最終話
昨日投稿できなくてすみませんでしたm(__)m
「アヤリナッ!」
ドアを突き破り部屋へ入る
そこには、銀髪のロングヘアであの時と同じのアヤリナがいた。
びっくりしたのか瞳は、固く閉じられている。
あぁ、彼女のエメラルドグリーンの瞳が見たい。
「陛下!待ってくださいと言ったでしょ!困惑してるじゃないですか!」
シリルが何か喚いている。
アヤリナは、困惑したかのようにこちらを見た。
彼女のエメラルドグリーンの瞳は、あの時と同じ輝きを秘めてこちらを見つめている。
「……え?」
まだ、きっと死んでしまったことが不安なんだ。
だから、安心させるように言った。
「アヤリナ!探したんだ!今度こそ守れるように準備したんだ!だから安心してくれ」
すると、彼女は余計困惑したようにこちらを見つめて言った。
「えっと、すみません、初対面ですよね?」
……は?
ちょっとまて、前世の記憶は思い出してるはずだ。
「僕だよ?クラウドだよ?」
「すみません、クラウドさんと言う知り合いは1人も居ないと思うのですが…?」
アヤリナは、俺だけ忘れてしまったのだろうか。
俺は、忘れてしまったなら記憶でも植え付けようかと、考え始めた。
彼女は、俺の不穏な考えに全く気づいてないようだ。全く、そんな無垢な所も可愛らしい。
シリルは不穏な考えを感じ取ってか、こちらに、念を押すかのように見ている。
「えっと、そもそもどうして私を探していたのですか?」
ん?彼女は、本当に分かっていないかのようだ。
「アヤリナ!前世の事について覚えてない?」
アヤリナは、ハッとしたかのようにこちらを見た。
「え?!前世の私の夫のクラウドですか?」
「そうだよ…!」
やっと、思い出したみたいだ。
本当に安心した。
シリルがホッとしたかのような顔してて何故か苛立ったので後で一発殴っておこうと決めた。
まぁ、その後アヤリナには、事の全貌を話した。
「どうして、私は殺されそうになったの?」
アヤリナに正直に、俺が竜になったからアヤリナが狙われました、など俺の失態を言うのは正直気まずかったから、やんわりと伝えた。
「ちょっと厄介な相手に僕の運命の番がアヤリナだってバレちゃってさ?」
「え、竜狂いを起こそうとしたの?」
竜狂いとは、番を失った衝撃で狂ってしまうらしい。
「僕を王の座から蹴落としたかったんだろうね」
全く、王という立場は、本当にめんどくさい。
俺はアヤリナを安心させるかのように言った。
「でも安心して?もう消しといたから?」
「そうですか…」
彼女が苦笑する。
まだ不安が消えないのだろうか。
「あ、そうそう!いいこと思いついた!」
俺は、最高の考えをアヤリナに伝えた。
「何度もこの魔法も使い続ければずっと一緒にいられるよ!」
「やめてください!!」
アヤリナは、照れ屋みたいで結婚したいと伝えても、なかなか承諾してくれない。
俺は、アヤリナと早くイチャイチャしたいので、ちょっと脅してみたら、案外承諾してくれた。
プルプル震えてたのが可愛かったなぁ〜
運命の番が、見つかったと公表したら、民は大騒ぎで祭りをひらいた。
アヤリナと、また過ごせることが、こんなに幸せなんだと、約1000年ぶりに実感した。
アヤリナ、もう絶対に離さない
クラウド編は終わりにしたいと思います。
後日談など、どこかでかけたらと思います!
読んで頂きありがとうございました!