表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
2/2

          2  子ども

 マリエールはマリアンヌだけを相手にしている。余計な事を言わないからだ。一緒にハープをやっていてもそのフレーズが可怪しいとか言われる。

            2  子ども


 7歳には、7歳の儀というお祝いがあって正式に伯爵令嬢と認められ他家との付き合いも始まる。ハープや魔法のお披露目もあってマリエールは大いに面目躍如した。挨拶もしっかりできて貴族の株が上がった。子ども同士の付き合いが始まり日常的には兄弟姉妹との関係が始まる。第ニ夫人、第三夫人の子ども達もいるからややこしい。同じ年の第ニ夫人の子どもでマリアンヌという子がいるからこの子と付き合う事にした。どうせ香織に比べたらみんな子どもで頼りない。保育士希望ではないから音楽が得意な子どもでない限りさほど子ども好きではない。教師と言っても高校教師この世界では成人している。マリアンヌと付き合うのはマリアンヌが割りとハープが上手いからとマリアンヌが無口で余計な事言わないからだ。今日も2人でハープの練習、時々マリエールはマリアンヌに声をかける、

「出足が狂っているわ。ちゃんと合図を聞いて。」

「そのフレーズ、違うわよ。良く聞いて、こうよ、こう。」

大学時代のピアノのバイトを思い出す。まさかマリアンヌも姉妹にこんな事言われるとは夢にも思わなかっただろう。

「ハープは流れるように弾くのが基本なの。あなたのハープは一音一音途切れているわ。つまり弾いた余韻ある内に次の音を鳴らすの。あなたの音は響かないから余韻が残らないの。もう少し強く弾いてみて。」

さぞかし五月蝿いだろう。本物の演奏家なる必要がない者には余計なお世話だ。

 魔法の練習にもマリアンヌを付き合わせる。彼女は風魔法の特性がある。マリエールがエアシールドを張って、

「マリアンヌ、私に向かってウィンドウカッターを放って。」

マリアンヌは、

「ウィンドウカッター」

弱いウィンドウカッターが放たれる。

「弱過ぎるわ。もっと強いウィンドウカッターを放って。」

マリアンヌは、少し強く、

「ウィンドウカッター」

少し強くなった。人にウィンドウカッターを放つなんて恐怖だろう。

「良くやったわ。今のなら人が倒せるわ。」

マリエールとマリアンヌは池に行って水面にウィンドウカッターを打ち付ける練習をした。

「マリアンヌこのくらい強く水面に打ち付けてごらん。」

マリエールは水面が大きく凹んで水が飛び散るほど強くウィンドウカッターを放った。マリアンヌは僅かに凹むほどしかできなかった。それでもあまりマリエールは気にした様子もなく、

「今度一緒に魔獣討伐に行こう。その時までにウィンドウカッターの威力を高めておいて。」

マリアンヌは、

「無理です。」

やっとマリアンヌの声が聞けた。

 マリエールは他の子どもには無関心というか毛嫌いしている。子ども達の最年長はマリエールより7歳年上の14歳の男である。マリエールが7歳になって子ども部屋から出てきた時ちょっかいをかけて来た。マリエールは長男の首をサイコキネシスで絞めた。どんどん青くなる長男の顔色に気付いた母親はマリエールを止めた。咳き込む長男に、

「今度ちょっかい出したら命はないわよ。」

誰もが本気で言っている事が判った。

 他の子ども達にマリエールは無関心というか毛嫌いしている。マリエ―ルにちょっかいをかけた長男はサイコキネシスで首を絞められた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