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01 

グロテスク表現があることはタグ付けしました!ダメな人は回れ右!


まったく何なんだあの兎!

俺は、あのゲーム内でも恐れられてるPKの『タツタ』様だぞ!?

あいつが怒鳴ってきたあたりでまじめに聞くのもばかばかしくなって、逆に冷静になれたおかげで情報と生産施設を利用できるようにはしたが、くそ腹の立つ兎だ!!

いつか絶対に殺してやる。俺の装備が整い次第絶対にやってやる!


さっきからパンの焼けるようなにおいと鉄をたたくやたらとうるさい音が聞こえてくる建物の中に入る。

ドアを蹴破って入りたいと思ったが、同じようにここにきている奴らを利用して装備をつくらせればいいんだし、此処はおとなしく普通にドアを開ける。


「なっ!?アッ・・ガァッ・・・ゴフッ・・・」


その直後、俺は建物の中にいた大量のPkたちに切り刻まれた。

どの武器で、どんな風にやられたのか、何一つ理解できないままに。


――――――――――――――――――――――――――――


「クソッ!訳が分からねぇ!!」

「お、目覚ました。さっきは悪かった。あの程度で死ぬなんて思わなかったんだ。とはいえ、今日来た新人さんは君とあと一人だけだ。とはいえ、もう一人の子はそのままログアウトしてしまったけどね」

「そうかい、よくわからないままに殺されて今すげえ気分が悪いんだよ」

「だからといって、物わかりの悪い復活者をリスキルできるこの素晴らしいポジションを離れるつもりはないよ。それにここは煙突ハウスの地下に当たる場所だ。暴れられても困るから監視をしとかないと」


ベッドに横たえられた自分の体が五体満足に動くことを当然のことのように適当に確認し、デスペナルティの時間を確認すると23:45という表記。デスぺナがかかるのは死亡した瞬間からおよそ24時間だから、おれは15分間気を失っていたことになる。

・・・俺の真横に立ち、リスキルが趣味だと伝えてきている最低限の肉しかついてない骨と皮が若干浮いて見える、まるでガイコツみたいな気持ち悪い見た目のフリフリしたドレスを着たゴスロリ女(?)に見守られながら。


「あいにく俺のPKスタイルは山賊みたく油断してるとこを殺すのが基本で、あの時のおびえた顔を見るのが最高で、何も知らない復活したばかりの無抵抗な奴を殺すリスキルは趣味じゃないんだよゴスロリ女」

「そうかい。でも、人のやり方は人それぞれで、それをちゃんと尊重しない君みたいなやつにはお仕置きが必要だ」


ゴスロリの言葉が言い終わる前に俺の心臓をゴスロリがいつの間にか素手でつかんで口に運んでいた。


「うん、やっぱり復活したばかりの奴の心臓が一番新鮮でおいしいね。ああ、安心してくれ。君の意識がなくなっても・・・・・・・・・」


聞き取れたのはそこまでだった。

ゴスロリの女は口が裂けているんじゃないかというぐらいに似たりとわらい、口周りを鮮血で染めながら本当においしそうに、一口一口味わいながら俺の心臓を食らっていた。

そこまで見て、俺は完全に死亡し(HPが0になっ)た。


――――――――――――――――――――――


「ウアアアアアアアアアアアッッ!!!???・・・ゲホッ、ウエッ」


さっき確認した時に開いたままだったデスぺナのタイム表示は20:30。

ベッドに横たえられた状態から跳ね起きて、体が何一つとして失われてないことを確認して、そのままベッドの上に上がり、体が思うままに動くことを必死になって確認する。

ベッドの下に降りたら、ゴスロリの罠が仕掛けてあって、殺されてしまうのではないかと思うと、ベッドから降りるなんて考えられ無かった。

そして、異常がないことをしっかりと確認すると、涙があふれてきた。


恐ろしかった。嬉しそうに自分の体だったものを他人が食っていく光景が。

うれしかった。自分が生きているんだということをはっきりと感じられたことが。


「おお、生きのいい食材がまた一つ。って君か。今たべ終わったばっかりなのに何度も提供しないでよ。飽きちゃうだろ」


聞きたくなかった声が聞こえる。

びしりという音がしそうなほどに自分の体が硬直するのが分かる。

見ないほうがいいと思うより先に、振り向いたことによって見えてしまったその場所には、パッと見て豪華だとわかるような赤黒いテーブルと椅子、ところどころ黒に近い赤に染まったテーブルクロス、そしてどこかしらの骨を加えながらこちらに向かって歩いてくるゴスロリが見えた。

その顔に、ごちそうが来たといわんばかりの期待に輝く顔も見えてしまった。

そして、彼女の発言から3時間近く『食事』を続けていたんだと理解した瞬間、ベッドに頭をこすりつけて、ただひたすらに命乞いをしていた。


「や、やめてくれ!お、俺が悪かった!あんたのやり方を否定したことは素直に謝るから、食わないでくれぇぇぇえええ!!」

「わかってくれたならいいんだ。食べないから泣き止んで?ね?」


涙と鼻水で、それはそれはひどい顔だったろうが、彼女の言葉に俺は顔を上げた。

そこには、こちらに視線を合わせて、まっすぐに見つめてくる彼女がいた。

目線を外すことができない。恐怖で視線が固定されているのが分かる。


「よし、いい子だ。いいかい、ここでは、人のやり方にケチをつけるようなら、いつ殺されたって文句は言えないし、言わせない。つまり、そういうことを言うやつには認めてくれるまでPKをし続けていいってことになってる。

つぎに、ここでは死亡してしまった場合でも殺害した人物が死体を完全に消滅させるか、12時間経過するかという条件下でのみリスポーンすることができる。ただし、死体を利用するタイプのスキルが使用された場合は、12時間が経過している場合に限りレベル1からかつ、スキルの影響が一切ない状態で、リスポーンできる。

最後に、ラム・キールがいる階層以外ではいつ何時であろうとPKは何の罪にも問われない

理解できた?」


震えるからだを押さえつけるように、一度うなづいた。それが精いっぱいだった。

ゴスロリは満足そうに笑うと、「ああ、ログアウトするときは覚悟を決めておくことだね。じゃ、頑張って」と言い残して椅子に座って懐から本を出して読み始めた。

もう、俺に視線を投げることはなかった。

(最初にここで目を覚ました時に『煙突ハウスの地下』とか言ってたから周りをちょっと見渡せば・・・

ああ、見つけた、上に上るための階段だ。もう、二度とここに来たくはない)


震える体を引きずって、階段を上って、ゴスロリのいる場所を後にした。

「こういう作品ですよ?(作者」

「おま、ええ・・・(友人ドン引き」

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