第7話
少し騒がしい教室に入ると先ほどの騎士団のパレードで盛り上がっていた。
アンナとアルドとはクラスが別になり、ボクは自分の席で呆然と空を見ていた。
「こんにちは」
隣の席の女の子が話しかけてきた。
「先ほどのパレードすごかったですね。今年のは一段と綺麗でした。」
「……毎年みてるの?」
「はい!住まいが首都なので」
「へぇ〜。ボクは今年が初めてだけど確かに凄かった」
「そうなんですか?パレードだけを観に来る方もいると聞いたのですが…」
「ボクの村は辺境に近いから、あまり遠出は出来ないんだよ。両親も魔獣退治で忙しかったし」
「魔獣!みたことがあるんですか?!」
彼女は顔近づけ好奇心の塊の様な表情で聞いてきた。
「あ…あぁ…父様と一緒に退治した事があるから…」
「凄い!!魔獣は恐ろしいと聞きました。本物はどの様ものなんですか?」
ち……近い……内心で思いつつ
「と…とりあえず落ち着いて。みんな観てるから」
彼女の声でクラス中の目線がボク達集まっていた。
「…あ…」 そのことにきずいた彼女は赤面しつつ戻った。
「「・・・」」
クラスの注目はすぐに終わり、ボクと彼女の間には何処か気まずい雰囲気がながれた
「あ……あの、申し遅れました。ファナ・ミルカロスと申します。」
「え?あ!初めまして、カルマ・ファールです。」
互いが自己紹介をすると担任の先生が来た。
「よ〜し。お前ら、これから魔力属性の検査を行う。全員練習場に案内する。俺はこのクラスの担任となった、タスク・ロベルトだ。家名持ちだが貴族ってわけじゃねぇから、そこんとこよろしく。さ!移動すっぞぉ〜」
練習場に着くと四つの球が並んでいた。
「これから魔力属性の検査を行う。4列に並び水晶に魔力を注げ!魔力コントロールができなくても大丈夫になっている!水晶の前に立っている先生に名前を告げて指示を受けてから始めろ!終わったものは待機だ!行け!!」
先生の言葉に我先にと同級生が並んだ。ボクも列に並び静かに自分の番を待った。
「……君は、風の属性だね。次!」
「はい!……カルマ・ファールです」
「……よし。確認した。魔力を注いで」
少しだけドキドキしながら水晶に魔力を注いだ。
……魔力属性には色があり、火は赤、水は青、風は緑、土は橙。
ボクの魔力は白だった……




