幽都
「我・・・很・・・〚后悔〛・・・」
≪私≫は、独り呟いた。
すると、≪私≫の頭の中から声が聞こえて来た。
【『何』を〚後悔〛している?
もしや《お前》は、〚死〛を招く事になった己の行動に〚後悔〛しているのか?
そして、此れから《お前》に訪れる絶対的な〚死〛を恐れているのか?】
≪私≫は、答えた。
「違う・・・。
≪私≫は・・・〚死〛など・・・恐れてはいない・・・。
天と地は相通じており・・・万物は全て一つである・・・。
≪私≫は・・・万物の一つに過ぎない・・・。
万物の一つである≪私≫一人が生きていたところで・・・天と地に何の影響があろうか・・・?
万物の一つである≪私≫一人が消えたところで・・・天と地に何の影響があろうか・・・?
天が≪私≫を『生かす』と言うのであれば・・・≪私≫は生きよう・・・。
天が≪私≫に『死ね』と言うのであれば・・・≪私≫は死のう・・・」
【・・・】
「≪私≫は・・・天から〚死〛を授かった・・・。
≪私≫は・・・其れを受け容れる・・・。
≪私≫は・・・天命に逆らうつもりはない・・・」
【・・・】
「〚死〛は・・・元より覚悟していた・・・。
〚死〛など・・・恐れてはいない・・・」
【では、≪お前≫は〚何〛を恐れている?】
「≪私≫は・・・〚自分自身〛が恐ろしい・・・」
【〚自分自身〛が恐ろしい?】
「そうだ・・・。
≪私≫は・・・≪私≫が・・・恐ろしい・・・」
【可笑しな事を言う。
≪お前≫自身が〚恐れ〛ならば、≪お前≫が死ねば〚恐れるもの〛など無くなるであろうに】
「≪私≫が死んでも・・・〚恐れ〛は無くならない・・・」
【どう言う意味だ?】
「『どう言う意味』・・・?
≪お前≫は・・・其れを『知っている』はずだ・・・」
【・・・】
「少し・・・昔話をしよう・・・」
【・・・】
「漢の『高祖』劉邦は・・・韓王信の乱を平定した其の帰途・・・趙に赴いた・・・。
其の際・・・趙王は『高祖』に・・・美しい女性を差し出した・・・。
其の女性が・・・≪私≫の祖母であった・・・。
≪私≫の祖母は・・・趙王の側室であった・・・」
【・・・】
「『高祖』の寵愛を受けた祖母は・・・父を身籠った・・・」
【・・・】
「趙王も祖母も・・・父を身籠った事を『高祖』に告げなかった・・・。
『高祖』が其れを聞いたとしても・・・『高祖』は『取るに足らぬ小事である』として其れを一蹴すると考えたからだ・・・。
『高祖』に父の事を告げても告げなくとも・・・何も変わらないと考えたからだ・・・」
【・・・】
「やがて『高祖』の傍若無人なる振舞に・・・趙国は怒りを抑えられなくなり・・・謀反を企んだ・・・。
しかし其の企ては発覚し・・・趙王一族は獄に繋がれる事になった・・・。
祖母も・・・共に繋がれた・・・。
祖母は生まれたばかりの≪私≫の父・劉長を抱きながら・・・訴えた・・・。
【此の子は、『高祖』の子である】と・・・。
しかし『高祖』は・・・信じなかった・・・」
【・・・】
「祖母は・・・『高祖』の皇后であった『呂后』に助けを求めようと考えた・・・。
『呂后』の側に仕えていた『辟陽侯』審食其を通じて・・・息子だけでも・・・『高祖』と自分の子である劉長だけでも救ってもらおうとした・・・。
しかし嫉妬に狂った『呂后』と・・・『呂后』の怒りを買いたくない審食其は・・・祖母の願いを聞き容れなかった・・・。
二人は・・・祖母と父を見殺しにした・・・」
【・・・】
「そして祖母は・・・世を儚み・・・自死した・・・」
【・・・】
「しかし祖母の〚死〛によって・・・≪私≫の父は・・・劉長は・・・『高祖』に救われた・・・」
【『高祖』に救われた?
