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女性が少ない世界でVTuberやります!  作者: ブル(犬川)


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12話 学校入学!…の前に夫候補と会いました。



時間は一気に進みあれから約4ヶ月。

15歳になり4月に入り、入学まで後3日程の今日夫候補と会うことになってます。

入学したら忙しくなるからどうしても配信頻度減るじゃん?だから今のうちから配信頻度減らすよう言われてさ。

いきなり減ったら勘付かれるからって。

「18になるまでは」って言葉で私が未成年なのはバレてるけど、正確な年齢がバレないように入学することも隠すよう言われてさ。

学校入学なんてバレたら絶対騒ぎになるからって。

今年入学の女子ってだけで女子が通う学校って全国に5つしかないから、人数多いとこから調べたらすぐ分かるよ。

女性の情報は隠されてて調べようにも調べられないはずなんだけどね。

どこからか漏れるらしい(^_^;)

だから他校やその生徒達に迷惑をかけちゃうから入学予定の学校と警察や色々な人達とお父さん達が話し合って、私の学校は公表することにしたんだよ。


日之水都(ひのみと)高校だよ」って。


これで水都の皆さんには迷惑かけちゃうけど、他の学校に迷惑かけるのは避けられた。

水都は私が入学するのに合わせて警備強化とか色々してくれたんだよね。本当はお父さん達私を入学させたくなかったみたいだけど(^_^;)



「花火の入学は取り止めた方がいいんじゃないですか?

 ファンが押し寄せては学校にかなりの負担を強いますし、生徒達も学業が疎かになってしまうでしょうし」

「ジャックの言う通りです。学校の皆さんには迷惑が掛かりますから花火の入学はなしということで」

「いえいえ、警備も強化しますし寮の防衛も一層力を入れましたから安心して入学させてあげてください」

「いえいえそんなご迷惑をおかけするわけには」

「いえいえ、女性の入学は国民の義務ですからね。全ての国民に等しく出会いのチャンスを与える素晴らしい義務(・・)ですから!」

「いえいえ…」

「いえいえ……」



と、校長先生との話し合いは30分予定だったのが2時間になるくらい白熱してた。

私も参加で一度話し合いに行ったんだよね。

先生一同出迎えに来てくれて、校長先生なんてすごい優しそうなお爺さんだったんだけど。

お父さん達と笑顔でやり合うの見たらちょっと怖くなった。

お父さん達は真面目に私を学校に行かせず済む方法探してたけど、章司お父さんだけ複雑そうだったな。

章司お父さん中学校教師だから、水都に進学した教え子いるらしいからね。

女性が高校に通うのは義務なんだよ。

それまでずっと家で過ごして出会いもない中、高校で旦那さんを見付けるためのね。

……えっと、兄弟と結婚させたがるお父さん多いらしいけど、国としてはできるだけ全ての国民に出会いのチャンスを与えたいって、校長先生の仰る通りの理由で義務になってる。

まぁ実際は政府や一流企業の御曹司達と女の子を出会わせたいって思惑があるらしいからそういった男の子は権力で入学し、

一般の男の子は厳しい倍率を勝ち抜いて入学してるんだってお父さん達が言ってた。

う〜ん、どこの世界も権力者に有利なのは一緒なんだね(´;ω;`)









と、まぁかなり脱線したけどこれから夫候補と会います。

軽く化粧をして髪は後ろで軽くお団子にして白いレースのシュシュで結び、洋服もお淑やかに見えるよう白の膝下ワンピースです。

膝丈でもお父さん達に怒られるから膝下(^_^;) 膝小僧が見えるとエロいって本気?いつの時代ですか??

お洒落した私を見て家族みんなが可愛い可愛いって褒めてくれるからちょっと照れくさいけど嬉しい。

ただ、「あいつらに見せるのはもったいない」「もっと厚着の方がいい」「もっとダサい格好でいいんじゃない?」とか言ってくるのは何だかな。

「なんでダサい格好で自分のファンに会わなきゃいけないの!旦那さんになるかもしれない人達なんだよ!」

って怒ったら「夫になんてしなくていい」「夫候補だよ、夫、候補!」とやたら言ってきて結婚して欲しくないのが丸わかりだ。

娘の嫁入りを嫌がるお父さんは多いって聞くけど、募集して試験までさせてそれって詐欺みたいじゃん!

好きになれるかは分からないけどちゃんと考えてるよ私は!





