B050.終末へのガーデニング
炸裂!目の前が青白い炎とレーザーの様な光の十字砲火に包まれる、一番重い初撃は緊急回避二連続により無敵時間を稼ぎ回避し、続くDot効果のダメージを防御体制をしながら受ける。Dotは防御で軽減出来ないが、Dotを重ねられている間にノーガードのままCCをされればそこへ更に重い攻撃が来てMPを削られていき、いくら最上級ダンジョンボスの俺でもホームグラウンドであるここの床味をテイスティングする事になってしまうだろう。
「先輩、もう下がってください!」と後ろからロドリコの声がする、俺はその声に合わせて天空神信仰の最強スキルと言われている『瞬間移動』を使用しダンジョン後方の分岐路まで一気に後退する。
「逃がすな!追えぇ!」と前方のテクチャル達が殺意の篭った追撃の構えを見せるが、「はい~、深追いはしないの~。」とのんびりした声も聞こえ、敵飛行部隊の分断には失敗。
熱くなってくれた方が助かるんだがね。
MPの7割を数秒で削られ翼もボロボロになり、体からはシューシューと焦げたエフェクトが立ち上がっている俺は「シルフとアーリーマンの人は無事に下がれたか?」と頼れる相棒に尋ねると、「ありがとよ、魔王さん。」「突出しちゃったにゃあ。」とアーリーマンのローリィジェイさんとシルフのピヨリンさんがお礼の言葉を口にするが、「敵の戦力が知りたかっただけです、助けたのはついでなんですからね。」と答えておく。それを見ていたロドリコは「テンプレートなツンデレ乙っすね。で、戦力は把握出来そうっすか。」と尋ねてくる。
「ああ、敵は二個レイド以上。ダンジョン内部に木馬と野戦砲タイプを持ち込んで来る様な変わり者だ。気になる点がいくつかあるが、今はもう少し下がろう。」と俺は口にすると、丁度ダンジョンの奥からア・ヨグの姉御が率いるギルド『Falling Liliums』の女型モンスターの軍団がすれ違う様に前に出た。
「ヨグ姉、あの軍団になんか対策あるんすか?」とロドリコが俺に回復魔法を唱えてくれる女怪の首領に尋ねると、「現状打開策はないでありんすな、正攻法にしてクソ真面目に攻めてくる大量の敵と既に意味を成さない迷路。さてはて、ガリもニーチェもわちの身内故に不始末はわち等だけで付けたかったが状況は厳しいでありんすな。」と露になっている薄緑色の上半身には禍々しい模様が描かれ、下半身を棘だらけの根で覆い、ハイビスカスの様な色の髪に茨の冠を戴いたモンスターオブモンスターもこの質問には肩をすくめ両手を軽く挙げた。
「あ、あの。魔王様、ここの時間稼ぎを私にさせて下さい。」ととても神性さを感じる声のネレイド、『裏切り者のニーチュア』と影で囁かれ始めている彼女が進み出て俺に向かって頭を下げてくるが、例えゲーム内でも人に頭を下げられると、その、つらい。
「効果があるならそれを頼みたいが、これから地下9階より下層階を作る工事が始まる。だから敵の軍も壁を崩せるようになるので、敵がそれに気づいたらダンジョンの迷路はあまり意味が無い。つまり、その時間稼ぎが本当に通じるなら貴方を信じてみようと思う。」と俺は現状を包み隠さずに伝える、それが謝意に対する誠意と言う物だと以前に聞いた。
「ありがとうございます、では私はここで一人残りますので、ヨグお姉様と他の方は正解のルートでお待ち下さい。ここ地下5階から下の地図は曖昧なままのはずですから。」とネレイドの娘は寂しげに闇の奥を見つめその場に立ち止まった。
「前方に敵1発見。え!?停止!全軍停止ー!」と偵察隊を兼ねるテクチャルの少女グネットが目の前に独り寂しく佇むネレイドを発見する。
