表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
女性が少ない世界でVTuberやります!  作者: ブル(犬川)


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
63/67

39話 事件の後



「大丈夫ですか晶さん!? 怪我は!?」

「あ〜〜ほんと良い子だわ花美!あたしの妹にした〜い♥」

「……大丈夫そうですね」



女子寮の部屋に着くと、晶さんが私達の帰りを待っていてくれた。

晶さんはポニーテールのピンクの髪にパッチリした琥珀色の目の可愛らしい女の子みたいな人だよ!

思わず駆け寄って怪我はないか聞くと抱き締められた。

うん、元気そうだね。サッと目視で確認したが包帯とか巻いてないし怪我はないかな。

「ほらいい加減離れろ!」

と少ししてお兄ちゃんに引き剥がされるが、いつもなら抱き締める前に邪魔するから晶さんに配慮してくれたんだね。

やっぱり優しい。

晶さんはフリッツを見付けると、「フリッツごめんね守れなくて」と抱き締めている。

フリッツは笑顔で「だいじょぶ!ぶじだよ!」と抱き締め返して、ほんと良い子!

晶さんも女性護衛2級を持っている人だから、子供の世話だけじゃなくその護衛も仕事だったから責任を感じてるんだろう。

いつの間にか侵入してた誘拐犯に後ろから気絶させられたから、何もできなくて悔しかっただろうね。

向こうがプロだったんだからあまり気にしないでほしいな。

襲撃者に襲われ倒れていたマリアちゃんのお父さんも、腕を切られた彼も軽傷で済んだみたいで良かったよ。

そんなことを思っていると。



「あんま気にすんなよ。お前が無事で良かった」

「大和……」



お兄ちゃんが優しく笑って晶さんに声をかけると、晶さんは口に手をやり頬を赤く染めた。

お兄ちゃんは罪作りだね。

元々お兄ちゃんがタイプだって言ってた晶さんは、女性関係のトラブルではどんな理由があろうと問答無用で首になってもおかしくない状況なのに、自分を責めることなく心配してくれたお兄ちゃんにほんとに恋しちゃったみたい。

私としては応援したい気持ちもあるんだけど、この世界は男性同士の恋愛が多いにも関わらず同性愛に厳しいし、現状お兄ちゃんは私に求婚してる状態なんだよね。

私は兄弟で結婚とかないなと思ってて、お兄ちゃんにもそう言ってるんだけど諦めてくれないし。

……難しいね。


それから学校側も色々対応に追われて3日間休校となりました。

私がやったわけではないけど、当事者として迷惑をかけた学校関係者の皆様にはほんとに申し訳ない。

学校が悪いわけじゃないのにネットで叩かれたりしてるし!できることはちゃんとしてくれてるのにね。

でも!

そんな状況で1つ良いことがあったんだよ!それは……



「わ〜向かいの部屋だー!嬉しい!!」

「女子寮にようこそマリアちゃん!」

「お母さん!」



沢山の荷物を抱えて向かいの部屋に入居してきたのはマリアちゃん。

私を見付けるとダッシュで走ってきて飛びついてきた。

勢いがすごくてアーヴァさん達が支えてくれなきゃ倒れてるよ(^_^;)

ほんとマリアちゃんはいつも元気だね!



「ほんとに貴女ってはしたないわね」

「麗華ちゃん!」

「!っ飛びかかって来るんじゃないわよ!」



私の後ろからやって来た麗華ちゃんに気付くとそっちにも抱きついたマリアちゃん。

危ないからと素直に注意できず怒る麗華ちゃん。照れて頬が赤くなってるから怒ってるのが伝わらないんだよね。



「マリアちゃん、危ないから人に飛びかかっちゃだめだよ?」

「うん!気をつけるね!」

「一度でも気をつけたことがあったかしら、この単細胞は!」



顔を赤くしながら怒る麗華ちゃんの言う通り、もう何度も注意してるんだけどね(^_^;)

直らないのがマリアちゃんクオリティ。

返事だけ立派なのよね。それにほんとに嬉しそうにキラキラした目で見詰められるから注意し辛くて。

だってこんなキラキラした目で見詰められたり抱きついてくるんだよ?可愛く感じるし私も嬉しいから強く言えないんだよね。



「引っ越しの手伝いしようか?」

「え? いえ大丈夫です!」

「私達がやっておくのでお気になさらず!」



荷物を部屋に運んでいる男性達に手伝うか聞くと断られた。うん、絶対断われるって分かってた。

ほんと女性には何もやらせてくれないからね。

女性に手伝わせるってことで外聞が悪いのもあるだろうし、プライベートルームに他人が入ってほしくないのもあるかもしれないしそっとしとこう。

マリアちゃんを連れて部屋に戻ると、すぐにフリッツに会ってお互いに抱き締め合ってる。

2人共ニコニコしてるから見てて可愛いんだよね。

それからみんなで楽しくゲームをしたりして遊んだ。

急な休日で学校関係者の皆様には申し訳ないけど、私達は楽しく過ごすことができたよ!



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