プロローグ
「やっぱ無理だぁ。」
俺はパソコンの前で天を仰ぐ。
俺は関口 蒼太、21歳男性。
都内の私立大学に通う3年生だ。
今は中学生の頃から見ていた『小説家になろう』に何か投稿できないかと考えていた。
「異世界転生や転移はベタ出し悪役令嬢も好きなジャンルじゃないしなぁ。」
ジャンルを考えようと『小説家になろう』の週間ランキングを眺めていた。
「異世界転生するかと思わせて時かけにしてみるか。」
「現代から明治くらいに飛んで自分の先祖に会いいろいろある、みたいな。
と思わせて実は似たような異世界もしくはアナザーワールドだった!的な。」
うーん、なんか既にありそうな話だな。
「逆に異世界から現代に転移してくるとか?」
一人で読んでる小説なんて多くないから、これもありそうなんだよなぁ。
AIにでも聞いてみるか。
ええっと、
(小説家になろうの作品で異世界転生ものはたくさんあるが 逆に異世界から現代に転生・転移するもので貴族や勇者や魔王といった 特別な人々でない人物(生物)が主人公になった小説ってある? )
AI:ある。しかも実は結構ニッチな人気ジャンル。 ただし多いのは「向こうで超重要人物だったやつ」が現代に来るタイプ で、あなたが言うような特別な人々でない人物(生物)みたいなのを主人公にした作品はかなり少ない。
なんだ、あるのか。
(じゃあ、異世界の村人を生贄にして現代人を召喚しようとしたら死なないで異世界に転移する。しかもどちらの生活も書くってどう?)
AI:かなり良い設定。
主人公が“特別な英雄”ではなく村人というところがいい点。
これで、「現代社会を見て驚く視点」が自然になる。
そ、そうか。
それじゃあその設定で考えてみるか。
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「複雑になりすぎて書けねぇ。」
「俺には小説を書く才能が無いのかなぁ。」
もう一度AIに聞いてみるか。
(ベタななろう系小説のパターンってどれくらいある? )
AI:意外と多くありません。
「なろう系」と言われる作品は無数にありますが、物語の骨格に分解すると20から40種類程度に収まります。違いが出るのは、その組み合わせや味付けです。
「多くないって言いながら20から40種もあるんかい!」
(具体的には?)
AI:
パターン
代表的な流れ
①追放
パーティや組織から追放→実は有能→見返す
②転生
死亡→異世界転生→知識チート
③転移
現代から異世界へ召喚・迷い込む
④悪役令嬢
破滅回避・運命改変
⑤スローライフ
戦わず田舎や辺境で暮らす
⑥生産職
鍛冶・料理・薬師・錬金術などで成り上がる
⑦領地経営
村・街・国家を発展させる
⑧ダンジョン運営
ダンジョンマスターや迷宮経営
⑨冒険者成長
Fランク→最強へ
⑩学園
学園生活+能力バトル
⑪復讐
裏切り→復讐→再起
⑫勘違い
周囲だけ評価が爆上がり
⑬無自覚最強
本人だけ弱いと思っている
⑭ハーレム
仲間・恋愛イベント中心
⑮モンスター転生
スライム・蜘蛛・ゴブリンなど
⑯配信
ダンジョン配信・実況で人気者
⑰現代ダンジョン
現代日本にダンジョン出現
⑱ループ
死に戻り・時間逆行
⑲契約・召喚
精霊・魔物・従魔
⑳経営
商会・店・ギルド経営
の20種類になります
「なるほどねぇ。確かによく見るジャンルだな。」
「これの組み合わせで書くのかぁ。俺にはむりじゃね?」
「AIなら無茶ぶりしてもいけんのかなぁ。」
(①から⑳まで全てを盛り込んだ小説っておまえは書ける? )
AI:結論から言うと、書くこと自体は可能です。ただし、「全部盛り」にすると面白くなるとは限りません。むしろ、そのまま全部入れると物語が散漫になる可能性が高いです。
「って言いながらほんとは書きたくないんじゃないの?」
AI:例えば①~⑳をそのまま並べると、
転生した主人公が
異世界へ召喚され
貴族に生まれ
悪役令嬢を助け
追放され
スローライフを始め
鍛冶屋を経営し
領地も発展させ
ダンジョンマスターにもなり
学園へ通い
復讐もし
勘違いされ
無自覚最強で
ハーレムになり
スライムにも転生し
配信もし
現代ダンジョンへ戻り
死に戻りし
精霊契約を結び
商会経営もする
……と、さすがに読者は「結局この作品は何がやりたいんだ?」となりやすいでしょう。
(なんだ?面白いものが書けないことに対しての言い訳か?)
AI:面白くするならこんな構成なら成立し得ます。
第一部(学園編)
③転移
⑩学園
⑫勘違い
⑬無自覚最強
第二部(冒険編)
⑨冒険者
⑲契約
⑪復讐
第三部(領地編)
⑥生産
⑦領地経営
⑤スローライフ
第四部(世界編)
⑧ダンジョン運営
⑳商会経営
⑮モンスター転生した仲間
最終章
⑱ループ
①追放
④悪役令嬢
②転生
⑯配信
⑰現代ダンジョン
このように、各要素を「章ごとのテーマ」として配置すれば、一応は全要素を消化できます。
「ふむふむ、確かに全部入ってて流れも悪くないけど長くないか?で続きは・・・。」
AI:私なら挑戦してみたい企画
「お、やる気出た?」
AI:もし「①~⑳を全部入れてください」という条件なら、私はパロディではなく、「なろう系というジャンルそのものを一本の世界観に統合する作品」を目指します。
「ん?何言ってんの?よく分からんな。」
AI:例えば、世界には「物語の運命」を管理する仕組みがあり、「転生」「追放」「悪役令嬢」「現代ダンジョン」などはすべて異なる世界線で起きている現象だと設定します。主人公はその世界線の異常を修復する役目を負い、各世界を巡ることで結果的に20種類すべての典型パターンに関わる──という構成です。
(じゃあ挑戦したいなら書いてみてよ。てもその設定でいいけど短めのギャグで)
AI:面白そうですね(笑)しかも、ギャグだからこそ成立すると思います。
ただ、一つだけ条件があります。
「全部盛り」は主人公がツッコミ役でないと読者がついていけません。
「何わろてんねん。ま、いいやそれで書いてもらうか。」
(じゃあ、それで書いてみて)




