白き雪原で倒れた黒き獣
03/20:リミテッド魔装化→魔装限化へ修正する
1
毎日必ず起きる、命にかかわるイベントって、今日も無事に過ごしたぞ……
だけど!毎朝起きたあと最初にユカちゃんの寝顔を見る権利は、死んでも譲らない!!
必ず独り占めにして見せる、どんな難関と向き合っても!
もう一度言うぞ、オレはユカちゃんのためなら、世界でも滅ぼせる!!
でいうか……最近時々思うけど……
オレって、段々ロリコンの道へ進んでない?
ただでさえ日々十時まで寝てるのに。
これって徐々にヒモになるパターンじゃない?
いやだああああああぁ!!
オレはヒモではなく、ロリコンでもなりません!!
つうわけで、いまから働きに行くぞ。
2
「はっ……そんな宣言をしたけど、どこで働ければいいの?」
村の安全はセッちゃんが率いてる親衛隊がやってるので、オレが勝手にやってもセッちゃんの八つ当たりサンドバッグになるだけ……
それに下着泥棒みたいな冤罪に掛かられる可能性もあるから。
故にパトロールはヤメておこう……
森に行ってなにかを狩って晩ご飯を豊かになる、っとこの案も却下ね。
なぜなら、レベル1のオレがウサギさえ敵わないので、多分この辺にいるモンスターは相当な強さが持ってるかも。
或いは、ウサギより凶暴で強いかも知れない……
うわぁ……改めて思い出すと、何にもできないじゃんオレって……
ダメじゃん?すでにヒモニードとなってるじゃん?
「森の近くて魔粒子の練習と、薪とかを拾ってよっこ。」
ここで雪しかないので、キノコとか探したいでもできない。
白くて寒い雪しかないから。
話題をちょっと変えよ。
最近、魔粒子の付着することが、タイムリミットがあるっと発現したよ。
付着させる物と魔粒子の量に応じて、時限も違っくなるみたい。
例えば、拳をまることを包む量を付着すると、最大時限は十分まで耐えるらしい。
もしそれが片手を包める量な魔粒子だったら、一分しか持たない。
でも魔粒子を付着してる間は、どんな攻撃でも防いてことができます。
たとえそれが物理的な攻撃でも、人間が放れた魔術攻撃でも、絶対にダメージを受けない。
そんなA○フィールドみたいに絶対の防御力を持つ魔粒子が、弱点も持ってる。
純粋な魔粒子同士がぶつけあう時、双方の絶対的な防御力が相打したあと消える。そうなったらただの拳と拳のぶつかり合いになるぞ。
魔粒子の集まりができた塊と、付着したものならば、純粋な魔粒子としてカウントされる。
けどもし魔粒子に形を与えたあと、魔粒子とぶつがりあったら、純粋な魔粒子のほうが優勢を持てる。
もう一つ語るべき情報は魔粒子の永久付着。
無機物に付着してる魔粒子が強い外力による圧縮したあと、物の表面に永久付着するんだ。固体の原子の並び方のように互いにくっついてる、まるでもう一層のサーフェスみたい。
簡単に言うと、魔粒子の絶対防衛力を利用したコーティングだね。
それには良いところがあるんよ。もし魔粒子を操って氷の表面にコーティングしたら、氷はずっとコーティング前の温度を保持する。すなわち溶けない氷を人工的に作り出すことじゃ!
しかも温度だけじゃなくて、他に剣の切れ味や、盾の損害状況や、等々の事象を永久に維持できる。
そんな万能のテクニックでも、もちろん弱点を持ている。
一つは、生命を持つものには永久コーティングができない。強制にやったでもその効果は一定時間しか維持できない。
もう一つは、純粋な魔粒子とのぶつかり合い。
オレはこの二つの小細工をこう呼ぶーー
永久に付着できるのは「魔装化」、肉体に付着する時限付きのは「魔装限化」。
もし生命を持つ物にも魔装化を使えるったらなあ~オレはウサギなんかに負けないだろ……
けっこう森の奥まで進んだね、そろそろ身の安全のため、一つや二つくらいの罠を仕掛けよ。
レベル1のオレはジャ○ィより弱いから……一撃で仕留められちゃう……
だから最も強力な武器ーー智慧を使うんだ!
今みたいな状況じゃあ、一番オススメな罠は落とし穴ね。
だって勇者さえ殺す罠だから。
「………に…………………にゃぁぁ…………!」
ん?聴覚拡張を通してなにか鳴き声を聞こえたよ?
