら、コンニャクで小型犬を包み込み、呪文を唱えた。
治療を終えると、俺はとてつもない眠気に襲われ、再び、洞窟に戻り、寝てしまった。




