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第72話「エナドという仮面」


ゴーン「っ…………」

エリヤ「団長………?」

エナド「じゃあみんな、今日でお別れだ」

アリス「エ、エナド……嘘でしょ……?」

エナド「もう…その名前やめて?」

エナド「"ヒルンベルト"っていう名前があるんだから」


【ヒルンベルト・ラッツァゴーラ 31歳 男性】


騎士一同「………!!!」


降っていた雨は更に激しくなり、ヒルンベルトが目元を擦ると、クマを隠していた化粧が落ち、あまりにも酷いクマがあらわになる


ヒルンベルト「さて…」

ヒルンベルト「終わらせてもらうよ」

ヒルンベルト「"獄排(ごくはい)"」


豪雨にも関わらず一切消えることのないドス黒い色の炎を手のひらに出現させる


カテラーデ(なんだ…あの炎は……)

ゴーン「ヒルンベルトオオオオ!!!!!」

ヒルンベルト「そうそう!切り替えよくて助かるよゴーン!」


ゴーンは感情のままソーマの持っていた剣を奪い取りヒルンベルトに向かう


ソーマ「ちょゴーン!!!」

ゴーン「あぁぁぁあああ!!!!」

ヒルンベルト「…」


ゴーンはその剣でヒルンベルトの首を刎ねる


一同「………!」

ヴェディル「…」

アリス「……エナド…」

ゴーン「ううう……」

ゴーン(嘘だ…視たことが本当に起こるなんて………)


ゴーンが静かに佇んでいると、背後には首を刎ねたはずのヒルンベルトが立っていた


ゴーン「…!?」


ゴーンの持っていた剣を奪い取り、胴体にその剣で傷をつける

それによりゴーンは大量に血を吹き出し倒れてしまう


ゴーン「……がっ………………」

ケレマ「ゴーン!!!!」

ヒルンベルト「さて、次は君らだ」

エリヤ「そんな…団長…嘘だ……」

エリヤ(紫の目…いや髪は黒くない……)

ヒルンベルト「エリヤ、ずっと言ってなかったんだけどさ」

ヒルンベルト「君のお母さん殺したの、僕なんだ」

エリヤ「………………………」

エリヤ「………」

ヒルンベルト「ん?」

エリヤ「"覇天九十九神"」


エリヤが囁くように静かに発動すると、髪が長く白く変化する


ケレマ「……!」

エリヤ「………殺してやる」

ヒルンベルト「うん、いいよ」

タカマ「エリヤァッ!!!」

ヒルンベルト「誰も手を出すな」

ヒルンベルト「来いエリヤ」

ヒルンベルト「復讐の時間だろう?」

エリヤ「ああぁあああ!!!」


怒りのままヒルンベルトに殴りかかるが瞬時に、簡単にキャッチされてしまう


エリヤ「っ………!」

ヒルンベルト「ははっ」

エリヤ「だあっ!!!」


エリヤはヒルンベルトの顔目掛けて蹴る

だが寸前で避けられてしまう


ヒルンベルト「ふっ」

エリヤ「本気出せよ!!!ヒルンベルト!!!」

ヒルンベルト「いいの?わかった」

エリヤ「だあっ…………!!!」


ヒルンベルトは瞬時に手刀でエリヤの胸を刺す


ヒルンベルト「ほら…すぐ終わる」

エリヤ「がは………………ッ」

騎士団一同「…………………!!!」

ケレマ「エリヤぁぁぁぁぁぁあああ!!!!」


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