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122.ヨッシー公の料理番
ヨッシー公の就任式が、近づいて来た。
その就任式のパーティーの料理について、ランケから相談があった。
「イズルー国は魚料理は得意ですが、肉料理は鶏肉を焼いて食べる程度です。」
「ああ。そうだな。」
「今回は各国からVIPが来られるため、変わった料理を提供できないかと・・・」
「わかった。俺達がレシピを考えよう。」
他の国では、オークの肉がよく食べられるという。
オークの肉は豚肉に近いため、トンカツと角煮を作ってみた。
「んー、普通だな。雑味も多い。」
「やはり、材料と道具にもこだわったがよいでしょう。」
ユミさんは食べる専門で料理は全然だが、サトルさんは料理についても詳しい。
「最低限、コーン油、切れる包丁、赤オークの肉を準備して下さい。」
「わかった。なんとかしよう。」
また、忙しい日々が始まった。