≪お前≫の祖母に関心を持とうともしなかった『高祖』が、≪お前≫の父を救ったのか?
『高祖』は、≪お前≫の祖母と劉長に同情したのか?】
「さあ・・・。
気紛れであったのか・・・。
一人でも跡取りを残しておきたかったのか・・・。
単なる同情だったのか・・・。
・・・≪私≫には・・・分からない・・・」
【・・・】
「父・劉長は『高祖』に救われ・・・『呂后』に・・・預けられた・・・」
【『呂后』に預けられた?
『呂后』は何故、劉長を育てたのか?
『呂后』は、≪お前≫の祖母と父を憎んでいたであろうに】
「『高祖』に命令されたのか・・・。
後ろめたさがあったのか・・・。
〚後悔〛があったのか・・・。
・・・≪私≫には・・・分からない・・・」
【・・・】
「『呂后』に預けられてから二年後・・・父は淮南国を与えられ・・・『淮南王』となった・・・」
【国を与えられるなど、劉長は〚運〛が良い】
「〚運〛が良い・・・?」
【そうであろう?
殺されても仕方のない状況であったにも拘わらず、国を与えられたのだ。
名誉と地位と権力が与えられたのだ。
〚幸運〛ではないか?】
「〚幸運〛・・・?」
【〚幸運〛であろう?】
「・・・確かに・・・父は・・・いつ殺されてもおかしくない状況であった・・・。
にも拘らず・・・父は生かされ・・・国と名誉と地位と権力を与えられた・・・。
もしかしたら此の一瞬だけは・・・父は・・・〚幸運〛であったのかもしれない・・・」
【・・・】
「『高祖』の死後も・・・『高祖』と『呂后』の子である『恵帝』が第二代皇帝として即位してからも・・・父は何不自由なく・・・己の思うがままに生きる事が出来た・・・」
【・・・】
「『恵帝』が死に・・・『呂后』が死に・・・異母兄である『文帝』が第五代皇帝として即位した後も・・・父は厚遇された・・・」
【・・・】
「しかし父は・・・決して忘れてはいなかった・・・。
審食其によって・・祖母が死を選ばざるを得なかった事を・・・。
審食其があの時・・・『呂后』に祖母の事を救ってくれるよう強く進言してくれてさえいれば・・・祖母は自死せずに済んだ事を・・・」
【・・・】
「父は生かされ・・・国と名誉と地位と権力を与えられた・・・。
父は・・・〚幸運〛であったのだ・・・。
〚幸運〛であったのに・・・父は・・・〚憎しみ〛を捨てなかった・・・」
【・・・】
「父は・・・自らの手で審食其を殺した・・・。
殺害後・・・父は・・・『文帝』の前で・・・何故・・・審食其を殺したのかを告げた・・・。
『文帝』は・・・父が審食其を殺す理由を知っていた・・・。
『文帝』にとって父は・・・血を分けた兄弟であった・・・。
『文帝』は・・・父に同情し・・・そして・・・父を許した・・・」
【・・・】
「『文帝』に許され・・・父は驕っていった・・・。
『皇帝の弟である自分は、何をやっても許される』と・・・。
父は・・・何故・・・今・・・己が生きていられるのかを・・・考えなかった・・・。
全てを与えられ・・・全てを許された為に・・・自分が如何に恵まれているのか・・・気付かなかったのだ・・・。
気付こうとすらしなかったのだ・・・」
【・・・】
「そして父は・・・更なる名誉と地位と権力を求めてしまった・・・。
父は・・・自分に流れる『高祖』の血に誇りを持ち・・・自分の才能と身体に絶対的な自信を持っていた・・・。