その声に対してギルド『故国奪還隊』及び『ロンメルファントム』連合軍の木馬とその随伴歩兵、砲兵隊と回復隊、特攻隊はピタリと進軍を止める。
「ニーチェ!こんな所で何してるのー!」とその姿に気づいたリニアが構えた右腕の砲身を下ろしながら叫んだ。
「グネット!進軍を止めるな!あれは敵じゃないのか!」とロンメルファントムのギルドマスター『変わり者のダン』が停止命令に抗議を唱える。
「ニーチェ~、今は敵同士なんだから前線に来たら駄目よ~。」とユウファイがニーチュアに近寄ろうとするが、「みんな、ごめんなさい…ごめんなさい!ごめんなさい!」とニーチュアはバンシーの様に美しい声で泣き叫びながら分岐路の奥へ消えていった。
「解析班!この分岐はどちらが正解だ?」と故国奪還隊のギルドマスター、ルサミナはこの状況にパワースーツから覗く口元に怒りの形を作りながら尋ねる。
「ネレイドが向かった方がはずれのルートのはずですが、そちらへ向かった意図は分かりません。」と優秀に成らざるを得なくなった解析班長は素早く答える。
「ちっ、グネット!裏切り者はほっといて行軍を進めなさい!」とルサミナは冷たい内容を熱く言い放つ。
「ニーチェ…、マスター、すみません。ミット!偵察隊長の引継ぎお願い。私はニーチェを追いかける!」とグネットは言うとネレイドを追う様に闇へ消え、「グネット一人ハ危ナイ、私モ付イテ行ク。」
「私もー!」「しょうがないデチュね。」「ん~、まぁいいか。」
とパイスもリニアもイトラもユウファイもグネットに続きダンジョンの闇へ吸い込まれて行った。
その様子を厳しい目付きで後ろから眺めていたギルド『Destiny trading』から派遣されていた『観戦武官』のルナーンが戦闘の観戦よりもそちらへ興味を持ったのか、彼もまた続き闇へと消えていく。
スパイへの同情!敵の素早い迎撃!仲間意識が強すぎてここにきて仇になったか!とルサミナは更なる舌打ちを堪えて木馬の尾を拳で打ちつけたがそのパワースーツに包まれた拳と金属木馬の衝突はゴンッという硬い音を出しただけであった。
その姿を見て反応したのか偵察を引き継いだミットが「ルサ、ここまでの侵攻出来たのはグネット達の功績よ。それは間違いない事実だし、行き違いもあったのだから、私達が強く出て良い所では無いわ。」と言った後にミットは正解だろうルートへ向かい偵察の為に飛び去っていく。
「ニーチェ!待ってよ!」とグネットは叫びながら振り向かずに進むネレイドを追いかける。その足取りに迷いは無く、例えそれが罠だと分かりきっていても追わなければいけないと思った。
「ニーチェ!怒ってないし恨んでもいないから!それに私達もネレイドのホーム奪還なんて口約束もしているから貴女に非は無いんだから!」とグネットが大声で叫ぶとニーチュアの動きがピタリと止まった。
「グネット…私汚い女になったよ。」と悲しげな顔で振り返るニーチュアは小さく呟いた。
「ニーチェ、指示を出したのは私、だから気にしないで、ね。逃げないで、また一緒に話して笑って色々考えようよ。」とグネットはニーチュアに『抱きしめる』コマンドを使用し無防備さをさらけ出す。
「ハハッ大丈夫ですよ。『人間は生まれた直後は四つん這いじゃろ?じゃあ地べたに付いたお手手なんて最初から汚れてる様なもんじゃねえか。』ってうちのギルマスが言ってましたからいいんじゃないですか。それに綺麗に生きてくのも疲れません?」と観戦武官として来たルナーンが明るい顔でこの雰囲気を台無しにしてくる。
「ま~、別に怒ってないからさ~。」「ルナーンさんが言ってましたよ!どの道このダンジョンの地下4階までは既に一部で出回っている情報だって!」と続けてユウファイとリニアがフォローに回る。
