第79話「3年」
第三節「地上に」
始動。
破滅して燃えている村。
木々が燃え盛り、死体が転がる
そんな地獄のような場所に1人の男が、村の男性を踏みつけて立っている
一般人「助け…て……」
ヒルンベルト「……………」
一般人「ク…クズめ……っ」
ヒルンベルト「ごめんね」
ヒルンベルト「君が必要だ」
【ヒルンベルト・ラッツァゴーラ(34)】
ヒルンベルトはその男性を剣で刺し殺す
ヒルンベルト「ありがとう…君も世界の一部になれる」
ガーマ「ヒルンベルトさん、こっちも片付きました」
【ガーマ・ネクロスワロティ(23)】
ヒルンベルト「お疲れ様」
ヒルンベルト「僕も終わったからヴェルに持ってってもらおうか」
ガーマ「はい」
ガーマ「…クマ……酷くなってますね」
ヒルンベルト「うん、契約の力を酷使し過ぎたね」
ヒルンベルト「まぁ体調とかに影響はないし大丈夫だよ、ありがとう」
ガーマ「………」
ヒルンベルト「ん?どうした?」
ガーマ「…あなたはいなきゃダメですよ」
ヒルンベルト「ん?」
ガーマ「契約で死なないでください」
ヒルンベルト「……」
ヒルンベルト「大丈夫、僕は不死身だ」
ガーマ「…………」
ヒルンベルト「それに契約者だから首刎ねられなきゃ死なないよ」
ガーマ「…ですね」
ヒルンベルト「さ、じゃんじゃん封印を解こう」
ヒルンベルト「時間はまだまだかかるよ」
ヒルンベルト「インペリウム様がいるってなっても100万は多いからね」
突然出現した空間の穴からヴェディルが顔を出す
ヴェディル「帰る?」
【ヴェディル・ゼグ(36)】
ヒルンベルト「うん、僕とガーマがやった死体片付けたらね」
ヒルンベルト「多分2人のを合わせても30いかないくらいだね」
ヴェル「………長」
ガーマ「騎士様達を封印から放つには、人の脳、血、肉体を100万必要…でしたよね」
ヒルンベルト「うん、やばいよね」
ヴェディル「ここ3年で80万くらい」
ヒルンベルト「うん、僕たちだけだと10年かかったよね」
ヴェディル「さすが破滅の騎士」
ガーマ「ですね」
悪魔崇拝者のアジト。
つまりケレマたち騎士団の本部があった国の城の中だ
インペリウム『…遅かったな』
【第一の騎士 インペリウム】
ヒルンベルト「申し訳ないです」
インペリウム『まぁいい』
インペリウム『…腹が空かないか?』
ティバ「やったあ〜!♡」
【ティバ・ローレイ(31)】
インペリウム『……ティバか』
ティバ「あたしインペリウム様の手料理めちゃくちゃ大好きです!」
インペリウム『…それはありがたい話だな』
静かな森の中。
一体の悪魔を追って3人の騎士が駆け回る
トウナ「そっち行ったよ!!」
カテラーデは炎を纏った拳で悪魔を殴ろうとするが避けられてしまう
カテラーデ「あ、わり!逃した!」
ケレマ「任せろ!!」
ケレマ「"黒斬り(くろぎり)"…………!!」
【ケレマ・サーガスト(21)】
悪魔の体を斬るが動きが早く斬りきれなかった
ケレマ「くっそ………!」
カテラーデ「"煉殴"………!!!」
肘から炎を噴出させ、凄まじいスピードで悪魔を追いかける
カテラーデ「トウナ!!後押し頼む!!!」
【カテラーデ・ソウヴァガイン(21)】
トウナ「今やるとこ………!!」
【トウナ・スペリアル(22)】
トウナ(体を貫かない程度の威力に………!!)
トウナ「"正嵐"………!!!」
トウナが手のひらから風を射出しカテラーデの背中を風で押し更に勢いをつける
カテラーデ「ぅおおおおおおっ!!!!」
悪魔を勢いのまま殴り吹き飛ばす
カテラーデ「っ……」
カテラーデ(前ならこれで貫けたのに…)
カテラーデ(やっぱし第一の騎士が復活してから悪魔が全体的に強くなってんな……)
ケレマ「オレの剣でケリをつける!2人はオレに推進力を与えてほしい!」
カテラーデ「おう!」
トウナ「わかった!」
悪魔『グウゥゥゥゥ………』
ケレマ「"黒纏"………!!」
ケレマの腕に黒いエネルギーが纏われ、悪魔が飛び出す
悪魔『ガァァァァァァァァァァァァァッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
カテラーデ「"炎爆天火"!!!」
カテラーデの掌からとてつもない勢いで炎が射出されケレマに直撃し続ける
ケレマ「ううっ………!!」
ケレマ「"黒纏"………!!」
黒いエネルギーによりケレマの足の形が爪のように変化し地面に突き刺さりカテラーデの炎の勢いに倒れることなく自身を固定させる
トウナ「"正嵐"……………!!!」
トウナの掌からもとてつもない勢いの風が射出されケレマに直撃し続ける
ケレマ「っ…………!!!」
ケレマ(重………ッッ!!!)
カテラーデ「おいまだか!!!」
トウナ「結構限界………!!」
悪魔『ガァァァァァァァァァァァァァッ』
悪魔がケレマの目の前にまで迫る
ケレマ「今…………!!!」
ケレマが地面を突き刺していた黒いエネルギーの足を外すと、カテラーデとトウナの炎と風により抑えられていた勢いが一気に放たれたことで目に見えないほどの速さで一瞬で悪魔の体を貫き核を破壊する
ケレマ「…よっしゃ」




