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勇者召喚に巻き込まれた後、いきなり死んだ  作者: アキラメル
第一章 甦りのフロティスト
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そして、オレは死んた

元々の第一話は二話へ分けた。読者の方々は、出来るだけ誤字を報告してください。ぼくも目に見える範囲内で直すから、お願いします。

05/27/16:剣を選択しない理由を更新しました。ちなみに、重さが1.5kgの剣は実際に存在しています。


 硝煙の匂いと、燃えてる火の熱さと、臭うが更に強くなった血の匂いと、廊下で倒れた数えできない人の死体と、偶に見つけた巨大トカゲみたいな死体と、戦乱のせいでボロボロとなった城壁。

 全ては、ジジィが言った話しを証明した。

 確かにこのアリス城がいま、魔王軍みたいな勢力に襲われてる。

 死者たちへの冒涜だか、こっからの騎士みたいなやつの死体から、武器を借っそ。剣とか、槍とか。


 「こんな時やっぱ剣だよな……なんでしょう、この虚しい感じ……?」


 あっさり持ち上げたね。手持ちの剣の重さは1.5kgくらい、およそ卵一箱分(十二個入りのヤツ)の重さだろね……

 本当に誰かと戦うだったら、剣を十本用意しないといけないね。剣は命と同じく投げ捨てるものだから。

 けど剣を十本持って歩くと、正直に言うと重いし超目立つ!

 真っ向勝負で勝てる自信まったくない、しかも剣は隠れ難い武器だから、借りるのを止めよう。

 剣と比べて、そこら辺に落ちったダガーのほうが使いやすい。

 ……なので、借りるぞ、知らない死体さん。


 「こいつらの為に前に進むなんて、ただ自分を動き出す為の屁理屈だ。だから、足が震っていでも生きる道を探し出す。床で永遠に寝てるやつらに成りたくないなら、どんな手を使ってもオレは生き延びで見せる!」


 数が多い死体たちを見った後、オレは自分に教えるように、再び決意をした。

 無様で死んた魔法使いのジジィと、最後まで城を守ろとして散った名も知らず騎士たちと違って、オレは最後まで一筋の希望の光を掴めてみせる。

 ……絶対に死なない!!


 だが、決まったまだ五分も経ってないのに、オレは初めて「死」という化け物と接触した。

 二階に行くの階段近く、一匹だけ身体がかなりでかいトカゲが階段の周りでうろうろしてる。まるで何時来るも知らない人を警戒してるみたい。

 なるほど、アリス城のお姫様は二階に居るか。

 けど、どうやってあのバカでかいトカゲの監視から逃げ出して、二階に辿り着くのも一つの問題だな。

 階段までの道は一つしかないから、向こう側に行って別の道を探す案は無理ね……


 「■?■■■■■、■■■?」


 やべえ…やべえやべえやべえ!!あいつの足音は段々大きくなる、オレとトカゲとの距離は少しつづか、確かに縮めてる。

 息が、こんな時限り、息が苦しくなる。

 小さくだったはずの心臓の鼓動が、急に大きく猛烈になった、まるでトカゲもこの音を聞こえる様に。

 元々はオレが生きてる事を証明するはずの鼓動だが、いまはまるでオレを一歩つづ死へ導くカウントダウンのようにしか思えない。

 アイツが一番近い時、即ちカドを回した瞬間で、トカゲの目を狙うしかない。その内に二階に向けて最速のスピードで走りだす。

 この手しかない……

 生命を守るには、この手しかないんだ……


 ガタッ!ガタッ!ガタッ!ガタッ!

 トカゲがこっち向けで一歩進む度に、黒いマントを被ってる骸骨おっさんを持つ鎌の刃が、オレの頸動脈との距離は一センチつづ縮む。

 手が痛く程拾ったライフを握り締める、静かでチャンスを待つ。

 ……生きるために、アイツを殺す!


 『あと少しだ!姫様をは二階にいるぞ!!』

 『『『『『オオオオオオォォーー!!』』』』』

 「■■!?■■■、■■■■!!」


 大きな叫び声を聞いたら、トカゲは急いでこの場から離れた。

 行っちゃったか…良かった……戦わずに済むで。

 オレで、やっぱ生命を捨て駒扱いすることは出来ないんた……心の底から生きる事を望んでる……

 それにしても、あのうるさい叫び声は生き残った騎士たちから出すのか?だからトカゲは焦って向こうのカドに走ったか。

 姫が二階にいることは事実だ。

 ともあれ今はチャンスだ!今のうちに二階に行こう!!



 もし一階はボロボロな壁が多くいるとしたら、なら二階は燃える処しかない、即ち煉獄だな。

 暑い……溶けるほど暑い……

 そんな事より、お姫様はどこぉ――で分かりやすく見えたぞ。

 唯一、熱い焰が届かない場所、そこには二足を使って立ってるトカゲが沢山いる。あいつらは一つ出口しかない円の形で何かを囲んでる。

 十中八九その中心に囲まれたやつはお姫様だな……

 円の出口に立ってるトカゲは違って、別のやつらよりデカくて強くて、明らかにトカゲたちのリーダーぽくに見える。

 どうやらまだオレの事を気ついてないらしい。

 行こう!姫を助けに行く!

 ……そうしたい気持ちは山ほどあるけど、でも足が……足の震いが止まらない。


 「だ、だれがぁ!?たすけてえぇぇ――っ!!」


 でも、男にはどうしても前に進む理由があるのよ、例えどんだけ怖いを感じたとしても。

 それは……目の前にいる女の子が流してる涙を止まるためだ!!


