039
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下僕:いまです!!
千葉県:行っけぇーー!!
暴君:ヒャッハー!最っ高だじぇーー!!
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ノーライフキングを撃破した数分後、HPが全回復した状態のエンシェントドラゴンが巨大な扉から出現した。
姿を見せたエンシェントドラゴンはすぐに飛び立ち、上空から容赦ない広範囲攻撃のファイヤーブレスを繰り出してくる。
チーム内のアーチャーや魔法職のメンバーは遠距離攻撃で迎撃し、サモナーが召喚した大地の精霊王は重力操作でエンシェントドラゴンを地面に叩きつける。
千葉県のとべる秘薬をがぶ飲みした暴君は、ミスリルゴーレムと共に乙女走りで特攻し、見事エンシェントドラゴンの右翼を破壊した。
あと10分。
なんとかそれ以内にエンシェントドラゴンを倒すか、瀕死のダメージを与えておきたい。
次に出現するのはエンシェントジュイアントのファーゾルト。
ただでさえ強敵のエンシェントジャイアントの中でも固有名を持つものはレベルがさらに高くなり、強力な広範囲攻撃も追加される。
2体のボスの広範囲攻撃が同時に発動すれば、この闘技場内に安全なスペースはない。
だからその前にこいつを何とかしないと。
お父さんをリーダーとした〈火星解放戦線〉がエンシェントドラゴンの全面で注意を引くなか、エインヘリアルから参加している2つのパーティが残る左翼の破壊に取り掛かる。
両翼の機能を失えば上空からの攻撃を封じることができ攻略も容易になるからだ。
暴君を蘇生させた俺たち貧乳はステータスは後方に下がり、全体の回復と周囲の警戒に当たっている。
この円形闘技場の荒れ果てた客席部分からはザコモンスターが出現することがある。
レベル自体は他で出現するものより格段に低いが、ボスを相手にしながらではその攻撃も地味に効いてくる。
それに…
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下僕:来ました!
希望:う〜いっぱいいる。
千葉県:落ち着いて各個撃破です!
民号:うぉりゃーー!
暴君:うひゃひゃひゃひゃー!
〼田:一度言ってみたかった。爆ぜろ!エクスプロージョン!
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乙女走りで暴走するミスリルゴーレムの体当たりと、下僕と民号の斬撃、そして俺の爆裂魔法により次々とザコモンスターは撃破されていった。
だがその中の1匹。
ノーライフキングの配下である死霊使いが攻撃を潜り抜け、希少アイテムの大量消費で既に瀕死の状態のエンシェントドラゴンに向かって走り出した。
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千葉県:やばい!
民号:〼田さん!
〼田:喰らえ!百発百中!マジックミサイル!
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あいつだけはやばい!
放たれた光弾をヒラヒラと躱した死霊使いは、死にゆくエンシェントドラゴンと主人であるノーライフキングの亡骸に魔法を放つ。
エンシェントドラゴンのHPゲージは消滅し、その巨体は崩れ始める。
再びひとところに集まろうとするノーライフキングの亡骸は、死霊使いを両手斧で斬り裂いたお父さんにより頭蓋骨を踏み砕かれ灰に変わる。
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お父さん:…。
壱万円:まあ…最悪の事態は避けられましたかね。
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この円形闘技場にランダムで出現するザコモンスターのうち、死霊使いが確認されたのは一例だけ。
まさかこのタイミングで出てくるとはね…
死霊使いの魔法によりエンシェントドラゴンはHPの存在しないアンデッド〈ドラゴンゾンビ〉として復活した。
つまり高い攻撃力はそのままに見境なく襲い掛かる破壊不可能なオブジェクトへ変化したというわけだ。
これが死霊使いの嫌な能力。
しかし…ノーライフキングは復活を阻止できたから良かったものの、いくらゲームとはいえ元々アンデッドのノーライフキングがHPの存在しないアンデッドとして復活するという設定は如何なものだろう…
さてそれはさておき!