「はじめましてメイ…あっ、はなび!わたしアーヴァ・ナート。バーラト人です!よろしくネ!」

「初めまして花美。私はエドヴィン・シュミット、ドイツ人です」

「は、はじめまして、藤岡花美(ふじおかはなび)です。よろしくお願いします」



明るい笑顔で元気に挨拶してくれるアーヴァ・ナートさんは、褐色の肌にふわふわとくせの強い濃い茶の髪と同色の目の23歳イケメンだ。

童顔なのか18、19歳くらいに見える。

事前情報だとバーラト(インド)らしくIT企業に勤めていて、趣味で向こうの女性護身術A級相当と小型船の免許も持っているらしい。

モーターボートも所持してるそうだが趣味てすごっ(^_^;)


上品に微笑み礼をしてくれるエドヴィン・シュミットさんは無造作にかき上げた白い金髪に青い目の28歳これまたイケメンさん。頬に落ちた前髪がなんかエロい人だ(^_^;)

ドイツの軍人さんでKSK(特殊部隊コマンド)ってところに所属していて飛行機の免許も所持してるらしい。

本物の軍人さんてすごい。強そう。


今回の募集で合格したのはこの2人だけだった。

お父さん達は「くっそー何かしらいちゃもんつけて全員不合格にするはずだったのに」などと悔しそうにしてた。

最初から誰も合格させる気なかったの?驚いてそう聞けばそんなことないよと笑って誤魔化していた。

自白してるじゃん。誤魔化せるわけないでしょ!



「え、えっと、お父さん達の無茶な試験を受けさせられて大変でしたよね?

 あんな厳しい条件で合格したの、本当にすごいです!むしろ、私の方がお二人に釣り合わなくて申し訳ないんですが。

 学校での護衛を引き受けてもらえると助かります」

「つりあわない?花美はそうぞうしテたいじょーにかわいくて、会えたことが、とても、うれしいです!

 よろこんで守りますヨ!」

「そうですね。メイは明るく可愛らしいですが実際に会うならある程度違う部分もあるだろうと覚悟してたのですが。

 ですが実際はあのまま、いえむしろそれ以上に可愛らしくて。貴女の護衛になれたことをとても光栄に思います」

「えっ!? えぇと、あ、ありがとうございます(//_///)」



な、なんだか2人共私を見てすごく優しい顔してくれるから照れる。

そ、そんな可愛いとか2人がかりでベタ褒めしてくれるとか、めちゃくちゃ恥ずかしい!

顔が赤くなるから隠す為に俯くしかない。なんだこれ?すごく恥ずかしいんだが!!



「メイのときのまま、すごくてれや」

「可愛いですね」

「はい。かわいい!」



と言う2人の会話が聞こえてきて余計恥ずかしい!

なんでこんな羞恥プレイみたいな目に遭わせられてるんだ??

私のファンだからよいしょしてくれてるだけかもしれないし!しっかりしろ私!

そんな風に悶えていたら後ろから声が聞こえた。



「アハハ、あのお父さん達の鬼畜の試験を合格した人達だから期待してますよ。

 姉さんに傷1つつけさせないでくださいね」

「本当に、よくあの理不尽な試験に耐えられましたね。それだけしっかりしてらっしゃるならお姉ちゃんが18になるまで我慢もできますよね?」



笑顔で2人に話し掛けるシュンと久信だけど、目が全く笑ってない。

よく見れば久信の足に後ろからへばりついて蓮もいるが、アーヴァさん達を睨みつけている。

よくない!よくないぞそういうの!

「わざわざ遠い地から日本まで来てくれたのに失礼だよ!」と注意すると、2人はばつの悪そうな顔をしたが蓮は変わらず睨みつけている。

ちょっと蓮ちゃん!? 前世界(向こう)の蓮ちゃんは人懐っこい良い子だったでしょう!?

そんな顔するのはいきなり顔に向かって突っ込んできたバッタ見たときくらいで、誰に会ってもニコニコ笑顔だったじゃん!

やっぱり向こうとこっちの蓮は似て非なるものなのかなと、少し寂しい気持ちになった。



「しけん、おもしろかったヨ!なんどもなんども、お父さんたちと、たたかいさせられて!

 ぶきなしありで休みなくたたかって、いちやあけて、いっすいもできず、しこウのうりょく、おちたところでテスト。よくかんがえられてる」

「花美の為ならどんな試練も苦にはなりませんから。

 むしろ彼女が素敵な女性になるのを間近で見守れるのですから。とても幸せなことですよ」



弟達に答えるアーヴァさんは笑顔だけど、えっとその試験大丈夫なんですか? 

一睡もさせず徹夜させて試験て違法じゃないの??

エドヴィンさんは微笑んでるがシュン達と同じく目が笑ってない。むしろ弟達とバチバチ火花を飛ばしてる。

え、何これ? これからの生活が不安なんですけど。

そう思ったけど、幸いなことに3日後には学校の寮で暮らすことになる。

すごいことに女子寮なんだけど夫や護衛男性もOKなんだよ。

というのも女子寮という若い女の子が集められてるって分かってる場所だから不届き者に狙われたりとか色々あって、夫や護衛も一緒に住めるようになったらしい。

ただ、女性と一緒に来た男性達を他の女性が奪おうとしたり、男性達が他の女性をナンパしたりだとか色々トラブルもあるらしい(^_^;)

結構頭の痛いトラブルが起きそうだよね、今からちょっと憂鬱です。



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