身体の違和感
I became an adventurer for now - Souji Yamato
ゴブリン狩りは、無事‥‥五日目を終えて、みんなの装備が進化しました。
現在、クリスたち3人は、家のリビングに居て、テーブルの上には、装備カード(見た目はクレジットカード)3枚が置かれています。
そこで、3人は、早速、そのカードを装備します。すると、3人の装備が、強襲ウェアに換装されました。
強襲ウェアは、地球の陸上競技用みたいな衣類です。当然ながら、女性用は、いわゆる『へそ出し』様式です。
次は、強襲ウェアの『効率化サーフェイス』(外見)を指定します。
すると、クリスがアサルトバニー型、セイラがアサルトビキニ型、セドリックがアサルトジャケット型に、強襲ウェアが変化しました。
これらに、セイラとセドリックは、満足していますが、クリスは、恥じらいながら、落ち着かない様子です。
やがて、クリスが、堪らず、叫びだします。
「まるで裸が、恥ずかしいし、お股‥‥身体とかムズムズする!」
『魔素を、色香に変換して、魔力を発生させる為の必須仕様です』
「わかっても、アソコ‥‥身体が変になる!」
『我慢してください、むしろ、我慢しなさい!』
システム侍女のXrokが、冷徹に、そう告げました。
Xrokが、クリスの苦情を、無視して言います。
『この装備は、世界システム上、いわゆる装甲ポイントではなく、防護ポイントや回避ポイントで防衛する仕組です。
そして、男性用は、魔素を精力に変換して、魔力を発生させます。また、この時の余剰精力で、筋力や瞬発力を補います。
――そのため、平常心を保てるのです。
ただし、女性用は、男性用よりも多機能な分、色香が大幅アップします』
「だから、色香の大幅アップ、止めてよ!」
クリスが、大声で、そう抗議しましたが、他の二人『セイラとセドリック』が、装備性能に満足しているので、クリスの声が、完全に無視されています。
それでも、しばらくすると、クリスが、どうにか落ち着きました。
ですが、セドリックが、余計な一言です。
「セイラもクリスも、二人とも、いい匂いがする」
「Xrok、恥部‥‥身体の臭い、撒き散らす仕様、止めてよ!」
クリスが、純情まる出しで、そう泣き叫びました。
あわてて、セドリックが、取り繕います。
「いや、あの、その‥‥大人っぽい、セクシーな香りだよ!」
「だから、それが、恥ずかしいの‥‥」
クリスは、泣き崩れました。
よせば良いのに‥‥セドリックが、焦りながら挽回しようとします。
「だ、だけど、きょ、今日の、き、君は、す、素敵‥‥だよ」
「‥‥」
「そ、その、お、大きな、お、おっぱぃガッぎゃぁぁっ!」
「死ね、むしろ、殺す‥‥」
クリスは、泣き止みましたが、セドリックが、殴られて大ピンチです。
あまりの、クリスの殺意に、セイラが、あわてて止めに入ります。
ともあれ、こうして、みんなの装備が、強化されました。
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