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壱万円:どうします?やり直しますか?
お父さん:いや、それではこれまで使ったアイテムが勿体無い。それに手がないわけじゃない。
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ドラゴンゾンビが雄叫びをあげるなか、重苦しい音を立て扉が開く。
あっという間に時間はたち、3体目のボスが地響きと共に近づいてくる。
やれやれ…
◆
姿を見せたファーゾルト。
円形闘技場に2体のボス…しかも1体はそれこそ不死身のドラゴンゾンビ…
考えていた中でも最悪に近い状況だ。
ファーゾルトさえ倒すことが出来ればドラゴンゾンビは消滅するが…さて、どうしたものか…
火星解放戦線のメンバーに指示を出したバーサーカーのお父さんは、赤い眼をこちらに向けにっこり笑うと、ドラゴンゾンビに向かって走り出した。
そしてその巨体の下に潜り込むと、そのままドラゴンゾンビを天井に向かって蹴り上げた。
秘薬を飲んだサモナーはフェニックスを召喚しその羽で絶命したお父さんを蘇生させると、メンバー全員をフェニックスの背中に乗せ、同時に召喚した大地の精霊王の力で霧に霞む天井に重力場を発生させた。
天井に叩きつけられたドラゴンゾンビを追うように飛び立った火星解放戦線のメンバーは、そのまま天井を舞台とした戦闘を開始する。
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千葉県:なるほど!その手がありましたね!
下僕:パーティが一つ減ってしまったので予定通りとは行きませんが、残り2つのパーティだけでも何とかなるでしょう。
民号:ではみなさん。お願いします!
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貧乳はステータスのメンバーが後方に下がると、残る2つのパーティは少し時間を開けながら順番に、毒々しい色の秘薬を飲み始める。
すると身体は赤く変色し、頭の上に数字が現れカウントダウンが始まった。
2つのパーティのメンバーは前衛職や魔法職に関係なく次々とファーゾルトに襲い掛かる。
ファーゾルトが棍棒を振り下ろすと、ナイトがそれを軽々と受け止め、アイアンゴーレムがその棍棒を粉砕する。
2人のモンクは巨大な腕を駆け上がるとファーゾルトの両眼を潰し、魔法職のメンバーは味方もろとも攻撃魔法で吹き飛ばす。
彼らが飲んだ秘薬は通常ではあり得ない力を得る代わりに、時間が来れば必ずロスト状態となる薬。
ロスト状態は通常の死亡とは違い、ボス戦の場合は討伐し報酬の分配が終了するまで復活できない。
12人のメンバーは次々と消滅し最後のメンバーが消えた時にはファーゾルトのHPはほとんど無くなっていた。
あと一撃。
そう思った時、天井からドラゴンゾンビが落ちてきた。
火星解放戦線のメンバーもまた同じ秘薬を使用し、最後のひとりになろうとも、今のいままで持ちこたえていてくれた。
ありがとう…
俺はみんなに感謝しながら爆裂魔法を発動させた。
ファーゾルトを中心に光の輪が広がり、ドラゴンゾンビを巻き込むように爆炎が燃え上がる。
参加した24人のうち、生き残り報酬を獲得できたのは俺たち6人だけ…
出現したボス3体分の報酬は俺たちだけで分けられる量ではなく、ほとんどはそのまま放置するしかない。
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希望:民号さんは武器とか交換しないんですか?こっちの方が強そうですけど?
民号:性能は良いんだけど、なんか、可愛くないんだよね…
千葉県:なんです?乙女的なアレですか?民号が乙女的なアレですか?ん?
