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最強勇者パーティを追放された俺、実は“世界の仕様書”を書いた本人でした  作者: ちいもふ
第12章:交錯する異世界(クロス・オーバー) ~再会を誓う王の紋章~
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【再臨】最強ヒロイン集結! ~5人のエゴが再会の扉をこじ開けました~

 レインは、全身に刻まれた「王の紋章」を限界まで活性化させていた。


「待たせてばかりはいられない。俺が迎えに――」


 紋章が、激しい熱量を帯びて狂おしく脈動ドクンと跳ねた。


「……っ、これは!? まさか、向こうから……!」


 レインが驚愕きょうがくに目を見開いた瞬間、ゲートが開き、天を貫く黄金の光柱が現れた。


 異なる次元に散っていた「5つの魂」が、主の呼びかけに応じるよりも早く、自らの執着エゴで一つの座標に収束した。



 ――ズ、ゥゥゥゥン!!



 大地が震え、空間が薄氷のように砕け散る。


 立ち込める神気の中から、まず最初に現れたのは、一切の汚れを許さぬ「潔白の閃光」。


「レイン! もう、二度と離れません……!」


 光を切り裂いて飛び出してきたアリスが、誰よりも早くレインの胸に飛び込む。柔らかな体温と、優しい香りがレインを包む。


「――抜け駆けは感心しませんよ」


 氷点下の圧をはらんだ声と共に、大気が凍りつく。シュガーが「空腹の蒼光」をまとい、レインの腕を強引に奪い取った。


先輩レインの隣は、私の指定席です。……たとえアリスでも、ゆずるつもりはありません」


「一番長く主様を支えてきたのは、リヴィアだぞ!」


「そうよ! 精霊の導きを無視して自分勝手に突っ走るなんて……べ、別に私は早く会いたかったわけじゃないんだから! ただ、手順がずるいって言ってるの!」


 黄金の光と共にリヴィアが、そして新緑の風と共にエルナが、次々とレインを取り囲む。  


 再会の感動に浸る間もなく、そこは「5人の最強エゴイスト」が、己の愛の正当性を証明するために火花を散らす、美しくも恐ろしい戦場へと変貌へんぼうした。


 最後に、神聖な光をまとった葵が、ゆっくりとレインの前にひざまずく。手に握られた神刀『叢雲むらくも』が、レインの紋章と共鳴し、最も強く、深く、慈愛に満ちた輝きを放った。


「レイン……。約束通り『道』を整えて参りました。……さあ、愛の続きを始めましょうか」


 5人の視線が、同時にレインへと集中する。それは再会の喜びであると同時に、「誰が最初に王の口付けをたまわるか」という、序列を賭けた聖戦ランクゲームの始まりだった。

 最後までお読みいただき、ありがとうございました!


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