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第四十六話 称号系スキルを手に入れよう

 第四十六話です!ついに!ついについに!総合ポイントが500ポイント達成いたしました!!!!

 読んでいただいた読者の皆様、ほんとうに、本当にありがとうございます!これからも頑張りますので、読んでやってください!!!

 ルキアさんと出会った(あれは出会ったというのかは分からないが)翌日、僕はまた『アークトゥルス』に来ていた。

 昨日は色々あって称号系スキルを3つしか獲得出来なかったが、今日からは本気で称号系スキルを…


『すみません、「しか」って言葉の意味わかってます?』


「うわっ!」


 急に呆れたようなルキアさんの声が頭の中に響いてきて、僕は声を出して驚いてしまう。


「急に話しかけて驚かさないで下さいよ…まだ慣れてないんですから」


『いやだって…普通、称号系スキルってそんなホイホイ手に入るもんじゃありませんよ?』


 あ、うん。なんとなく自分でも、感覚が麻痺している自覚はある。でも…


「まあ、そういう固有スキルですし」


『はぁ…そうですか。それでは今日もスキル取得頑張って下さい』


 ルキアさんがさらに呆れたようにそう言う。


「じゃ、そろそろ始めるか…」


 そう言って、今度こそ僕は称号系スキルの獲得に取り掛かったのだった。




 1日目


 今日はとりあえず6〜15階層のモンスターの称号系スキルを全て手に入れようと思う。ウィンドウルフを除けば7種類くらい『しか』いないので、頑張れば今日中にいけるだろう…


(『分身』『俊足』…まずはチャージゴートからだな…)


 そして、僕と48体の分身たちは一気に駆け出したのであった。


 


 五時間後。大量のモンスターたちの犠牲のおかげで、僕は


『チャージゴートの覇気』

 スキル『突進』を強化する


『ホーンラビットの覇気』

 スキル『跳躍』を強化する


『タックルウールの覇気』

 スキル『当身』を強化する


『リザードマンの覇気』

 スキル『体術』を強化する


『レッサーフレアリザードの覇気』

 スキル『分身』を強化する


『マグマスライムの覇気』

 スキル『火炎耐性』を強化する


『レッサーフレアリッチの覇気』

 スキル『初級魔法・火属性』を強化する


 この7つを獲得した!というか『突進』と『当身』って何が違うんだろう?


『『突進』は敏捷を3倍になる代わりにダメージ軽減がなくなります』


 うお!?また急に話しかけられてびっくりしたけど…ありがとうルキアさん!


『大丈夫ですよ、気まぐれですので…また気が向いたら教えますよ』


 うぉぉぉ…!これは結構強い味方が出来たんじゃ…と、思ったが…


(でも、ルキアさんばかりに頼ったら「ラルクくん!私とは遊びだったのかい!?使い捨てるなんて酷いよ…およよ」って言うシルクさんが目に浮かぶしなぁ…)


『二股をかけるなんて…最低ですね』


「いや誤解だよ!!!」


 心を勝手に読まれて誤解されてしまった!心外だ…とまあ、こんな風にルキアさんと話しながら、僕は帰路についたのだった。




 2日目


 今日は16〜20階層のモンスターたちの称号系スキルを手に入れようと思う。

 16〜20階層は荒地のフロアとなっており、ボクサーカンガルーやオーガなどの近距離戦を得意とするモンスターや。レッサーアースリッチやレッサーアースリザードなどの土魔法を使うモンスターが出る。

 またここに出るモンスターたちは、基本的にHPが高く素早さが遅い。なので…


(【フライ】…【フレイムランス】)


 僕と分身は風魔法で空を飛び、空からモンスターたちを狙撃しまくったのだった…途中、あまりに一方的すぎてルキアさんが『うわぁ…』という声を出していたのは聞かなかったことにした。




 そしてまた5時間後。昨日より倒す数は少なくてすんだものの、1体1体のHPが高かったため昨日と同じくらいの時間がかかってしまった。


 しかし、今日の成果は昨日よりも良いものだった。


『ボクサーカンガルーの覇気』

 スキル『渾身の一撃』を強化する


『オーガの覇気』

 スキル『覚醒』を強化する


『ワイルドウルフの覇気』

 スキル『隠密』を強化する


『レッサーアースリザードの覇気』

 スキル『粉砕』を強化する


『レッサーアースリッチの覇気』

 スキル『初級魔法・土属性』を強化する


『ブロックロックの覇気』

 スキル『鋼の肉体』を強化する



 昨日のスキルよりも概ね使用頻度の多いスキルが強化されたのだ!新しいスキルが得られなかったのは少し残念だが…


『いや、だから毎日毎日新しいスキルを得られる方がおかしいんですってば』


 ルキアさんがやっぱり突っ込んでくる。


「僕も感覚が麻痺してるのはわかってるんですけど…固有スキルだから仕方ないって思うようにしてます」


『固有スキルでも規格外ですよ、それ』


 うん、知ってた。外れだと思われていた僕の固有スキル…『武芸百般』は本当に強いスキルだ。まさに、10年前に世界を救った最強の存在…『勇者』のようなスキルだ。多分…というか絶対敵わないけど。


『そうですかね?案外良い勝負をするかもしれませんよ?』


「そう出来るくらい強くなれれば良いんですけどね」


 そのくらい強くなれれば、フィリアを守ることもできるかな…?そんなことを考えながら、僕は今日も帰路につくのだった。




 side:ウォード


 ギルドマスターの部屋。その中で仕事をしている俺の元に、慌てたように受付嬢が扉を開けてこう伝えてくる。


「ウォードさん!あの魔物…もとい、元将軍の魔族・ミファレスの体内に入っていた【玉】の鑑定が完了しました!」


「そうか…で、なんだったんだ?」


 ミファレスをブラックオーガに変えたあの黒いモヤ…その出どころである、奴の体内に入っていた【玉】。それの、正体は…


「はい…なんと、あれの正体は…ブラックオーガの魔石、でした」

 次は目指せ1000ポイントです!!頑張ります!

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