↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界人の友達と日本を旅しよう  作者: マノイ
3章 三重「個性」
PR
85/466

25. ナガシマスパーランド 後編

 元気なのは、わたしとミカンとパステルちゃんくらいだった。他の面々は魂が抜けたような表情でフラフラと乗り物を降りようとしている。


「みんな大丈夫じゃなかったの!?」


 すみれさんなんて「絶叫系は全部いける」なんてドヤ顔で言ってたんだけど。


 全員が降りてスチールドラゴン2000から少し離れたところまで歩き、一息入れる。すると突然息を吹き返す人が続出した。


「なんだよ今の乗り物!くっそ面白れぇ!すっげぇええええ」

「私が今まで乗ったジェットコースターの中で一番面白かったかもしれません」

「悔しい~こんなに面白いならやっぱり前回のライブの時にも乗りたかったぁ~」

「これがジェットコースターなのね。かなり気に入ったわ」

「こっちの世界にはこんな気持ち良い乗り物があるんですね」

「あらあらうふふふふふふ」


 あ、みんな満足しすぎて放心してただけなのか。なんだよもう、びっくりさせないでよ。そういえば肝心のシェルフは?


「は……ははは……はははでござる……」


 真っ白に燃え尽きてるー!


「や、やっぱりシェルフは絶叫系は止めたほうが」

「乗るでござる」

「なんで!?」


 もしかして、ドМ?




「それじゃあフリーパスの使い方も分かったと思うし、自由行動ね」


 フライングコースターとか嵐とかホワイトサイクロンとか絶叫系が充実してるからどれに乗ろうか迷っちゃう。


「あれ~!あれ~!」


 最早語彙力が消えたワンコと化したミカンが全く悩まずに次のアトラクションに向かった。手あたり次第全力で、か。いいね、のった!


「私も行く!」

「俺も行くぜ!」


「あ、待っ……」

「み~ちゃ……」


 何か聞こえた気がするけどまぁいっか。三人で全力で走って次から次へと絶叫系を乗り継いだ。もう一度スチールドラゴン2000にも乗りたいけどもう結構並んでるから難しいかな。コースター系だけじゃなくてフリーフォール系など色々な種類の絶叫アトラクションがあるんだね。


 たくさん乗ってさすがに疲れたので少し遅いお昼を食べながら休憩中。ミカンはまだ特攻してる。体力あるなぁ。


「すみれさんはまだ絶叫系行きます?」

「ん?ああ、流石に俺も疲れてきたからな。ちょっと休憩」

「ですよね~」


 ちなみにシェルフがプラムと一緒にフリーフォール、バイキング、ウルトラツイスターなどの絶叫系に挑戦しているのを見かけ、近寄ると悲鳴が聞こえてくる。


「ああああああああああああああああはははははは!」


 なんだかんだ言って一番理想通りの楽しみ方が出来ているのかもしれない。もしかして怖いのがクセになってきたのかな?変な性癖に目覚めなければ良いけど。プラムも良い笑顔で乗ってるね。悩み事は今は忘れて心から楽しんでるみたいで良かった良かった。


 根古ちゃんはシャモアちゃんと一緒に水しぶきがあがるタイプのアトラクションを楽しんでいるのを見かけた。徐々に根古ちゃんがシャモアちゃんのお守り役になっているような……


 パステルちゃんは横石さんとゆ~ちゃんと一緒に行動しているみたい。パステルちゃんが二人の腕をとって引っ張ってる微笑ましい姿を見かけたからだ。




「じゃあすみれさん、この後は気分を変えてお化け屋敷に行きませんか?」

「おばっ!」


 おやおや、すみれさん何か焦ってませんか?どうして慌てたのかな?


「よし、行きましょう!」

「ちょっと待……」

「だ~め、待ちません~」


 すみれさんが『きゃ~』とか言って抱き着いてくるのかな。そんな可愛いすみれさん見たいなぁ。うひひ。


「だから……」

「問答むよ~ですっ」


 すみれさんの腕を引っ張ってお化け屋敷の中へ無理やり一緒に入った。さて、どうなるかな。ワクワク。




「おるぁ!?」

「ひいぃっ!?」


 どうしてこうなった。


「だから止めとくべきだったんだよ……」


 すみれさんはお化けを全く怖がらなかった。ただ、脅かされると反射的に反撃してしまうタイプらしく、お化け屋敷のスタッフを怪我させる恐れがあるから遠慮していたのだった。このままだと危ないから途中でドロップアウト。スタッフの人がほっとした姿をわたしは見逃さなかった。ごめんね。




「あ~楽しかった!」


 夕暮れ時、全員で集合した時にはもうみんなヘロヘロだった。でも全員が幸せに満ち満ちた笑顔を浮かべていた。


「うひひ、速いでござる。高いでござる。もっと……もっと怖がりたいでござる……」


 シェルフは開けてはいけない扉を開けてしまったかのようなトランス状態だけど、少し経てば治る……よね?


「プラムどうだった?」

「はい!こっちの世界はこんなに楽しいことだらけでずるいです!」

「あははは」


 最後はみんなで観覧車、っていうお約束にしようかと思ったけど、もう満足かな。並んでなければ最後にまたスチールドラゴン2000っていうのも面白かったんだけどね。


「よ~し、それじゃあみんな帰るよ~バス乗り場に向かうよ~」


 わたしも今日は疲れてフラフラだ。バスの中で寝ちゃうかもしれないけど、それはそれで気持ちよさそうだ……

お化け屋敷って怖いというより驚く、ですよね。某所の有名なやつは怖いらしいですが(行ったことない)。

観覧車は他でも乗れるので今回は保留。ナガスパは絶叫系の種類が多いことが特徴なので、ソレをメインに楽しませました。4Dの乗り物とか酔いそう……


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。