「うん、ここの地図は結構有名だったけど、それはどこまで秘匿性が守られるかの実験であって。いつかは流出させる予定で、悪いけど貴方達をうちのマスターが利用したんすよ。」と悪びれも無くルナーンは悪意無きギミックの種をバラす。
「私達は利用されていただけだから、何もたかがネットゲーム内で傷つくまでの事はしてはいけないのよ、ニーチェ…。」とグネットは子供をあやす様な声でニーチュアに語りかける。
「グネット、みんな、ヨグお姉様…ごめんなさい。」とニーチュアは謝罪を繰り返した。
「所デナンデ、ルナーンサンが居ルンデスカ」とパイスが憑いて来たゴーストに尋ねると、
「ギルドからの観戦武官として志願して来たんすよ、取引先のギルドの戦闘ですから必見です。」
「あら~リニアが目当てで来たんじゃないんですか~?」とユウファイはリニアとルナーンを冷やかしにかかるが、
「ルナーンさんとはデザインのセンスは近いけれど音楽性が違うからそこが問題です!」とリニアは照れもせずに堂々と交際時における問題点を口に出す。
「エ?音楽性ノ違イッテ重要ナノ?」とパイスは驚く。
「ルナーンさんは頭がニューメタルで私は古典シンフォニックメタル!これで通じる!?」とリニアが主張するが「何それ、変なの~。」「知らない世界デチュね。」「アア、タマニヤル、カラオケ大会ノ歌ッテソウイウノナンダ。」と皆が仲間内でしょうもない人間関係をネタに笑いで世界を包もうとした。
「ぐ、俺は、そうだ、酒瓶、飲みすぎて。頭がイタイ…。」周囲を見渡すと時は既に正午過ぎ。
酒瓶とオツマミが転がる自室のベットの上で、なんだったか?とりあえずHMDを確認するが、ちょっと酒とゲロみたいな臭いがするのでウェットティッシュで念入りにぬぐう。
HMDは密閉式な上に感覚操作も付いた最新式の奴なので大事に使わないといけない、これも仕事の内だ。
仕事?そうだ、俺はゲームが仕事みたいな状況だ、早くゲームに戻らなければ。
と近くにあったミネラルウォーターのボトル空けその水を口に含みゆすぐ様にしながら飲み込む、家族がいた頃にこれをやったら下品とよく言われたが、その声は既に遠くへ置いてきた。
密閉式HMDの見た目はジェット戦闘機乗りが被るヘルメットに似ているので、HMDを被り続けて飲み物を飲むには長めのストローが口元に当たるように刺さなければならない。
「うん?Sympaxiのメッセージログが多いな。なんだ、調書と出頭命令?」
ふむ、とがりるんの中身は考える。さっぱり覚えが無い、あると言えばあるよ、だって日々ロクでもないプレイスタイルでゲームしているからな。でも、ビータ君とヨグの姉御からここまで苦情が来る様な事をしたかな~。と思いながらその調書とやらに目を通してからがりるんの顔は一気に青ざめた。
『マギラ3ちゃんを救う会チャットルーム』
*がりるんさんが入室しました*
カラシニコブ:ブハハハ!こいつ本当に引っかかってやんの!
ビータ:あえてこちらの部屋に呼び出した理由は分かりますか?
がりるん:そりゃー、ゲーム内で懲罰なんて出来ないからだろ?でも記憶にねえんだよなあコレ。
エールート:ハニートラップって実在するんですね。
アルカントス:すみません、私の元部下に教育が足りませんでした。
ビータ:がりさんが将軍の元部下だって噂本当だったんですか!?
がりるん:俺は平、将軍は所長だ。格が数段上だからあんまり接点は無かったよ。
ア・ヨグ:この度はわちの身内二人による不始末よ。恥ずかしくて顔も上げられないでありんす。
カラシニコブ:さて、新たなる悪魔よ。お前はこのマヌケに対してどういう対処をする?