民号:…。
〼田:…。
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獲得した報酬のうち、結局装備を交換したのは希望ちゃんだけ。
彼女が手にしたのは〈希望の杖〉
攻撃力はそれまで装備していたものと変わらないが、アイテムとして使用するとチーム全員に魔法の障壁が出現し、どんなに強力な攻撃を受けてもHPが1だけ残る。
戦闘中に一度きりしか使えないが、これからのボス戦では必要になる場面もあるだろう。
報酬の分配を終了すると扉が開き、外で待機していたメンバーも入ってきた。
でも、彼らはここまで…
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お父さん:…私たちは…またもう一度、この迷宮に挑戦します。…そして必ず、最下層に刻まれた貴女の名前を見に行きます。
希望:…うん…本当にお世話になりました…本当にありがとうございました…
お父さん:…私たちは自分の為に、自分がしたいと思った事をしただけです。それに、お礼を言うのはこちらの方です…ありがとう。
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彼らは貧乳はステータスと机上登山部のメンバーに残ったアイテムを渡し、ボス部屋を後にした。
彼らはボス部屋の外でPKによる相討ちで自害し、迷宮の外で待機する後発隊と入れ替わる。
あと五層…
ここから先は一切の情報がない階層。
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民号:いよいよ後半戦ですね!
希望:…がんばります!
暴君:あぅあ〜
千葉県:やばいな…戻らんぞこれ…
〼田:…。
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まあ…大丈夫…かな?
◆
霧の谷の迷宮第六階層から下は、それまでの階層とは趣きが全く異なっていた。
巨大な縦穴が地下深くまで続き、壁伝いに階段を降りていくと、ボスの待つ闘技場が現れる。
そこにはそれまでに登場したボスが2体同時に出現し、ボス戦に参加しないメンバーは闘技場の客席部分から、その様子を観戦する事ができた。
そしてボスを倒して下に降りる次の階段に向かうと、闘技場は跡形もなく消え巨大な縦穴はどんどん深くなっていく。
ザコモンスターは一切出現せず、謎解き要素もまるでない、ただ下に降りていくだけの巨大な縦穴…
最下層まで降りた時にはもう、五層分を打ち抜いた薄暗い天井は目を凝らしても良く見えない。
モンスターの鳴き声も、動く気配も感じない空間は静まり返り、隣で咳き込む希望ちゃんの乱れた呼吸の音だけが響いていた。
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下僕:大丈夫ですか?!
希望:…大丈夫!まだまだ行けます!
千葉県:少しでも休んで下さい。攻略のヒントを掴むには、まだ時間が掛かりそうですから。
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霧の谷の迷宮最後のボス。
そのボスのHPを削るため、すでに3回挑戦しているものの、どれも入ってすぐ、ボスの名前も姿も確認できないまま全滅させられている。
いま闘技場にボスはいない。
でも攻略のためメンバーが闘技場内に入ると、それまでとは違い縦穴全体が霧に包まれ、中の様子が確認できなくなる。
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暴牛:防御魔法や秘薬も効かないという事は、ボスの即死攻撃かも知れません。
林檎:始まってすぐに使ってくるのがいやらしいですね。
猛虎:でもいままでそんな攻撃食らったことないニャ!
生姜:それにあの全体を包む霧も気になります。あの霧がボスの能力によるものなのか、この迷宮の仕掛けによるものなのか…
砂糖天麩羅:まずは検証してみましょう。攻略のカギはおそらく希望ちゃんが握っています。
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それがどんな攻撃方法かは分からないが、まずはボスの即死攻撃を凌がなければ話しにならない。
俺たち貧乳はステータスは林檎隊と生姜隊、そして猛獣戦隊の4つのパーティで闘技場の中央に向かう。
霧が発生するのはチームが中央に立った時…
でもその前に…
希望ちゃんは手にした杖を頭の上でグルグル回す。
すると緑色の光が全員を包み一人ひとりに光の障壁が出現する。
これが即死攻撃を防ぐ方法…なんだろう。
不公平になるからと頑なに攻略法を教えてくれない下僕さんが、この杖を捨てようとした時パニクっていたからね。
全員が中央に立った時、上からすごい勢いで霧が降りてくる。
霧は俺たちを包むとそのまま広がり、縦穴全体へと拡散していく。
霧は隣に立つ仲間の姿も確認できないほど濃い…
ここまでは聞いていた話しと同じ…
この後みんな一瞬で死亡することになる。
その時聞こえた小さな音…
小さな咆哮…
その音を聞いた瞬間、俺たちを守っていた障壁はHPを1だけ残して弾けとび、見上げた先にはなんとも耳触りの悪い音を発する生物が旋回している。
あれがボス…
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千葉県:希望ちゃん!
