薬草を採取してみた
I became an adventurer for now - Souji Yamato
昨夜、少年クリスは、官能美女ケイトのために、頑張りました。
おかげで、精力を使い果たし‥‥目覚めると、朝の11時です。なので、慌てて、冒険者ギルドへと向かいます。
そして、ギルドで、クエスト『薬草採取(初級)』を受注します。
けれども、冒険者ギルドの職員としてのケイトには、会えませんでした。どうやら、窓口ではなく、事務室にいるみたいです。
その後は、街の食堂で、昼食を摂ってから、森に向かいます。
午後2時、森に到着しました。早速、目当ての薬草『ヨモギ』を探します。
すると、あっさり数分ほどで、ヨモギ草が見つかりました。後は、冒険者ギルドに持ち帰り、納品するだけです。
それで、帰ろうとすると、地面で光る『ガラス質の黒い板』を発見します。その大きさは、厚さ5ミリの7×15センチほどで、明らかに人工物です。
そこで、クリスは、黒い板に手をかざします。
「鑑定!」
{科学文明のデバイス}
「え‥‥?」
その鑑定結果を見て、思わず、クリスは『黒い板』を手に取りました。途端‥‥黒い板の表面に、謎の文字や図形が、色鮮やかに表示されて行きます。
しばらく、クリスは、魅入られたかの様に、表示を見詰めています。
{スマートフォンは、世界システムとの接続に成功しました}
「えっ!」
いきなりの自国語で、黒い板にメッセージが表示されました。
さらに、黒い板は、クリスの手を離れ、白い輝きの粒子と化して、次には、増大して行きます。
程無くして、輝く粒子は、メイド姿のセクシー美女へと変わりました。
そのセクシーメイドが、クリスに挨拶をします。
「わたしは、Xrok、クリスさまをサポートするアニメイドです」
「‥‥アニメイドって?」
「人造生命を素体としたサイボーグです」
「サイボーグ!」
クリスは、知っているSF用語なので、驚愕しました。
唐突に、Xrokが、状況を告げます。
「どうやら、わたしは、クエスト『世界初の神格に目覚めた人形』を達成したようです。おかげで、国家予算レベルの報奨を得ました」
「な、ななな‥‥」
「それから、わたしは、これより、ご主人さまの従属神となります。
以後、よろしく御願いします」
「‥‥こちらこそ」
クリスは、喜ぶべきか、驚くべきかを迷いました。
それを他所に、Xrokは、セクシーに微笑み続けています。
そのあと、クリスは、冒険者ギルドに薬草『ヨモギ』を届けてから、帰宅しました。そして、同居人ケイトの帰宅を待ちます。
やがて、帰宅したケイトは、驚きながらも、Xrokに挨拶します。
「クリス君の後援者で、ケイトと言います」
「わたしは、Xrok、クリスさまに仕える人造生命です」
「クリス君、凄い恋人を、手に入れたわね」
「ははは‥‥」
クリスは、言葉が見つからず、乾いた笑いをしています。
それと、その日の夕食は、Xrokが作りました。
こうして、少年クリスは、アニメイドのXrokを手に入れました。
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