ビータ:懲罰~う~ん。思うんですけど、がりるんさんってファンタジーな人だから出来るかな~って思うんですよ。
エールート:何それ、すごい興味深い。
アルカントス:社会からはずれて生きる孤独なネットゲーマーがファンタジーですか。
カラシニコブ:何それ、ちょっと面白そうだから実行してみて。
ビータ:さっきヨグの姉御から吹き込まれた事なんですけど、機械仕掛けの神に祈ろうかなって思いまして。
エールート:あ、用事思い出したので落ちますね。
*エールートさんが退室しました。*
アルカントス:見届けるのも人生の修行だと思いますけどね。
カラシニコブ:実際ノーザンライツ所属はファンタジー人間だからな。それがどこまで現実を侵食しているかワシには分からんけど。まぁ、実在して何か出来るのは知ってるわい。
アルカントス:これから増えるでしょうねそういう事、ノーザンがそれだと知ったのは最近ですが。
がりるん:どういうことだよ!おい!
ビータ:がりさんは自分の身が可愛いならもう少し自棄にならずに生きた方が良かったんじゃないですかね。
がりるん:我が身は確かに可愛いが人間って奴は興味心を消せないだろ?
ビータ:そうなんですが、ちょっとHMDを一回はずして貰えますか?
がりるん:それくらい…は、はずれ!?いや普通に脱げたけど。
ビータ:じゃあ、お願いします、デウスエクスマキナ。
がりるん:ちょ…え!?部屋の電子ロックが開いた!?あ、閉まった、また開いた!?
ビータ:他にはどうですか?
がりるん:エアコンが勝手に動いて暖房40度になった、何コレ。
ア・ヨグ:つまり、事と次第では我々は既に神罰を受ける身となった訳でありんす。
カラシニコブ:うわ、電子化とネットワーク化こええな。
アルカントス:私はアナログ派なので無線機器は置いてませんよ。
ビータ:こんな感じで、もし深酒して意識を失ったらセキュリティや環境設定をいじられてそのまま孤独死する可能性があるんですよ、これをファンタジーや魔法と言わずなんでしょうか?
がりるん:…ビータ君、アレと取引しちゃったの?
ビータ:いや、今回は「体験版」と言われただけですからセーフじゃないかなあ。
がりるん:で、俺に対する罰はリアルへの攻撃か?ゲーム内での公開鞭打ちか?
ビータ:いえ、一つ約束してくれれば結構です。内容は天魔のダンジョンを最後まで守り通して最後に俺のお願いを聞いてくれればみんなハッピーエンドですよ、たぶん。
がりるん:この惨状からハッピーエンドに繋がる道筋が見つかったのか?
ビータ:カラシさんが撒いた種の花を育てようかな~と俺なりに思っただけですよ。
カラシニコブ:ほう、言うようになったな。確かに色々種は撒いたが起爆方法が難しくてな、お前がやってくれるならありがたい。出来れば一番でかくて綺麗な花火を上げてくれ。
ハッチマン:新しい物語を作ってください、私が作詞作曲しますので。
ビータ:ハッチさん…もしかしてドラカマと果たし状とかの曲書いてるの貴方?
ハッチマン:ええ、私が書いてますよ。歴史に残したいくらいの物語を私は歌い続けましょう。
ビータ:果たし状のアレ修正しません?ちょっと美化しすぎじゃないですか?
ア・ヨグ:あれは見ててもちょっとこっ恥ずかしいでありんすな。
ハッチマン:駄目です、修正は認めません。
カラシニコブ:さて、わしも新しい仕事が出来た様じゃしな、またの。
*カラシニコブさんが退室しました。*
がりるん:さて、処刑人殿。俺のロールを聞こうか?
ビータ:何、簡単ですよ。人の願いを叶えればいいんですよ。ロールはサンタクロース?
ハッチマン:少年、私の手助けは必要かな?
