067.人物紹介:セラを取り巻く曲者達【挿絵あり】
Character13
名前 : レイトッド・スカルドホルム
年齢 : 40歳
身長 : 142cm
種族 : 人族
所属する団体 : フェナンブルク王国・王国騎士団
階級 : 二星騎士だったが、初級騎士に格下げ
特技 : 媚びへつらい
魔力適正 : あり
属性 : 不明
無能なる簒奪者、地に堕ちた張りぼての将
侯爵家の一人娘として生まれながら、読み書きすら出来ず、武器も魔法も扱えない無能な貴族。
前王オーギュストに取り入り、実力ある騎士を押しのけて「二星騎士」の座を掠め取った。
シグヴァルド要塞攻略戦では総指揮官を務めるも、敵情視察もせず無策な突撃命令を繰り返し、多くの徴兵された民を無駄死にさせた張本人。
その愚行と、新王ヘンリエッタの策謀により、戦後に責任を問われる形で「初級騎士」へと降格。
さらに一年の自宅謹慎を命じられ、築き上げた虚飾の地位をすべて失った。
ハイネ・フォン・ガリレイ曰く、「致命的に馬鹿」。
部下や兵士たちからは冷ややかな目で見られる、権威主義の成れの果てである。
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Character14
名前 : ヘンリエッタ・イクスピアリ・フェナンブルク
年齢 : 28歳
身長 : 156cm
種族 : 人族
所属する団体 : フェナンブルク王国
階級 : 国王
特技 : 学術
魔力適正 : あり(極めて微弱)
属性 : 水属性(空気を湿らせる程度)
"ヤドカリ"の殻を破りし新王、その瞳は少年を欲す
フェナンブルク王国の第一王女であり、実母であるオーギュスト前王を自らの手で処断し、新たな国王として即位した女性。
かつては部屋に引きこもって学術に向かっており、滅多に表舞台に出ないことから「ヤドカリ王女」と揶揄されていたが、その内面は極めて聡明かつ冷徹な合理主義者。
腐敗した母の治世を憂い、シンシア団長と結託してクーデターを成功させた。
――と、国民は受け取っているが、実のところは自身の欲望に突き動かされた私利私欲の行動であった。
魔力や武力には恵まれなかったが、前王の見栄によって戦場に身を投じた際、 絶望的な状況を打破しようとするセラ・ドゥルパの姿に一目惚れし、強烈な執着を抱くようになる。
自身の欲は如何なる政より優先されると言う、前王であり実の母親であるオーギュスト譲りの性格。
セラを我が物にするという野望のために、 男性が星付き騎士になれない法をねじ曲げ、彼を「一星騎士」に昇格させた。
性欲が非常に強く、城下町のインキュバスが経営する男娼館では"お得意様"として扱われている側面もある。
アリア・ヴェルディスとは恋敵として明確に対立しており、彼女を「王国の敵」と認定し排除を命じている。
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Character15
名前 : ローレル・パルミ(&イェンス・パルミ)
年齢 : ローレル / 24歳――死亡
: イェンス / 20歳――死亡
身長 : 159cm
種族 : 人族
所属する団体 : ゴア帝国・ヴァルキリー隊
階級 : 少尉
特技 : 複合属性魔法
魔力適正 : あり
属性 : ローレル / 風属性
: イェンス / 雷属性
恩愛の念が紡ぐ、悲しき双子の神童
ゴア帝国領の港町、カラドヴィーク出身の双子の魔術師。
かつては「双子の神童」と呼ばれ、アリアに見出されて軍人となった。
妹のイェンスは心臓の病で余命幾ばくもなかった際、自らの魂を「呪いの黒曜石」を用いた技術で魔石化し、姉ローレルと共にあることを選んだ。
ローレルは妹の魂が宿る琥珀色の魔石を胸に、風と雷を融合させた複合属性魔法『霆鳴風之綴<インパルス・ウィスパー>』などを操る。
シグヴァルド要塞戦ではインペリエを守るために奮戦するも、 「呪い」に身体を乗っ取られたセラによる黒雷の嵐を受け、魔石を破壊される。
最期はセラに胸を貫かれ、その魂と記憶、そして風のマナをセラに吸収される形で絶命。
彼女たちの想いと技術の記憶は、皮肉にも敵であるセラの中に継承された。
しかしイェンスの死に負い目を感じていたローレルは、奇しくも自身の死によって本当の救いを得たのだった。
