前へ目次 次へ PR 32/38 秘密道具 四歳の息子とドラえもんを見ていた 「啓太は何の道具が欲しい?」 息子はただ俺の問いかけには答えず、じっと画面を見ている。 「タケコプターかな?やっぱりどこでもドアかな?」 しかし、やはり反応は無く、じっと画面を見ているだけだ。 俺は苛立って思わず声を上げた 「おい!聞いてるのか!」 すると、息子は子供らしくニッコリ笑い私の目をじっと見て答えた。 「どくさいスイッチかな」 俺は…恐ろしい怪物を育てているのかもしれない。 真っ先に消されるのは、俺かもしれない……。