ウサギちゃん
俺は疾風ウルフの回復魔法使いサラは、テイムの能力もあるとのことで、色々とテイムの事を教えて貰った。
討伐の道中、ウサギちゃんがなついできたので、テイムしてみたらテイム出来たので、仲間にした。
俺は上機嫌でウサギちゃんを連れて、疾風ウルフについていったが、少し目を離した隙に、ウサギちゃんが、シルバーウルフに襲われて、瀕死状態になってしまった。
「ヒールコンニャク!」
俺は「何でもコンニャク」でヒールを試みた。
「おい! もう亡くなっている。諦めろ!」
パーティーメンバーのケサギが声を荒げた。
「そんなことはない。今だって、皮膚は再生しているじゃないか!」
死後も皮膚が再生するというのが、実際には有り得ないことなのに、なぜか俺の「ヒールコンニャク」ではそれが出来た。
「ウサギちゃん・・・」
虚しくウサギちゃんの死を受け入れたが、死体はシルバーウルフに襲われたとはわかないほど、綺麗に修復されていた。
(死後も皮膚を修復できる?!)
パーティーメンバーはこの重大さに気づいていないようだったが、俺には、ウサギちゃんを失った悲しみはどこへやら、『金のなる木』を手にしていたという事実に気づいて、興奮していた。
普通、大物討伐の時ほど、獲物を倒すのに、傷だらけにしてしまう。
したがって、だいたいは魔石と金になる一部のみを持ち帰ることになる。
(俺の能力を使えば、上等の毛皮もとれるし、剥製にも出来る・・・)
俺は前途が大きく広がることに興奮していた。




