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第9話

「クルゥル~」


あれから二日、召喚獣が術者の体内に戻らないなんてことは初めてで、いつ暴走するかわからないとして、ボクとルナは隔離塔に入れられた。

意外と快適でいま、ルナを洗っている。


「ルナ、あばれないでね。泡流すから」

「クルゥ!」


「おぉおぉ、おとなしいじゃねぇの」

「タスク先生!」

「よう~カルマ、待たせたな。とりあえずもう普通に寮に戻っていいぞ。詳しいことはこれから学園長のとこで話すからついてこい」

「分かりました。ルナも一緒でいいんですよね?」

「学園長から絶対連れて来いと言われてるから大丈夫だ」





トントントン

「学園長連れてきました」

「……どうぞ、入りなさい」

「ほら、いけ。俺はここまでだから」

タスク先生に背中を押される、ルナを抱き抱え入った。


「失礼します。」

「よく来てくれました。さぁ座ってください」

学園長はどこか懐かしい雰囲気で、何故か安心感を覚えた。


「さて、今回は君の抱えているその龍についてだ。少し質問させてくれ。君のご先祖様にブランという人はいないかい?」

「……ごめんなさい。先祖のことは父に聞かないとわかりません。」

「そうか…いや、気にしないでくれ、ただの質問なんだから」

ボクがショボくれているのをみた学園長は優しく、紅茶をいれてくれた。


「さて、次の質問だ。タスク先生から君は魔力コントロールがうまいと聞いた。学園に入る前に誰からか指導を受けていたのかね?」

「父に習いました。父に武術を習っていて1度暴走仕掛けたことがあるんです。暴走したのはボクが父に勝ちたくて独学で魔力を使おうとしたからで、二度暴走をしないようにと」

「そうですか、本来なら暴走した時点で学園に入らなければならないにですが、もう入学してますし、不問にします。では、本題です。

カルマ君はこの首都をおさめている王族についてどれだけしっていますか?」


「ほとんど知りません。昔、小国をまとめ、魔獣を北の山向こうに追い払ったと聞いてます」

「では、王族が持つ召喚獣については?」

「確か大蛟みたいな獣だと…」

「いまの国王は蛟だけど、ほんとは違うのだよ。初代国王は初代勇者のようにりゅうを召喚していたのだよ」

ボクは唖然とし、抱えていたルナから手を放してしまった。

ルナはこれ幸いと部屋のなかを飛び始めた。

「クルゥ~ゥ」


「あ!ルナ戻って!」

立ち上がり捕まえろうとするボクを学園長はとめた。

「構わんよ。好きにあそばせてあげなさい」


ルナが自由に飛びまわってる間、学園長との会話は続いた。

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