ビータ:いえ、ハッチさんは強すぎるので今度はもっと良い歌を作曲してて下さい。
ハッチマン:安易に手に入る力に振り回されない、大事な事ですね。例え貴方が本当に世界を滅ぼせる魔王だとしても、私は貴方がちゃんと魔王としての物語を紡ぐ事が出来ると知っていますよ。
ビータ:おだてないで下さい。では、ロックンロールと行きますか。
ピンポーンというチャイムが階下より響いた、「上がってくれー。たぶん熱中症だとは思うんだがな。」と俺はその客人を連れて二階へ上がり、うつ伏せになってスヤスヤと眠る妹を指差して言うが、そこでパチーン!とジノーこと紅葉に思いっきり頬をビンタされた後に、「お兄さん、頭がファンタジーですよ。」と厳しく言われ俺は顔をしかめるしか無かった、返す言葉もございません。
紅葉は手際よく妹の上体を起こして濡れタオルで汗を拭ってやりながら道中で買ったらしいスポーツドリンクを少しずつ飲ませ始める。その状況を見ていた俺は「妹はお前に任せた!」と伝えると、「お兄さん、マロンちゃんの下着取りますから早く出てってゲームでもしてて下さい。」と呆れた様に溜め息を付いてから俺を追い出しにかかる。
背中越しに「困った兄妹ですね。」と聞こえたが俺はお前を信用しているからな!
HMDを装着、虹彩認証 音声認証通過。物悲しいBGMをスキップ。
「現実もファンタジーも一筋縄で行かないもんだな!」と俺は呟き戦いの地へ戻って行った。
・観戦武官
第三勢力が戦闘の観察とデータを取るために送り込む将校。ネットゲームにおいてはプロレイドやPvPギルドのイベントに身内プレイヤーを送り込んでノウハウをマネる事が多いのでネットゲームでは実に有効な手段である。
・ネットゲームでトラウマを受ける
結構多い、筆者自身にもあるし「こりゃ心に傷が残るな~。」という事態までに人を追い詰めてしまった時もある。結果、能天気か狂人か聖人しか周囲に残らなくなる私の人間関係であるが、ネットゲームも現実も続けていく限り新しい出会いと別れは何度も体験しなければならない。傷つかないで生きていくのは実に贅沢であるし幸せには繋がらないと思うので人生効率が悪いと思う。
・密閉式感覚操作HMD2036年モデル、198000円
フルフェイス型で口元にはドリンク用のアタッチメントが付いている、発汗や呼吸による蒸気対策の為に換気及び熱交換機を搭載する為に重量がある。基本的には寝ながら使用か天井から吊り下げて使用する。
密閉式のメリットは無論その防音性であるが、首の骨を折らないように運用して下さいという注意書きがあるくらいに危ういハードウェアである。軍用としては不採用だった為にお値段が少し高い。
・カラシニコブの仕事
国家機密であるが、暴走したAIによる人的被害の計算と可能性及び交渉可能なAI群との交渉がメインの仕事であるが、現状では尻尾を掴めず取引経路も限られているので実に暇らしい。
という設定が別作品のスピンオフの時に出るかも。
・9月中頃に一時北海道へ帰省した後に福島の友人に会いに行くつもりなので、それまでに三章は終わらせる予定です。
プロットとして残りは、オープンベータ覇王軍編とマギラ2の新クエストとマギラ3正式サービスで本作品主人公が受験勉強期間に入る為に終了となる予定です。今年中に終わるかな?
ネットゲーで身を崩して主人公がニートになるルートはありません、理由はこの時代でのニートゲーマーは結構普通になってると思うので不採用とします。
筆者も学生時代には「後二回遅刻で留年。」「卒業したければすぐにインターンから就職しろ。」等と脅迫を受けてからなんだかんだで社会人にはなっていて、それでも準廃人プレイヤーくらいは維持出来てたのですが、所帯と仕事を持ちながらネットゲームをプレイしてる人もそこそこ居て、それらの人がMMORPGプレイヤーの理想系と筆者思えるのでその方向に向かわせるつもりです。
これが出来る人は恐ろしくエネルギーがある人ばかりですよね。
先人ギルドマスターの教えを実践しながら主人公がギルマスへ至ったり様々なギルマスと出会って、イチプレイヤーという視点を超えていく作品という当初の目論見は成功したかは今も分からない。