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おしえて!なぜなに☆ティレイちゃん  作者: 奏似


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屠竜王大征編

「はい!という訳で第一回のスタートです!解説のティレイちゃんからご挨拶の一言をどうぞ!」

「ねえ」

「はい?」

「ちゃん付けやめて」

「えー、可愛いじゃないですか」

「燃やすわよ」

「ティレイ、ティレイ」

「なによピオ」

「警告はやる前にしないと」

「いいじゃない、どうせやることになっただろうし」

〜作者がこんがり中のため、しばらくお待ちください〜



Take2



「はい!という訳で第一回のスタートです!解説のティレイ先生からご挨拶の一言をお願いします!」

「はぁ、どうも」

「では早速最初の質問です。そちらの世界はどんな世界ですか?」

「え?普通」

「……え?」

「……なに?」

「いや、そういうことじゃなくて」

「じゃああんたの世界はどんな世界なのよ」

「えーと……普通?」

「は、どの口が」

「すみません。いやでも、もうちょっとなんかありません?」

「面倒くさ……まぁ、マナが枯れてるせいで色々不便とは母さまが言ってたけど」

「母さま?」

「あ、いや、メリーシャヤが!」

「母さま呼びだったの?」

「違う!忘れなさい!」

「解説のピオネーシュさん?」

「母さま呼びです」

「へぇ〜」

「燃やされたいの?」

「だからティレイ、警告は(以下略)」



Take3



「ええと、解説のティレイさん?」

「なによ」

「火気厳禁でお願いします」

「じゃあ失言禁止で」

「善処します」

「なら私も同程度に善処するわ」

「なにとぞ。てか、マナが枯れてる、とは?」

「言葉の通りだけど?」

「もう少し詳しく」

「えー」

「それがこのSSの主旨なんで」

「はぁ、仕方ない。災厄は知ってるわよね?」

「作者ですからさすがに。昔あった大災害」

「あんたの説明の方が雑だと思うんだけど」

「これはネタバレ回避のためであって」

「そんなの気にしてたの?」

「当たり前じゃないですか」

「こんなSS無計画に始めといて?」

「ぐは」

「ティレイ、その辺で」

「ピオ、あんたどっちの味方?」

「それはティレイですけど、話進まないのも困りますし」

「はいはい。災厄で一なる大陸が四つに分かれて、他は知らないけどこのフォーサイス大陸は地脈がズタズタ、放っておけば不毛どころか死の大地まっしぐらだったそうよ」

「うわ。……伝聞形?」

「メリーシャヤから聞いた話だもの。私が生まれる前の話だし」

「そうなの?」

「はい。ちなみに私が生まれたのティレイよりちょい後です」

「えええっ!?」

「いちいちピオに確認しないでよでもって何を驚いてるの」

「ピオネーシュさんの方が歳下って……」

「魔物なんてそんなもんじゃない」

「それは作者の知ってる普通じゃなくてですね」

「んなことどうでもいいわよ。で、大陸の枯死を防ぐために3つの楔が打ち込まれたんだけど、そのひとつがメリーシャヤって訳」

「あ」

「なに?」

「めっちゃネタバレ」

「知らないわよ」

「まぁ言っちゃったものは仕方ないかー。メリーシャヤさん、本編読んだだけだとまるっきり悪のラスボスなんですが」

「ヴァスガルトやフォルティスから見たらそうでしょうよ。でも、別に野心や酔狂で影の支配者やってた訳じゃないし」

「そうなの?楽しそうだったけど」

「ヒドい場面ばっかり切り取ったからじゃない。メリーシャヤが国に介入せざるを得なかったの、人間のせいなのに」

「人間が悪いみたいな」

「災厄から何から、だいたい人間が悪いわよ」

「うわヒド」

「全部って言わないだけ感謝なさい。間違っても人間に魔術を使わせる訳にはいかなかったんだから、必要なことだったのよ」

「え、だってマナが枯れてるなら魔術なんて使えないんじゃないの?」

「枯れかけと干上がるのでは話が違うでしょうが。分かれ」

「それは無茶。……あー、なるほど。人間が魔術使ったら残り僅かなマナを使い尽くしてしまう、と」

「そういうこと。力ある存在は異界に逃れた。エルフやドワーフみたいな妖精種は眠りについた。縄張り荒らされないように替わりも置いた。でも、動物とおなじで肉を基とする人間は、マナの濃い薄いなんて分からずに節操なく浪費してしまうのが目に見えてる。だから過去の知恵を取り上げたのよ」

「そんな理由が……」

「まぁ、人間の知ったことじゃないし」

「いや、それならもっとやりようはあったのでは?」

「それこそ、人間の事情も都合も知ったことじゃないもの。世界を滅ぼしかけたヤバい種族に自由を与えてただけでも破格なんだから、もっと恩に着るべきじゃない?従属や駆逐って選択肢、なかったと思う?」

「わぁ、優しい……」

「でしょう?」

「あ、はい。でも、その楔?が倒されちゃったら大陸ヤバいのでは?」

「まぁ今更だったってのもあるけど」

「今更?」

「先に一個楔抜かれてるし」

「え?なに?」

「暴竜クルヴォレク」

「え?それ?」

「それ」

「だって、あなた討伐の要じゃなかった?」

「それはまぁ……そうだけど」

「ティレイが見限られる原因の最たるものだったかなぁ、って」

「ピオ?」

「はいはい、お口チャック」

「あー、独断専行、事後承諾?」

「知らなかったんだから仕方ないじゃない。フォルティス連れ帰れ、って言われてて条件に出されたんだから不可抗力。でしょ?」

「……メリーシャヤ、さぞびっくりしただろうなぁ」

「それはもう」

「ピーオー?」

「はーい」

「てことは、ヴァスガルトって楔二つ抜いちゃったの?」

「そういうことになるわね」

「ヤバ」

「まぁ、当時の時点で最低限地脈の回復は出来てたみたいだから、結果オーライだったようだけど」

「ならよかった」

「よかった?」

「あ、いえその」

「こっちはこっちで計画的にやってたのに全部滅茶苦茶にされたんだけど。回復って言ったってあくまで最低限の話だし」

「自分も加担したくせに(ぼそ)」

「……なにか?」

「いえなにも。では、ヴァスガルトをお恨みに?」

「まぁ人間側にも理がなかったとは言わないわよ」

「ティレイ、素直じゃないんですよ。あ、はい、黙ってますね」

「全然黙ってないじゃない全く。まぁ、あれには恩もなくはないし」

「あー、そういう」

「なにか?」

「いえいえ。ところでもうひとつの楔って?」

「知らない」

「え?」

「知らない。メリーシャヤ自身知らなかったみたい」

「え?メリーシャヤが楔を配したんじゃないの?」

「違うわよ。あれも楔として作られた存在だし」

「ちょ、待」

「なに」

「あれラスボス違うの?」

「誰もそんなこと言ってない」

「それは確かに」

「あのー、作者さん?」

「ピオネーシュさん?なんでしょう?」

「長くなってきたので、そろそろ一旦区切っては?」

「あ、そうですね。では第一回はこの辺で。このSSは作者とティレイ先生と解説のピオネーシュさんでお送りしましたー」

「……え、解説私じゃなかった?」

「まぁまぁティレイ、休憩しましょ休憩」

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