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98.敵討ち

結果から言えば、脱獄王は家の地下に侵入するどころか、ヨッシー公を救い出して来てしまった。


「ヨッシー公、ご無事でしたか。ホワイトバード、さすがだな、ご苦労。」


ヨッシー公の前なので、脱獄王を名前で呼んだ。


しかし、問題はこれからだった。当主が侮辱された場合、かたき討ちしなければ、禅譲による王の継承が許されないとする慣習があったのだ。


したがって、今回はアレキサンダー家(ヨッシー公)が敵討ちをする必要性があった。


・・・


「ヨッシー公ご無事でしたか。」


ランケが、馬車でヨッシー公を迎えに来た。


「今日はもう遅いので、帰って休みましょう。」


明日、現王様に事の顛末と敵討ちする旨を届け出ることにした。


王都の民は「三度の飯より敵討ちが好き」だった。


これでヨッシー公が堂々と攻め入り、力を誇示出来れば、次の王として民から歓迎されるだろう。


したがって、この戦に負ける訳にはいかなかった。


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