確認しましょう、そうしましょう。2
あれからしばらくステータス画面を観察していたんやけど、このステータスは僕の想像してたのとかなり違ってた。
まずステータスとしての働きをまったくしてへん。
普通ステータスって数値化されてるもんじゃないん?
なんなんのゴブリン7体分って?
じゃあ体重はリンゴ3個分ですかって聞きたくなってくる。
それに僕のプレイによってステータスの伸び方が変わるみたいやけど、何かが大きく伸びたりすると、伸びてへんステータスが嫉妬する。
あかん……これは恋愛ゲームですか?
このまま僕は、ATKルートでエンディングを迎えるんかな?
他のプレイヤーのステータスがわからんから何とも言えへんけどね。
新し過ぎるやろ、change the world。
とりあえずステータスに関しては、梅村さんかアタルくんに聞く事にして、保留にしようと思う。
宝箱、ステータスの確認が終わり、最後に残ったのはスキルのみやね。
早速スキル画面を表示し、新しいスキルを確認する。
・眷属召喚
己の魔力、素材アイテムを利用し僕を召喚する。
※召喚枠1
きた……きたでこれ。
ぼっちとお別れの時がやってきましたね。
このboneって種族はきっと魔法と眷属で戦うスタイルなんやね。
魔力も使うみたいやし、ステータスのMAGちゃんも気分良くしてくれるやろ。
早速、眷属召喚を選択する。
素材アイテムに何が必要なんか分からんけど、何か召喚できるやろ。
『召喚する眷属を選択してください。』
□犬
□豚
□ネズミ
まだレベルも低いし……うん。
これはしょうがないのかな。
でもなんやねん、これ。
僕が想像してた物と全然違うやん。
戦士とか執事とか……100歩譲ったとしても魔物とかやろ。
動物やん……。
なんでゲームの世界にやってきて動物やねん。
っていうか戦えるんかなぁ?
悩んでいても何も変わらんし、とりあえず召喚してみようかな。
これから先、召喚できる種類も増えるかもしれへんし、何より新しく手に入れたスキルを試してみたい。
この3つの中やったら、犬が一番戦えそうやな。
犬を選択すると、左上のバーが減っていく。
目の前に魔方陣っぽい物が出てきて、その上に光の球が現れる。
光の玉と魔方陣はクルクルと回りだし、段々加速していき、そして光の玉は爆発した。
「うわぁびっくりした、爆発する必要性あるん?」
爆発は砂埃を撒き散らし、僕の視界を奪う。
光の玉は消えたが魔方陣は残っているようで、砂埃の中でも魔方陣の光は確認できた。
そしてその中心に小さな影があるのも確認できた。
「成功なんよな、どんな犬なんやろ。ドーベルマンとかかな?」
砂埃はやがて晴れていき影の正体も露になる。
中型犬っていうんかな?僕の膝より下ぐらいの大きさやわ。
犬種はなんなんやろ?
分かるわけがない。
「眷属も骨なんかい……。」
そう、分かるわけがない。




