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Yellow Marker~一人だけ魔族でプレイ~  作者: モチモチの木
17/52

確認しましょう、そうしましょう。2

 あれからしばらくステータス画面を観察していたんやけど、このステータスは僕の想像してたのとかなり違ってた。

 まずステータスとしての働きをまったくしてへん。

普通ステータスって数値化されてるもんじゃないん?

なんなんのゴブリン7体分って?

じゃあ体重はリンゴ3個分ですかって聞きたくなってくる。

 それに僕のプレイによってステータスの伸び方が変わるみたいやけど、何かが大きく伸びたりすると、伸びてへんステータスが嫉妬する。

あかん……これは恋愛ゲームですか?

このまま僕は、ATKルートでエンディングを迎えるんかな?

 他のプレイヤーのステータスがわからんから何とも言えへんけどね。

 新し過ぎるやろ、change the world。


 とりあえずステータスに関しては、梅村さんかアタルくんに聞く事にして、保留にしようと思う。


 宝箱、ステータスの確認が終わり、最後に残ったのはスキルのみやね。

早速スキル画面を表示し、新しいスキルを確認する。


 ・眷属召喚(けんぞくしょうかん)

己の魔力、素材アイテムを利用し(しもべ)を召喚する。

※召喚枠1


 きた……きたでこれ。

ぼっちとお別れの時がやってきましたね。

このboneって種族はきっと魔法と眷属で戦うスタイルなんやね。

魔力も使うみたいやし、ステータスのMAGちゃんも気分良くしてくれるやろ。


 早速、眷属召喚を選択する。

素材アイテムに何が必要なんか分からんけど、何か召喚できるやろ。


『召喚する眷属を選択してください。』

□犬

□豚

□ネズミ




 まだレベルも低いし……うん。

これはしょうがないのかな。

でもなんやねん、これ。

僕が想像してた物と全然違うやん。

戦士とか執事とか……100歩譲ったとしても魔物とかやろ。

動物やん……。

なんでゲームの世界にやってきて動物やねん。

っていうか戦えるんかなぁ?


 悩んでいても何も変わらんし、とりあえず召喚してみようかな。

これから先、召喚できる種類も増えるかもしれへんし、何より新しく手に入れたスキルを試してみたい。

この3つの中やったら、犬が一番戦えそうやな。


 犬を選択すると、左上のバーが減っていく。

目の前に魔方陣っぽい物が出てきて、その上に光の球が現れる。

光の玉と魔方陣はクルクルと回りだし、段々加速していき、そして光の玉は爆発した。


「うわぁびっくりした、爆発する必要性あるん?」

 爆発は砂埃を撒き散らし、僕の視界を奪う。

光の玉は消えたが魔方陣は残っているようで、砂埃の中でも魔方陣の光は確認できた。

そしてその中心に小さな影があるのも確認できた。


「成功なんよな、どんな犬なんやろ。ドーベルマンとかかな?」


 砂埃はやがて晴れていき影の正体も露になる。

中型犬っていうんかな?僕の膝より下ぐらいの大きさやわ。

犬種はなんなんやろ?

分かるわけがない。


「眷属も骨なんかい……。」


そう、分かるわけがない。




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