父は・・・自らが受ける全ての〚幸運〛が・・・自らが創り出したものであると・・・当然受けるべきものであると考えた・・・。
自分こそが・・・皇帝となる素質があると・・・。
自分こそが・・・皇帝となる権利があると・・・。
自分こそが・・・漢の正統なる皇帝であると・・・。
自分こそが・・・皇帝になるべき存在であると・・・」
【・・・】
「父は・・・傲っていたのだ・・・。
父は・・・目が眩んだのだ・・・。
『皇帝』と言う・・・名誉と地位と権力に・・・」
【・・・】
「父は・・・〚間違えた〛のだ・・・。
多くの人々から与えられる〚優しさ〛が・・・『当たり前の事』であると・・・。
自分には・・・絶対的能力があると・・・。
自分は・・・〚幸運〛であると・・・。
だから・・・『全てうまくいく』と・・・。
自分の思う通りに・・・世界は動くのだと・・・考えてしまったのだ・・・」
【・・・】
「そして父は・・・自らが皇帝になろうと謀反を企て・・・露見し・・・自死した・・・」
【・・・】
「父は・・・父の行いは・・・多くのものを亡ぼした・・・」
【・・・】
「父は・・・〚愚か〛であった・・・」
【・・・】
「父の〚憎しみ〛が・・・父の〚傲り〛が・・・父の〚愚かさ〛が・・・父に特別に与えられた〚優しさ〛が・・・父を亡ぼしたのだ・・・。
父が・・・多くのものを・・・父自身を・・・〚不幸〛にしたのだ・・・」
【・・・】
「父は・・・〚幸運〛であった・・・。
父は・・・〚不幸〛であった・・・」
【・・・】
「・・・そして≪私≫も・・・父と同じ様に亡ぶのだ・・・。
父と同じ様に・・・多くのものを・・・亡ぼすのだ・・・。
多くのものを・・・〚不幸〛にするのだ・・・」
【・・・】
「≪私≫が・・・。
≪私≫も・・・。
復讐など・・・考えなければ良かったのだ・・・。
父と同じ様に・・・謀反など・・・考えなければ良かったのだ・・・」
【≪お前≫は本当に、謀反を起こそうと考えたのか?
≪お前≫の存在そのものが『脅威』であると、『邪魔』であると、利用価値のある『道具』であると考えた者達によって、≪お前≫は『謀反』を選ばされたのではないのか?
選ばざるを得なかったのではないのか?】
「『選ばされた』・・・。
ああ・・・。
そうかもしれない・・・。
≪私≫は彼らの〚言葉〛に・・・導かれたのかもしれない・・・。
≪私≫は彼らの〚言葉〛通りに・・・動いただけなのかもしれない・・・。
いや・・・。
違う・・・。
彼らの〚言葉〛は・・・≪私≫にとって・・・単なる『呼び水』に過ぎなかった・・・。
彼らの〚言葉〛は・・・≪私≫の奥底にある〚憎しみ〛を蘇らせただけだ・・・。
元々・・・≪私≫の中には・・・〚憎しみ〛が在ったのだ・・・。
恐らく・・・心の奥底で・・・≪私≫は・・・復讐を考え続けていたのだ・・・。
≪私≫も父と同様・・・〚憎しみ〛を捨て去る事が出来なかったのだ・・・」
【・・・】
「≪私≫は・・・迷った・・・。
何度も何度も何度も何度も・・・迷った・・・。
迷い続けた・・・。
そして・・・謀反を起こすと決めた・・・」
【・・・】
「祖母は・・・〚絶望〛した・・・。
父は・・・〚無念〛であった・・・。
≪私≫は・・・≪彼ら≫の〚想い〛を忘れる事が出来なかった・・・。
