表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

33/180

32.冒険者

同じ程度のレベルであれば、当然、個々の能力はそれほど大差はない。しかし、集団となった場合は力を結集出来るかどうかで大きな違いが生じてくる。


その点、『疾風ウルフ』は、盾、剣士、魔法、回復とバランスに優れ、百戦錬磨の猛者であり、この町ではプラチナクラスに最も近いと言われている。


オークの森に向かう途中、ときどきホーンラビットやジャイアントラットに出くわしたが、全く問題にならなかった。


それでも、レベル1だった俺には、少なくない経験値が入っているらしく、1日目が終わった時点で、レベル7になっていた。


「お、またレベルが上がった。」


俺達は、戦闘員としては全く信用されていないため、下手に手を出すと、チームワークを乱すため、後方に控えていた。


それでも、ユーコは密かに後ろから来る敵を倒していたり、俺は売れそうな素材はちゃっかりとリュックにしまった。


何にせよ、このクエストの厄介なことは、オークがすむ場所に行く道中も、ひっきりなしに敵が出て来るところで、パーティーの耐久力も試されるのだ。


(魔除けの薬はまだ発明されていないのかな? であれば特許リストに入れる第一候補だな。)


そんなことも考えたが、魔除けの薬は既にあるらしい。しかし、このクエストに関しては、魔除けの薬を使わずにクリアしなければならないというマゾなクエストなのだそうだ。


(やはり、冒険者というのは、結果のみを求めるのではなく、その過程を楽しめる性格でないと務まらないな)


俺はまだ、この国で初心を立てられずにいた。

どんな目標に向かって、どう進むのか、その初心を立てないことには、前には進めないものだ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