希望:おまかせあれ!
民号:みんな周囲を警戒して!
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希望ちゃんが用意していた回復の秘薬を全員に振り撒きHPを全回復させた瞬間、縦穴全体に広がっていた霧は数え切れないほどに分裂し、無数の小さな霧のドラゴンへと姿を変えた。
その中央…ゆっくりと闘技場に降りてくる白いドラゴン…
それは今まで見てきたどのドラゴンよりも小さく美しい姿をしていた。
小さいとはいえ人のそれより数倍は大きい白い羽毛を身に纏うドラゴンは、俺たちを見下ろすように降り立った。
表示された名前は〈霧の竜王ファーフナー〉
ニーベルングで初めてみるドラゴンの最上位ドラゴンロード…
歴戦の冒険者をも畏怖させるに足るその姿は、まさに王の名に恥じぬ威厳を感じさせた。
◆
ファーフナーとの戦闘が開始されてからどれくらいの時間が経っただろう。
ファーフナーが上空を見上げると、縦穴を埋め尽くしていた霧のドラゴンが闘技場の客席部分で待機する控えメンバーに襲い掛かった。
レベル自体は低いものの、その余りにも桁違いの数にメンバーも苦戦を強いられる。
でもそんな控えメンバーの戦闘にも意味があった。
ファーフナーが現れた時の即死攻撃は霧を使っての攻撃だった。
ファーフナーが上空に飛び立つと散らばっていたドラゴンは霧に戻り、ファーフナーの小さな咆哮を合図として闘技場にいる俺たちを攻撃してくる。
だけど数を減らしてくれたおかげで、なんとか全滅だけは避けられた。
2度目は1人、3度目は4人…霧が減れば減るほど助かる人数は増えていく。
霧の攻撃はダメージではなく、一発で死亡状態になる特殊攻撃。
だから助かったメンバーはノーダメージで、自らの回復より仲間の蘇生を優先できた。
でも、そうと分かれば話しは早い。
霧を全て消し去ることが出来れば仲間はボスとの戦いに集中できる。
客席全体に散開したメンバーは秘薬を飲み、再びドラゴンの姿に戻った霧に襲い掛かる。
前衛職は群がるドラゴンを走りまわってかき集め、魔法職は一ヶ所に集まったドラゴンに広範囲魔法を叩き込む。
回復職は仲間が少しでも長く戦えるように回復と神聖魔法で攻撃し、攻撃職はその高い攻撃力とスピードで討ち漏らしたドラゴンを始末していく。
霧は消えた。
必ず夢を叶えてね。
客席にいたメンバーはそう言い残すと、手を振りながら消滅していく。
六層以下の闘技場の客席部分はボス部屋扱いではなく、そこで死亡した者はみんな迷宮の入り口へと転送された。
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希望:…ありがとう…
下僕:まだ終わっていませんよ。
千葉県:そうだよ。みんなの為にも、さっさとあいつをやっつけよう!
民号:来ます!
暴君:ラリホーー!!!
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霧は消えたがファーフナーのHPはまだ半分近く残っている。
ファーフナーは霧が消えて以降、上空からの攻撃のみで一切闘技場に降りてこない。
お決まりの重力魔法は無効化され、ファーフナーの素早い動きにはアーチャーや魔法職の遠距離攻撃もあまり役に立たない。
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闘犬:なんとかせねば!