≪私≫は≪彼ら≫の〚憎しみ〛を・・・≪私≫の〚憎しみ〛を・・・捨て去る事が出来なかった・・・。
≪彼ら≫と≪私≫の〚憎しみ〛が・・・≪私≫に謀反を決意させたのだ・・・」
【・・・】
「≪私≫は・・・〚弱かった〛のだ・・・」
【・・・】
「〚憎しみ〛を抑える事が出来ないくらい・・・≪私≫は・・・〚弱かった〛のだ・・・。
≪私≫は・・・自分の〚弱さ〛に・・・勝てなかったのだ・・・。
だから≪私≫は・・・復讐を考えたのだ・・・。
≪私≫は・・・≪私≫も・・・父と同じ様に・・・〚間違えた〛のだ・・・」
【≪お前≫は、〚間違えた事〛に〚後悔〛しているのか?】
「ああ・・・。
そうだ・・・。
≪私≫は・・・〚間違えた事〛にも〚後悔〛している・・・」
【・・・】
「≪私≫には・・・≪私≫を止める機会が・・・何度もあった・・・。
しかし≪私≫は・・・全ての機会を捨てたのだ・・・。
≪私≫は・・・≪私≫を諫めようとする伍被の言葉に・・・耳を傾けなかった・・・。
≪私≫は・・・伍被の〚想い〛を・・・『無』にしたのだ・・・」
【・・・】
「伍被は・・・≪私≫の謀反の画策を・・・朝廷に密告した・・・。
だからと言って・・・≪私≫は伍被を恨んでいる訳ではない・・・。
伍被は・・・≪私≫を止めたかった・・・。
伍被は・・・≪私≫によって奪われる・・・多くの命を救いたかっただけだ・・・」
【・・・】
「≪私≫は・・・〚後悔〛している・・・。
復讐を考えた『自分』と言う〚存在〛に・・・。
多くのものを亡ぼす『自分』と言う〚存在〛に・・・」
【・・・】
「・・・≪私≫は・・・『幽蘭』なのだ・・・」
【『幽蘭』?】
「嘗て孔子は各地で遊説したが・・・登用されなかった・・・。
孔子は帰国の際・・・雑草の中で美しく咲く『幽蘭』を見つけた・・・。
孔子は『幽谷』に咲く『蘭』を見て・・・琴を奏でた・・・。
孔子は雑草の中でも・・・ゆっくりと・・・密かに・・・そして・・・美しく咲く紫紅色の『幽蘭』に・・・自分を重ねた・・・。
いつか自分も・・・『幽蘭』の様に・・・ゆっくりと・・・美しく・・・咲く時が来るのだと・・・」
【・・・】
「孔子は・・・〚希望〛を持っていた・・・。
しかし・・・≪私≫には・・・〚希望〛などない・・・。
だから≪私≫の『幽蘭』は・・・孔子の『幽蘭』とは違う・・・」
【孔子の『幽蘭』とは違う?】
「≪私≫は・・・躊躇っただけだった・・・。
≪私≫は・・・『幽蘭』の様に・・・咲く事を迷っただけだった・・・」
【・・・】
「≪私≫が躊躇い迷い続けた為に・・・≪私≫は多くのものを巻き込み・・・亡ぼすのだ・・・」
【・・・】
「≪私≫には・・・〚希望〛などない・・・。
≪私≫には・・・〚絶望〛しかない・・・」
【・・・】
「≪私≫は・・・『幽谷』に咲く『蘭』ではない・・・。
≪私≫は・・・『幽都』に咲く・・・『黄泉の国』に咲く『蘭』なのだ・・・」
【・・・】
「〖楚辞〗は言う。
【結幽蘭而延佇
世溷濁而不分兮
好蔽美而嫉妬】
地上に絶望した私は天上に御座す天帝に拝謁する為、
『幽蘭』の花束を手に持ち天宮の門番に門を開くよう命じた。
しかし、門番は私を通してくれない。
天上でさえも、善悪の区別は無いのか?
天上でさえも、美徳を覆い嫉妬に狂うのか?
