番外の間1:仮装大会前
Halloweenということで、でてきたキャラ全員使ったオリジナルストーリーです!
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今、祭り...いや至福を求めての戦争が始まろうとしていた。
「お前らぁー!お菓子は好きかー!」
「イェーイ!」
「てことはもうこれしか...これしかねーだろー!名付けて『お菓子争奪戦 仮想大会』の幕開けだぁー!」
「イェーイ!!!」
今ここに食欲の塊共の戦争が幕を上げた。
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「ルールは簡単。誰が仮装して一番を取るかだ。因みに審判は、我が妹のメイがするぜー!」
「えー私も仮装したかったー。ティタニアさんと一緒に写真撮りたいしー!」
「そう言うなよ妹よ!きちんと代役は用意してある!」
「よかったぁー。もし用意してなかったら、ニート兄の死体を見る事になってたよー。いやー、危ない危ない」
と妹がとんでもないことを口にした。
「いや、兄思いのお前に俺を殺すなんてできねぇはず...じゃあ」
「私ですよォ!」
「やっぱりか!」
妹を裏で手引きしていたのは、死の王 アンタレスだった。エアリエルの実妹がただの犯罪者と手を組んでいるとなると、それは兄として不覚だ。と、エアリエルは心の中で理不尽な反省をした。
「んじゃ、開始は1時間後!思い思いの仮装をしてこい!!」
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『随分と騒がしいと思って起きてみれば...面白そうなものをやっているではないか』
「天使か。オハヨーさん。お前も参加してみるか?」
そこには、エアリエル...いや、アリエルと契約天使が立っていた。
『いや、いいよ。大体私の今の主はエアリエルだ。勝手はできないよ』
「いくらお前でも少し傷つくなぁ。久々の再会だってぇーのにさ。てか、お前が会いにきたんじゃん。なに?恋しくなったの?」
『馬鹿を言うんじゃないよ。大体私の主は初代から同じ容姿で似たような事を言い出す』
実際のところそこ通りである。
「だから寂しくないってかー?そりゃまじで傷つくなぁ。てか、俺あんなうるさくねーよ?」
『たしかにな。...そうだ、アリエル君は仮装しないのか?』
「いや、仮装してんじゃん」
『?どこがだい?』
「いや、全部だよ」
アリエルは普段となんも変わり無く普通の格好をしていた。
『すまない。私には普段着ていた服にしかみえない。一体何の仮装をしていると言うんだい?』
「エアリエル」
『なるほど。実に面白くない案だ。君達にしかできない仮装だね』
「達ってなんだよ。...まさか!俺の前の代も来てんじゃねぇだろうな!?」
本編にはリエルという名がもう出ててきているため、当然来ているのである。
『どうだろうね。しかし私にはあそこにいるのが魔導の天才にしか見えないがね』
「魔導の天才...やっぱリエルじゃん!?やっぱりきてるんじゃん!」
リエルはまともに仮装をしていた。しかしなにやら本をずっと読んでいる。
「おいおい...俺が他に2人いんぞ...ホラーすぎんだろ。てかあいつ、魔法書読んでるし。そんなやつ初めて見たわ」
魔法書とは魔法の威力を上げる便利グッズで、中はビッシリ文字で埋め尽くされている。
『正直、君達は色々なところが似ているが特技や趣味は違うようだね』
「いや、魔法書読むやつとかこの世にいんのかよ。」
『まぁそれはなかなかいないがね』
「そうだろ?」
因みにリエルは何の仮装をしているのかというと、かぼちゃである。かぼちゃを頭から被りオレンジ色のマントを装備している。
『じゃあリエ...少し友人に会いにいってくるよ』
「いや、おま今更隠さなくてもいいよ!?てか、お前に友人なんているわけねーし!」
ムスッと天使が表情を作る。
『失礼なやつだね。友人位いることは無い事はないような気がするよ』
「すげぇあやふやだよ!?あと、なんで俺がツッコミにいってんの?俺、本来ボケ担当だよ?」
『担当?そんなの打ち合わせの時には』
「あぁー!あぁー?あぁー!」
急に凄いことを言い出したので、アリエルはとっさに邪魔をする。
『...どうしたんだ?』
「いや!普通そんなの言わねーから!本編じゃなくてよかったけど!」
『因みに本編で言った場合は?』
「まぁ間違いなくクビだろうな。ほら、ドラマとかで俳優さんのプライベート言うことないだろ?それと同じだろ」
天使が珍しく悩んだ表情をする。
『ドラマ?ぷらいべーと?分からないがそうなのか?』
「お前でもカタカナ英語を平仮名で表すと案外可愛く見えるんだな」
『バカを言うな、アリエル。わたしは素でも可愛い。』
「お前キャラぶれてない?」
天使が周りをキョロキョロと何か探している。
「ん?どしたん?」