猛虎:ポチ!アレをやるニャ!
闘犬:アレ?…アレってこの間、絵に描いてたヤツ?…やだ…
猛虎:良いからやるニャ!
闘犬:ヤーーーー!!
猛虎:喰らえ!ス○イ○ブ○リ○ーン!!
ゴキッガンッ
猛虎・闘犬:ギャーーー!!!
〈ファーフナーのブレス攻撃〉
猛虎・闘犬:ギャース!!
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何がしたかったのだろう…
闘犬は寝っ転がって足を上げる→猛虎が闘犬の足の上に乗る→ああっお互いに足で押しあって高く飛ぼうということね→猛虎はその場で少しも上がらず足がピーン!→顔から落ちる→闘犬は股関節から嫌な音がする→股を割られる→ファーフナーの攻撃→2人とも死亡→以上です!
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妖狐:…諦めるな。戻ってこい!リザレクション!×2
猛虎:おのれー!今度はツ○ンニャ!暴牛隊長お願いします!
暴牛:えっ?!
ゴキッガンガンッ
〈ファーフナーのブレス攻撃〉
暴牛・猛虎・闘犬:ギャース!!
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もう説明は良いよね?
さて、おバカさんたちの珍攻撃に気を取られ、すっかり油断していたファーフナーの背中には、下僕さんが普通にジャンプして飛び乗っていた。
下僕さんは翼への連撃から双剣を付け根に突き刺し、魔法職全員はそれに合わせて雷撃系の魔法を発動する。
上空から降り注ぐ幾多の雷撃により下僕さんの身体は蒸発し、ファーフナーはその衝撃で闘技場に叩きつけられる。
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下僕:(蘇生お願いします!)
希望:諦めるな。戻ってこい!リザレクション!
千葉県:良ーし!!行っけぇーー!
暴君:らめぇぇぇ〜!!
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身悶えするように突っ走るミスリルゴーレムは、再び上空へ逃れようとするファーフナーの首にしがみつき、そのまま押し倒す。
そこに林檎隊と生姜隊が両翼にそれぞれ攻撃を加え、翼を破壊されたファーフナーは顔を殴り続けるミスリルゴーレムを振り落とすと、不思議な踊りを踊り続ける暴君へ向かって突進を始めた。
だがそうはさせまいと突進を続けるファーフナーの前に暴走状態となった暴牛が立ちはだかり、ファーフナーのブレス攻撃で身を焼かれながらも両手斧でなぎ払い、ファーフナーの両眼を斬り裂いた。
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〼田:行くよ希望ちゃん!
希望:はい!
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俺と希望ちゃんは用意していた秘薬を飲み干すと、俺は希望ちゃんをおんぶして走り出した。
のたうちまわるファーフナーのHPは残りわずか。
俺はマジックミサイル2発と素手による攻撃を1発入れると、おぶっていた希望ちゃんを放り上げた。
ポコッ
闘技場は静まり返り、ファーフナーの体は淡い光の中に霧のように消えていく。
そしてその光は薄暗かった縦穴を優しく照らした。
秘薬を飲んでいても俺たちの中で一番レベルが低く、ましてやプリーストの希望ちゃんの攻撃ではファーフナーにはダメージなんてほとんど与えられない。
だけど、そんな彼女の小さな力は、この迷宮の最後のボスを打ち倒し、彼女の夢を自分の手で勝ち取る力となった。
生き残ったメンバーの叫び声が闘技場と縦穴全体に響き渡ると、闘技場を見下ろす客席部分の祭壇に、それまで無かったはずの大きな石碑が現れる。
そこには彼女が生きた証し…
希望の二文字が刻まれていた。
何とか今月中にこの章だけは…
がんばります╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ !
先日腰をやって、今サポーターを巻いて書いている十でした。