 「ウアアアアアァァ!!クラエェーッ、トカゲヤロウゥゥゥ――!!」


 オレは疾走りだした。己の一番はやいスピードで。

 ただのキックは力不足だ、そのために速度の力を借りる。

 だからオレは最初のマイティキックの様に、全ての力を右足に込めて、トカゲリーダーを蹴り飛ばした。

 信じれない程飛ばした。


 「さあ、お前の罪を数えろ、このトカゲ野郎!!」


 男の子はねえ、必ず落ち込んでいる女の子の前で、一度格好を付ける、どうしよもない生き物なんだよ。

 だから、最後まで格好つけよぜ!怖いけど……


 「テメエェ!!俺様の愉快な虐めタイムを邪魔するクソ猿が、どこのどいつだあぁ!?」


 あれ?急にトカゲの言葉が分かるようになったけど、一体どういう事?

 まあ、良いや~相手に自分の正体を問われた時、こんな時こっそ、あのセリフを使うタイミングだ!!


 「何処のどいつだって?良く聞け、オレは異世界から来た通りすがりの臆病者だ!覚えないでもいいぞ、このデカイしかない間抜けなトカゲ野郎!!」


 これで、トカゲリーダーの狙いはオレへ変わった。こうなったら、お姫様が安全にこっから逃げる隙間を作らなきゃ。

 生命を捨てよという考えは止めよ、いま考えべく事はオレの生命を守らない事だ!!


 「おい~間抜けトカゲ、もしお前がこいつらのリーダーだったら、名誉挽回のチャンスを与えよ。オレとタイマンしろよ、それでオレへのリベンジができるぞ~」

 「クソ猿が、調子のってんじゃねえよ!!絶対にテメエを殺す、一番酷え殺す方をなあ!!」


 よし!バカで単細胞で本当に助かった。

 おい早く逃げろっと目つきでお姫様に伝えると思ったら、何故かあいつは凄く怯えてる顔でこっちを見ってる。


 「まっ二つになれ!!」

 「く、クソッ!!」


 危ねえ―姫が怖い顔でこっちを見る理由は良く分かった、あのトカゲはオレが気を付けない間で、その剣を使って垂直でオレを半分にする気が!

 そんな事、卑怯だぞ!


 「くっ、なぜ当たらないだ!ゴキブリがこいつは!?」


 一発目の不意打ちが失敗した後、トカゲリーダーは別の方向からオレを斬ると思ったけど、あんまりにも分かりやすいの軌跡だから、簡単に避けたぞ。

 まるでドッジボールをやってるみたい。

 オレも時々に拳と蹴りで反撃するだけど、あいつ腐っても戦士だから、返り討ちは全部ミスった。


 「ちくしょう!こうなったら、先にそこの女を殺そか!!」


 どうやってもオレを当たらない事を分かったトカゲ野郎は、まだ狙いを変わった。今度は姫を殺すつもりだ。

 サセルカアアア―ッ!!!


 「くっほぉ…………!!!」


 トカゲが姫に向けて突き刺すけど、その剣が姫の身体に届く前に、オレはすでに身を張ってその突き刺すを受けた。

 想像以上痛かった、胸が焼いてるみたい。

 心臓は右にいるのが本当に良かった、けどもうあんまり時間を残ってねえみたい……

 死んでも、地獄に行くでも、最後に通行料を貰えなきゃ!!

 ズボンのポケット内に隠したナイフを握って、残った力を全て使って、隙間を狙ってトカゲの頭に刃を振った。


 「ゲヤアアァエエエエエエエエェェ――!!」


 脳へ届かず、代わりにあいつの右目に刺し入れた。痛み故に、トカゲは両手で刺された右目を覆う当時にデカイ声で悲鳴を出した。

 フフッ!ざまあみろ!

 あと少し、せめて姫を逃げる勇気を与えなきゃ……そのために、姫に向けて手を伸ばして言い出した。


 「は、はやく……こ…こっから、に……げる………んだ……」


 怒り狂ったトカゲリーダーはオレの身体に刺し入れた剣を抜き出したあと、連続て剣を振ってオレの色んな処を斬る。

 右手。右足。胸。腰。右手。右手。左手。身体。左足。左足。右足。両足。などなど。

 斬られた間オレは見った、お姫様は泣いてる共に、階段に向けて奔りだした。

 やっぱ涙は女の子に相応しくないや、でも良かった、オレの勇気は確かに伝えた。


 右手が離れた。右足が離れた。


 痛い過ぎて、感覚さえ麻痺しちゃったみたい。

 ごめんね、あんたの遺物は使うチャンスないや~魔法使いのジジィ。

 勇者でもないオレが、姫をかばって刺された。最後に勇者ぽい真似をやったわね。

 でも、まじで死にたくないや……


 左手が離れた。左足が離れた。分離された右手が微塵切りされて血を込めた人のひき肉となった。


 ああぁ……最初から逃げると良かったけど、何故か心が悔しいを感じない。

 感じたのは後悔しかない。


 なぜオレはそんなに無力なんだ?

 なぜオレは勇者じゃない?

 なぜオレはもうすぐ死ぬのに笑ってるの?


 オレは痛みと疑問と後悔を込めて、トカゲに斬られたまま、静かに息を止まった。

 そして、目の前は深い暗闇に包まれて、意識も無くなった。

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