48.盗賊団討伐
盗賊団のアジトについたとき、空が明るみはじめていたが、まだ寝ているようすだった。
入口の寝ずの番の者も、うつらうつらしている。
俺は間髪を入れずに突入することにし、コンニャクアーマーを装備した。
また、逃亡者が出ないように、ワイバーンのジェットを召還し、ここで待機するような命じた。
(突撃!)
俺は手で合図し、アジトへと突入した。
「な・・・」
まずは寝ずの番をパンチし、声を上げる隙も与えず気絶させた。
ゴブ達はすでに内部に突入した。
「<ボキッ!、バキッ!> グゲェッ!」
あちこちの部屋から、ゴブ達が殴る音と盗賊団の呻き声が聞こえた。
(どうやら、制圧したようだ)
あっという間に、ゴブ達が1人1部屋ずつ制圧した。
「暴れるな。観念しろ」
ゴブ達が盗賊どもを押さえつけている間に、盗賊どもを動けないように縛り上げた。
「ボス、あっちに女、子供、いる」
ゴブの声がした方向に行って見ると、20人近い女・子供が1つの部屋に押し込められていた。
皆、靴も履いておらず、服もぼろぼろだった。
中には、激しく抵抗したのか、手錠や足枷をはめられているものもいた。
「助けて下さい。私たちは攫われただけです。」
状況的にも、攫われたと思われるので、
「大丈夫だ。盗賊どもは討伐した。皆を解放する。」
そう言って、怪我をしているものにはヒールコンニャクを、体力が落ちているものには体力回復ポーションを与えた。
それから、一番奥の部屋で、盗賊どもが溜め込んだ宝を見つけたので、金貨や銀貨は彼女達に分け与えた。
「あ、ありがとうございます。」
少なくない金額だったが、死の恐怖を味わった彼女達には、受け取る権利がある。
それ以外の宝石や貴金属製品は、元の持ち主に返すべきと考え、万能リュックにしまった。