この近くに居たらしい、慎重に行こう……
そう言えば最近、枯れ木の森を探索するとき、嫌なモンスターを遭った。
変な声を使って、獲物を側まで誘う、そして一気に獲物を丸呑みする食虫植物だ。
……寒冷地帯であるこの雪山には、なぜ危険性マックスな食虫植物がいるんの?
多分先の声もあの忌々しい食虫植物から出すだろ?
周りに氷柱の砲弾を幾つ用意しておこ。
「…………にゃぁぁ…………にゃああぁ…………!」
近づくほど鳴き声も段々明確に聞こえるようになった。
そしてスキルにより拡張した視界の中にも、木と雪以外のものを捕捉した。
白き雪地の上に、一つ真っ黒な毛玉がそこで置きた。
えっと……危ないモンスターじゃないよな?
けど知りたい!その黒い毛玉の正体を知りたい!
やがて、オレの好奇心が僅かの理性を大気圏外へぶっ飛んだ。
知らないうちに、毛玉の側まで歩いてきた。
そして
…………猫を拾いました。
3
一瞬脳内では、とある常に緑色の帽子をかぶるキャラクターが何かを拾った時のBGMを流した。
どういうことだ?
なぜ猫が雪地の上で気持ち良さそうに寝ているの?
猫と言ったら寒がり屋だろが!?
オレの知ってる猫とは別人みたい!いや別猫だ!
……ちょっと触ってみよ♪
「……?…………?!クシャアアアアアァァーーッ!!」
手との距離があと一センチくらいな時、猫が睡眠状態から醒めました。
同時に警戒態勢に入った。
てか痛い……指が引っ掻かれたぞ……
なんという素早い猫だ……
「?……にゃ?にゃあ~❤」
あれ?こっちを数秒見ったあと、警戒態勢を解除して元に戻った。
そしたらオレに向けて近寄ってきて、しかも先引っ掻かた場所を治したいように舐めはじめた。
え?急にどうしたの?
猫は気まくれな生き物っと人はよく言った。
でもそれが良い、だからオレは猫が大好き!!
「にゃあ~にゃあ~❤」
黒猫はあっさりっとオレの頭に登る、そして気持ちいい場所を見つけたように嬉しく鳴き出した。
まったく、可愛いやつめえ❤
まさかオレと一緒にいたいか?
「にゃ~にゃにゃあ~❤」
はいっと答えるように、黒猫の前足はパッと軽くオレの頭を叩いた。そして身体を丸く巻いて再び寝た。
オレの頭ってそんなに気心地良いベッドになれるの?
今日はこれで終わろっか、カワイイ猫を拾ったし。
セッちゃんは知らないけど、ユカちゃんならきっとこの子と仲良くできる。
4
「ねえぇ……変態居候、なにこの黒い生き物……?」
セッちゃんごとくこの家の主のセッカが帰った直後、猫と遊んでいるユカちゃんの可愛い姿を目撃したら、今すぐ抱きつきたい考えを抑えた。
そして隣で二人を見守ってるオレの前に来て、仁王立ちのポーズを構えたまま質問しにきた。
……なんぜだろ?後ろには荒木スタイルの効果音が見えるよ?ほら、あのゴゴゴゴゴのヤツ……
「ん…?この子はネコどういう害がない、ツンデレで有名な動物ですよ?」
「そんなもん見れば分かるよ!なぜわたしがネコを知らないような説明!?わたしが聞きたいのはなぜ家にネコがいることだよ!」
「拾ってきた、森の中で」
「いや……だってこのネコ…………!」
「にゃあ~?」
え?なんに?セッちゃんがなにを怯えてる顔を出すなんて珍しいぞ。
そんなにネコを嫌いなわけ?アレルギーでもあるのかな?
「まったく……偉い人たちはなんでみんなわがまますぎなの!?」っとセッちゃんの呟きは聞き逃せなかったけど、意味分かんにゃいだから無視したにゃ~
まあ偉い人たちはみんな自分勝手、それはどの世界にも同じのようだね。
一緒に頑張ろお、セッちゃん!
「…………んぬぬぬぬうううぅうぅ!!」
応援してるのに、なんでセッちゃんに睨みされた!?
酷イイィィィ!!セッちゃんの鬼!人でなし!
あ、確かに人じゃないわ……
この日の夜、二人ーーいや、一人と一匹がこっそりと家から出でいたが。関係ないことから放っておいた。




