火種トカゲ
ご無沙汰しております。
短文ですが、よろしくお願いいたします。
「バンよ、描いてやりなさい」
「んだ」
木のおじいちゃんに注文を受け、バンさんは火種トカゲを描きあげた。
それはハリが描いたものと比べるまでも無い出来であった。
「バンさん、絵上手いな!!」
バンさんは照れているのか頭を掻いている。
そのトカゲのフォルムはテレビやネットで見たトカゲとなんら遜色も無かった。ただ違う点を上げるというと、目が一つしかないという処。
「別名は単眼トカゲというのじゃよ」
木のおじいちゃんはそう教えてくれた。
「スケルトン君、君にはこのトカゲの捕獲をも手伝って欲しいのじゃが大丈夫かの?養殖を行うには君の知識が必要だ、勿論仕事として報酬も支払うつもりだ」
自分が描いた物とバンさんが描いた物を見比べながら、眉間に皺を寄せてハリが話す。
なんか絵の出来に納得してないみたいやけど、全然バンさんの方が上手いからな!!
「助けて貰ったお礼もあるし、僕に出来る範囲やったら良いですよ」
「なら決まりじゃな!!それでは早速火種トカゲの捕獲に行って貰いたい。」
見比べていた二枚の絵をテーブルに置き立ち上がる。
「ハリ様、言いづれぇがサウスは病み上がりだべさ」
「それに今日はもう遅い、明日にした方がええじゃろ」
だがバンさんと木のおじいちゃんの言葉によって引き留められる形となった。
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