奮戦
デグ視点です。
きっちり当たれば、ほぼ終わる武器戦闘は牽制と間合いの取り合いだと思っています。
当たっても大丈夫な竹刀の発明は剣術の幅を拡げました。
兄者がオーガに一撃されて動かなくなった。
レイカさまが異国の言葉で叫ぶ。
オーガに気弾が当たる。
気弾が直撃したはずだが、オーガの動きは鈍らない。
自分が守らねばレイカさまが死ぬ。
気合を入れ直し斧を握る。
兄者が光るが動かない。
オーガと一騎打ち。
振り回す武器に互いに技があるわけでない。
ただ腕力と持久力はオーガが勝る。
羽根の様に軽かった戦斧が重くなってきた。
兄者と連携していた時は多少なりともオーガに傷を与えていた。
今はオーガも自分も踏み込みきれず、互いに武器を振り回し牽制している。
踏み込まなければ、互いに致命傷にはならない。
自分の体力が尽きて隙が出来るのをオーガは待っている。
「レイカさま。お逃げください。」
体力が尽きる前に踏み込むしかない。
だがその前にレイカさまには逃げてもらわねば。
レイカさまが詠唱を始める。神聖魔法ではない。
高く、低く、なにかに取り憑かれたかの様に言葉を紡ぐ。
走って逃げても、間に合わない。
泉に跳躍してきた時の転移魔法だろう。
転移魔法が終わり次第、踏み込んで決着をつける。
もし、戦斧が当たれば、オーガとはいえ、ただでは済まないはず。
当たればだが。
この世界の魔法は大魔法、中魔法、小魔法とあります。
マドウが使えるのは大魔法といくつかの小魔法。
大魔法の攻撃魔法使うと、森ごと焼き払うとかになります。
熊を倒すのに、大型ミサイル撃ち込むイメージです。
私の黒歴史がまた1ページ。




