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25話 書店

気力があまり回復していません。

チェック終わった分をとりあえずあげます。

自分の体力のなさに愕然としています。すみません。

楽しんでいただければ幸いです。

3人は、学園の食堂で昼食を摂って帰ることにした。しかし、食堂に行くと、そこはあまりに多くの生徒で賑わっていた。イレイシアは、自分が遅くなってしまったからだと思い、2人に謝罪する。ミルアもシャーラも、まったく気にしていないと言っていたが、イレイシアは罪悪感を感じた。

大人しく順番を待ち、遅めの昼食を摂った3人は、一度寮へと戻る。寮に荷物を置くと、午後の過ごし方を話し始めた。


「じゃあ、今日はどこ行きたい?あ、もちろん動かなくて読書とかでもいいんだけど。」

「私は別になんでもいいぞ。」

「わ、私も。イレイシアは何がしたい、の?」

「そうだなぁ。あ、そうだ。私、少し調べたいことがあるんだけど、図書館にまた寄ってもいいかな?」


2人の了承を得て、イレイシアは図書館へ行くことにした。もちろん、魔力と魔術について調べるためだ。

図書館につき、イレイシアは司書へと声をかけて、入門に当たるような魔力と魔術の本はないか聞く。しかし、返答は芳しくなかった。


「実は、魔術関連の本というのは、扱いが難しいものが多いのです。それで、基本的には貸し出しは行いません。もし、知識を得たいのであれば、やはり先生方に聞くのが一番でしょうね。」

「そうですか・・・。ありがとうございます。」

「とはいっても、方法は無い訳ではないのです。」


少し意気消沈したようなイレイシアに、司書は1つの住所を教える。司書によるとそこは、知り合いが経営している、古本屋なのだという。

イレイシアは、ミルアとシャーラの了承を得て、そこへ向かうことにした。3人が行くのを見送り、司書は言う。


「ふふ、なかなか見所がありますね。今度こそ、繋がってくれるといいのですが。」


その呟きを聴くものは、静かな本たちだけだった。


司書が教えてくれた住所は、学園からさほど遠くはないが、入り組んだ路の先にあり、行きづらかった。おまけに、表の看板が出ているわけでもなく、普通の古民家といった様相だったので、イレイシアたちは少し不安になった。


「お邪魔しまーす。」


イレイシアが、店先で扉を開けて訪を告げる。すると中から、待っていたよ、と嗄れた声で応えがある。イレイシアが中に入ると、そこには大量の本に囲まれて、書き物をしている老人の姿があった。


「あの、私学園の」

「知っているよ。どれ、こっちに来なさい。とっておきの本を見せてあげよう」


イレイシアが声をかけると、老人はそれを遮る。先程から、まるでイレイシアの行動を予見しているかのような言動に、イレイシアは戸惑いが隠せない。


「えっと」

「なに、大したことじゃない。魔術ですらないよ。魔力は絡んでいるけれどね。儂は、あらゆる流れをぼんやりと眺めているだけさ。」


またも遮られ、応えの意味もよく分からず、イレイシアは疑問を浮かべる。だが、老人は薄く笑い、いずれ分かる、と言うだけだった。

先程言われたように老人の方へ進むと、老人は一冊の本を手渡して来た。ひどく古い本のようだが、中は傷んでいなかった。パラパラとめくって見ると、魔術に関する様々な知識が書いてあるようだ。


「それは、君にあげよう。よく、読みこみたまえ。」

「いいんですか?すごく貴重な物のようですが・・・。ありがとうございます。」


イレイシアが礼を言うと、老人は、用事は終わったとばかりに書き物に戻る。イレイシアは、もう一度礼を言って店を出た。表で待っていたミルアとシャーラに、感謝を述べつつ合流すると、2人はおかしな顔をしている。


「どうしたの、2人とも?」

「いや、イレイシア。その、今君は、どこから出てきた?」

「?もちろん、そこの扉から。」


ミルアが指差すので、イレイシアは後ろを振り返る。そして、驚愕に顔を染めた。そこには、先程まであったはずの扉が無くなっていたのだ。


「なん、で・・・?」

「さっきまで、扉があった、とは思うんだが・・・。ふと気づいたら、扉は無くなっていて、イレイシアがいたんだ。」


イレイシアは、ぶるりと体を震わせる。ミルアも青い顔をしていて、シャーラは涙目になっていた。3人は、そこから逃げるように、表通りへと急いだ。

お読みいただきありがとうございます。

わたし、夜の間に頑張れるかな・・・?

よろしければ、ブックマーク、評価等々お願いします。m(_ _)m

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