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Character16
名前 : クリスティン・イド
年齢 : 23歳
身長 : 172cm
種族 : 人族
所属する団体 : フェナンブルク王国
階級 : 特になし
特技 : 不明
魔力適正 : 不明
属性 : 不明
英雄の背中を知った、赤毛の荒くれ者
かつて路地裏の酒場で、入団したばかりのセラとフレデリックを執拗に侮辱した赤毛の女性。
当時は男を見下す典型的な王国の女性だったが、徴兵されシグヴァルド要塞攻略戦に参加したことで運命が変わる。
地獄のような戦場で、無謀な命令を下すスカルドホルムではなく、 先陣を切って活路を開いたセラに命を救われたことで改心。
戦勝祝いの酒場でセラに再会した際は、過去の非礼を深く詫びると同時に、 彼の背中を見て「誰かを守る」ことの重さを知ったと語る。
現在は騎士団への入団を目指しており、セラとの再会を誓う同志となった。
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Character17
名前 : インペリエ・アルバスト・ゴア
年齢 : 41歳
身長 : 197cm
種族 : 人族
所属する団体 : ゴア帝国
階級 : 四天将・第二王女
特技 : 土属性魔法・斧術
魔力適正 : あり
属性 : 強力な土属性
敗北を知り、檻の中で修羅と邂逅した戦神
ゴア帝国皇帝ユークリッドの実妹にして、四天将の一角を担う巨躯の女戦士。
帝国内では"女男"の異名で知られるフレデリック・アーケインに密かな恋慕の情を持つ。
身長ほどもある巨大な戦斧と、地形をも変える土魔法を自在に操る。
シグヴァルド要塞にてセラ・ハイネのコンビと激闘を繰り広げるが、セラの奇策と黒雷により敗北。
撤退を選んだが、帰国後に「敵前逃亡」の汚名を着せられ、カノプゼリエ島の地下牢に投獄される。
武人としての誇りを持ち、敵であっても敬意を払う高潔な人物。
投獄中、対面の牢にいた獣人族カルラと出会い、彼女がかつての伝説的な戦士、"慟哭の至達"であることを知る。
釈放後、カルラを軍に引き入れ、彼女の娘を保護することを条件に共闘の誓いを結んだ。
同じく帝国軍のアリア・ヴェルディスを"女狐"と蔑称で呼び捨てるが、過去にイェンス・パルミの犠牲を強いた研究を行ったと、アリア自身から告白を受けたことにより強烈な憤りを覚えた結果だった。
自身の姉であり、ゴア帝国皇帝のユークリッド・フェアリーロック・ゴアを敬愛している。
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Character18
名前 : カルラ・ドゥルパ
年齢 : 33歳
身長 : 155cm
種族 : 獣人族
所属する団体 : ゴア帝国
階級 : 特になし
特技 : 槍術
魔力適正 : なし
属性 : なし
家族のため、母は再び修羅となる
主人公セラの育ての親であり、かつて戦場において"慟哭の至達"として畏怖された伝説の獣人族 。
魔力を持たぬ身でありながら、研ぎ澄まされた武のみで頂点に達したその力は、かつて彼女を討つために結成された千人規模の帝国討伐隊をたった一人で全滅させたほどである 。
「喉が渇けば敵の血を飲み、腹が減れば肉を喰らう」と語り継がれるほどの修羅であった彼女だが、戦場で拾った赤子――セラとの出会いにより、その牙を封じ、慈愛深き母として生きる道を選んだ 。
セラが旅立ってから一年が過ぎたころ、手負いのアリア・ヴェルディスを保護するも、 謎の狂気に包まれた集落の崩壊により故郷を追われる。
アリアを頼りゴア帝国に向かうも、種族間の溝は深く、愛する娘ラビとリリスを人質に取られたことで屈する。
娘達とは離れ離れとなり、カルラはカノプゼリエ島の地下牢へと繋がれることになる。
獄中で出会った帝国四天将インペリエに対し、彼女は「娘たちの保護」を条件に、戦争終結までの間帝国軍に参加するという取引に応じる 。
それは、セラに教えた優しき母としての仮面を捨て、再び血に飢えた修羅へと戻る決意の表れでもあった。
家族を守るためならば、かつての敵国に与することも、地獄の業火に身を投じることも厭わない。
魔物は今再び――戦場へと解き放たれる。




