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謁見の間
王「よく来た勇者よ。お前だけが世界の希望だ。魔王を倒す為に宝箱の中身を持っていくがいい。」
勇者は宝箱を開けた。ひのきの棒と布の服を見つけた。
王「頼むぞ。必ず魔王を倒してくれよ」
礼を言って、勇者は旅立って行った。
大臣「王、いくらなんでも、もう少し良いものをあげるべきでは…あれでは、城の周りのスライムにすら勝てませぬぞ」
王「しかし、我が国にはもう勇者に掛ける資金などないのだ。今月でもう何人目の勇者だ?」
なぜ、最初にもらえる装備がしょぼいのか少し分かる気がします。




