第62話「形勢逆転」
ヴェディル「何?」
ティバ「え〜今更〜?」
ティバ「遅くない?」
ノア「すまないな、普段は中々気分がノらないんだ」
ノア「冷めるようなことを言って悪かった」
ノア「すぐに始めよう」
ヴェディル「うん」
ティバが一歩前に出る
すると突然ティバが後ろへと吹き飛び、壁にめり込んでしまう
ヴェディル「何!!?」
ヴェディル(何だ………?何も見えなかった………)
ヴェディル(音も無く……)
ヴェディル(音を拡張させる魔法なんでしょ………?)
ヴェディル「っ……」
ヴェディル「何をした………!!」
ノア「さぁ?」
ノア「そいつが勝手に吹っ飛んだんだろ」
ヴェディル「っ………」
ヴェディル(これがそうか………!)
ヴェディル(自分から出た音を拡張するのじゃなく…"他人の出した音"まで拡張させる………)
ヴェディル(これがあいつの最大の切り札………)
ヴェディルは思わず一歩引いてしまう
ノア「"アリエーヌス"」
ヴェディル「………!」
ヴェディル「"アペーリオ"!!!」
ヴェディルは空間の穴を狭い感覚で何個も出現させその穴に入り、それを繰り返すことで減速していく
ノア「"整音"………!」
ノアはその隙を見逃さず、地面を蹴ることでその音を拡張しとてつもない勢いで飛び蹴りをくらわせようとする
ヴェディル「"アペーリオ"!」
だがヴェディルの出した空間の穴に入ってしまう。
入ったその先はどこかの海岸のようだ
ノア「………!」
ヴェディル「そこでゆっくり反省してな!!ウチらを敵に回したことを!!」
ノア(まずい……!)
ノア「"整音"…………!」
再び地面を蹴ることで音を拡張させ勢いよく飛び出す
だが間に合わず空間の穴は閉じられ、見知らぬ海岸には取り残されてしまう
ノア「く……………ッ!!」
ホト「"泳影"…………!」
ホトは影の中に入り込み身を潜める
ヴィレン「……」
ヴィレン「"体消"」
ヴィレンは体全体を光らせる
それによりホトの影の居場所がなくなり影から追い出されてしまう
ホト(眩しい………!これじゃあ影がヴィレンの周りにできない………!)
シャーロット「"レクタス"………!」
血液を凝縮させそれをヴィレンに一気に解き放つ
だがいとも簡単に避けられてしまう
ヴィレン「…」
シャーロット(ダメだ…避けられる……)
ホト(俺の魔法はヴィレンの魔法にめっぽう弱い………)
ホト(くっそ……)
ホト「仕方ない…やるか……」
ホト「シャーロット!危ないから遠くへ!俺が見えないぐらいに!」
シャーロット「…えっ?」
ホト「速く!」
ガガ「何を…しようと言うのです……」
ホト「…」
ホト「…暴れるんだよ」