天も地も、汚れは変わらない。
天も地も、汚れている・・・」
【・・・】
「たとえ≪私≫が天に昇ったとしても・・・多くのものを亡ぼす≪私≫には・・・『幽蘭』である≪私≫には・・・何処にも行く場所などないのだ・・・。
しかし・・・」
そう言うと≪私≫はゆっくりと息を吐き、自分の胸に手を当て、目を瞑り、≪お前≫に聞いた。
「≪お前≫は先程≪私≫に・・・【『何』を〚後悔〛している?】と・・・問うたな・・・?」
【・・・】
「≪私≫は死んだ後・・・『仙人』となる・・・」
【≪お前≫が、『仙人』?
愚かな事を言うな。
≪お前≫は、『仙人』になどなれない。
≪お前≫は今も、死んでからも、『人間』だ。
『人間』は、『仙人』になどなれない】
「そうだ・・・。
≪私≫は・・・『人間』だ・・・。
≪私≫は・・・『仙人』になどなれない・・・。
多くのものを亡ぼす≪私≫が・・・『幽蘭』である≪私≫が・・・『仙人』になどなれる訳がない・・・」
【・・・】
「其れでも≪私≫は・・・『仙人』となるのだ・・・。
人々により≪私≫は・・・『仙人』となるのだ・・・」
【人々により『仙人』となる?】
「そうだ・・・。
≪私≫は人々の〚願望〛によって・・・『仙人』となるのだ・・・」
【・・・】
「≪私≫は今から・・・命を絶つ・・・。
最終的に謀反を起こすと決めたのは・・・『≪私≫自身』だ・・・。
≪私≫が『選択』し・・・≪私≫が『決めた事』だ・・・。
『責任』は全て・・・≪私≫にある・・・。
≪私≫は・・・≪私≫の『責任』を取らなければならない・・・」
【・・・】
「そして≪お前≫も・・・≪私≫と共に死ぬ・・・。
そして死んだ後・・・≪私達≫は・・・『仙人』となるのだ・・・」
【・・・≪お前≫は・・・≪私達≫は・・・『誰か』によって・・・『仙人』となるのか・・・?
≪私達≫は・・・『仙人』とされるのか・・・?
≪私達≫は・・・死後も・・・利用され続けるのか・・・?】
「ああ・・・。
そうだ・・・。
≪私達≫は・・・今までも・・・此れからも・・・永遠に利用され続けるのだ・・・」
【・・・】
≪私達≫は、近くにあった一冊の書を手に取った。
そして、其の書を力強く握り締めながら呟いた。
「≪私達≫は・・・ただ・・・知りたかっただけだった・・・。
≪私達≫は・・・ただ・・・失いたくなかっただけだった・・・。
≪私達≫は・・・ただ・・・残したかっただけだった・・・」
【・・・】
「≪私達≫は此れから・・・此の〖淮南鴻烈〗を燃やす・・・。
〖淮南鴻烈〗には・・・神仙について書かれているところがある・・・。
〖淮南鴻烈〗は・・・利用されれば危険なものだ・・・。
≪私達≫は・・・少しでも≪私達≫が『仙人』となる可能性を排除しなければならない・・・。
だから≪私達≫は・・・此れから〖淮南鴻烈〗を燃やす・・・。
≪私達≫は・・・〖淮南鴻烈〗を此の世から消し去る・・・」
【・・・】
「しかし・・・。
其れでも・・・。
〖淮南鴻烈〗は残るのであろう・・・。
そして≪私達≫は・・・『仙人』とされ・・・利用され続けるのであろう・・・」
【・・・】
「『仙人』となった≪私達≫は・・・人々の中に生き続けるのだ・・・。
生き続け・・・≪私達≫は・・・多くのものを亡ぼし続けるのだ・・・」
【・・・】
「≪私達≫の本当の〚想い〛は・・・伝わらないのだ・・・。
≪私達≫の本当の〚真実〛は・・・変えられるのだ・・・。
本当の≪私達≫は・・・消されるのだ・・・」
【・・・】
「
我・・・很・・・怕・・・。
我・・・很・・・〚后悔〛・・・。
」