『いや、リ...友人の姿が見えなくなってね。少し探していたんだ』
「いや、もうバレてるから。友人とか言わなくていいから。...あんな、目立つような...いやあれが今は普通か。でけーカボチャかぶってるやつをものの数分で見失えるのは逆にすげぇな」
────「やあやあ久しぶりに見たと思えば、見つけてもらえないとは。君も鈍ったね。天使くん」
どこからか、アリエルでもエアリエルでもない誰かが話しかけてきた。
『そりゃあ何年か寝てたからねぇ。...久しぶりリエル』
と言うと、また何故か天使がキョロキョロと周りを見る。
「はぁ。相変わらず君もぶれないねぇ。見えないのか?」
『すまないが、声は聞こえるのだが...まさか』
「私はここだ。天使くんの肩の上にいる」
蚊帳の外のアリエルが天使の肩の上を見る。確かに何かある。
『はぁ。好きだねえ君も。さすがに隠系魔法は君の方が上だね。さすが魔導の天才と呼ばれているだけはあるね』
「魔導の天才かぁ。まだそんな呼び方してんだ。俺が生きてたのって120年くらい前じゃない?さすが俺。そこらのやつとは違うね」
口を閉じていたアリエルが口を挟む
「えっとぉ、あのー?」
「ふぁっ!?俺!俺が!え!?なんか、え!なにおま天使くん複製体とか作れるようになったの!?」
『これはこれは面白い反応。まさかここまで喜んでくれるとは思っていなかったよ』
「おい、まず複製体って事を否定してそれ言え」
「え!?あんた複製体じゃないの?」
休みのないリエルの反応に2人は静かに哀れむようにニタニタと笑う。
「なんだよ!お前ら二人して!何をしたいんだ、天使くんは!それと君は誰!」
「はしゃぐなはしゃぐな。うるせぇ。俺はお前の複製じゃねぇ。そして俺はアリエル」
「アリエル?天使くんほんと?」
天使がこくりと頷く。
『驚くことにね。まぁ少し君らは声が違う。そこらへんが私としては救いだな。因みにあの前にいる少年が誰か分かる?』
「?前?んっとぉ......え。なに?え?あれって?え?」
「すげぇテンパってるな。てか、仮装して参加の意思ばっちり見せてんのに司会者をまだ見てないってどーゆーことだよ。逆にスゲェな」
『それに関しては同意だ。別にそれ以外の事に関しても同意だ』
実際、中学生時代に短学科?朝の会とか、帰りの会とかそういうのの司会者を見てない。これは余程興味がないか寝ているかそれがないと見てないというのは不可能に近い。というか、不可能。
「君はどっちの味方なんだ天使くん」
『別にどちらの味方かと聞かれても私は中立な立場にいる。どっちかをひいきするとかそんな事はしないよ』
「いや、主なんでしょ?アリエル...だっけ?もっと忠誠心もたないとでしょ」
『あぁ、今は違うよ。何年か前にアリエルは死んでいる。君とおなじだよ』
「やっぱ俺ら接点おおいよなぁ」
因みにリエルは天使の事を天使くんと呼んでいるが男ではない。容姿は2くらい下の美少女である。黄色の長い髪である。
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その頃エアリエル達は
「ニアー!写真撮ろーぜー!」
「あ、うん!最近全然本編出てなかったから暇だったんだよね。いーなーいっぱい出れて」
「そんなの作者に言えよ。てか、オベロンはどうした?あいつと俺しか最近でてねーのに。準主役みたいなやつとなんでまだ会ってねーんだよ俺」
「あぁ、オベロンね。会場設営で疲れたからって、部屋で休んでる」
「あ、そうなの?...てか俺らすげー裏話を言ってるんだが...いーのかな」
少し2人が沈黙に入る。そして、出た結果がこれである。
「いいでしょ。作者ももうネタ切れだからこんなことしてるんだと思うよ」
「悩んで出た結果がそれかよ。とてもじゃないけどヒロイン枠のセリフじゃねぇな。そーゆーのってボケ担当がすると思うぜ?」
「まぁいいじゃないいいじゃない。それより早く写真撮りましょ。ピザ食べたいの」
「本編のことほんっと考えないね...そういうの知らない設定じゃなかったのかよ」
ふとエアリエルは時計を見る。
「うお...あと、10分しかねぇ。とりあえず俺も仮装すっか。ニアはしねーの?...てか今まで何してたんだよ」
「するにきまってるじゃない。...今までならずっと...大福食べてた」
「全く...、もう、写真はあとでいっか。仮装してからの方がやっぱいいだろ」
「そうね」
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10 分 後
「さぁーて!皆着替えたかー!?じゃあ存分にアピールしてくれ!スタートだ!」
こうして、仮想大会が幕を開けた
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※あとがきぃい
いや、もうここまで困る回はなかったな。まじネタ思いつかねぇ(笑)
続きは明日出します。そうです
珍しく連続して出すのです




