表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
46/191

天然さんには

ガルバディ帝国まで三分の一を切りましたので、予定通り馬を繋げ4WD車を引っ張っもらいますが‥‥‥車が3トンを軽く超えているので馬一頭ではと、二頭で引く事になりました。


で、御者はなんと僕です。

イレイはともかく、エレムまで馬に乗れるのですからね〜。

て、事で僕も馬に乗れるようにとの事で、かな〜りしごかれましたよ。特にイレイからは。(やはりエレムの件が関係しているのですかねえ)


で、ですね御者の乗るとこはかなり高いとこにあるので見晴らし?は結構良いですよ。

ミレンを助けた時に御者の所乗ったんじゃないの、て言われれば、あの時はミレン達を助けるのに必死でそんな余裕なかったですからね。


で、この馬二頭、僕の事が気に入ったのかは知らないですが‥‥僕に顔を擦り付けて来るんですよ。最初はライミさんとクリエラさんに行くのかなと思っていましたけど、

なんて言うんですかね、動物には分かるんですかね、ライミさんとクリエラさんは目は凄くクリクリして可愛い目をしているんですが、二人共凄い腕の剣士なもんで目の奥に何か鋭いものを馬は感じとったんでしょうね。


ですから馬の操縦?馬を操るのは凄く楽でしたよ。この二頭とも僕のゆうことを素直にきいてくれますから。


しかし車から馬車のスピードに落ちましたからガルバディ帝国までどの位かかるかアイに聞くと、


「ヤク、サンジカンホドデス」


「うひゃーああ!三時間御者ですか」


僕が言うと


「私達が順番に代わりましょうか?」

とライミさん。


「あっ、いいよ。ライミさんとクリエラさんはいざって時に体を休めていてよ」


「けど‥‥それでは光様が‥‥‥」

とクリエラさん


「本当にいいですよ。だいたい本来なら男の僕がライミさんとクリエラさんを守らないといけない立場なのに」


「そ、そんなこと‥‥‥///」

クリエラさん少し照れくさそうに返答してきました。


「ですので二人共、体をしっかり休ませて下さいね」


「では、お言葉に甘えさせて」

とライミさん。


「‥‥‥光様///わかりましたわ」

クリエラさんやはり照れくさそうに言います。







「‥‥‥ねえ、チー」


「なんだい?マー」


「光てもしかして天然さん?」


「なんだい、今頃気付いたのかいマーは」


「やっぱり。クリエラのあの目、明らかに乙女の目になってるよ」


「あははは、これは面白いのが見られるかもね」


「ほんとーーに光は!僕というのがありながら!プンプン!!!」


そんな事をチーとマーが話してますよ。

僕はそんな事言われているとは知らなかったですけどね。




◇◇◇◇





そしてよいよガルバディ帝国に到着し、入国します。

流石アレム大国と同じ規模の国。

城壁?の様な高さは10メートルはあるだろうか、それがまるで万里の長城の様に長く地平線の方まで続いてます。

で、壁の中に四、五メートルはあるかの門が開いていてそこで入国審査をしています。


アレム大国の時はメイルが居たので顔パスでしたが‥‥‥

今回はプリム小国のアレク王の書状を出します。

で、ですねガルバディ帝国の警備兵に


「貴殿が今回の国王代理の者か?国王代理が御者とは余程プリム小国は人手不足と見える」


と兵達に笑われましたよ。


「なあ!馬鹿にするなあ!」


とライミさんが言うとクリエラさん、ライミさん二人は剣に手を出そうとするが、僕が手で合図して静止させます。


「まあ、確かにあなた達の言う様にプリム小国は人手不足です。ですから僕が新たな商売のやりとりが出来ないかとこちらの国王様に交渉しに参りましたんです」


「そこまでプリムは深刻なのか‥‥‥」


そう一部の兵に哀れむ様な目で見られ入国審査はすんなりとパス出来ました。


「二人共、短気は損気だよ」


「なんですの?その言葉は?」

クリエラさんが言うと


「"気が短いとろくなことにならないよ"てこと。剣もそうでしょ、落ち着いて相手を見れば相手の動きがわかるって」


二人共、お互いの顔を見ると僕の見る目が変わりましたよ。


で、ですね長いこと車に腰掛けていたので近くに馬車が止める場所を見つけるとそこに馬車を止め、


「背伸びをすれば気分も変わるよ」


「「はい」」


で、車のドアを開けクリエラさんからおろします。


「どうぞお手を」


と僕は紳士らしく振舞うとクリエラさんはなんだかあたふたしてますよ。

で、手を取ると車から降ります‥‥‥‥‥


「どうかした?」


「///えっ!///いえ、な、なんでも///」


恥ずかしそうに言ってます。

で、ライミさんをおろした時、ライミさんのドレスのスカートを靴で踏んでたおれそうになり


「きゃあ!」


「あぶない!」


「ドシーーン!」


いやあ、こういったアニメである場面て起こるもんなんですね。

僕の上にライミさんが覆いかぶさりましたよ。

しかもライミさんの‥‥‥胸元が‥‥‥顔の近くに‥‥‥。


「///あっ、ひ、光様‥‥‥あ、ありがとうございます」


「えっ、あ、どういたしまして」


とライミさんは僕からどきます。で、でですねえ、クリエラさんを見るとなんだか顔が膨れてますよ。いや、あれは怒っているんですかね?


チー、マー、クリエラさんどうして怒っているの?と聞くと、


「さあ〜」


「天然さんには僕は教えません!プンプン!」


マーまで怒ってますよ。


なんで怒っているのか誰か教えてくださいよおおおおおおおおおお!!!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