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Yellow Marker~一人だけ魔族でプレイ~  作者: モチモチの木
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オープニング

1番納得出来ていなかった1話を書き直しました。

お許し下さい。


 モニターには一人の人物が映っていた。

玉座に座る一人は男なのか女なのか、それすらもわからない。

 生気の無い青白い肌、瞳孔の開いた虚ろな瞳。

艶も無く、ボサボサに伸びた白髪の1人。


 1人が口を開く……。


 「私は魔王……」


 酷く枯れた声だった。

喋るのも辛いのだろう、だが一人は僅かに滲み出た唾液を飲み込み、再び声を発する。


 「この世界は間違いだらけだ……なぜ我々は憎み合うのだ?なぜ争うのか?種族の違いがそうさせるのか?なぜ魔族だけなのか!?我々も生きているのに!!何故!?何故なぜ何故ナゼ何故……!!」


 一人は髪を掻きむしり、声をあらげる。

そのまま「なぜ……なぜ……」と呟き続けている。

何処かで誰かの泣きじゃくる声を聞こえる。

恐らくこの魔王の部下なのだろう。


 いったいこの1人の魔王に何が起きたのか、それを知るものは魔王と泣きじゃくる声の持ち主だけなのかも知れない。



















 「私は……死にたくない……」


 モニターはそこで暗転し、代わりに文字が映し出される。



Change The world



そう、このゲームのタイトルである。


 

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