表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転移!?一般女子ゲーマーが死にゲー高難易度虫ダンジョンの主人になりましたが、少しゲームジャンルと違うような?  作者: 吉田 亜蓮
第四章 人間の国

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

612/651

密かな観光

 私はやっと魔蟲の洞窟と森以外に人の姿として外に出れたのよ! でもね、私は1ヶ月経ったのに、いまだに、教会以外の建物に行けてないのよ!!! いや、一度王城へ行ったけど、あの時は本当に緊張したわ。でも、私はせっかく異世界来たんだから、観光したいのよ!!!!


 こうして、私は密かに観光をすべく、緑癒、藍介の目を掻い潜り、やっと、1人で街に向かった。



「はぁー、兄さん、一体どこに」


 私は馬車に乗り、凪教の教会へ向かっていた。


 ふと、窓から外を見ると、女性が1人で街を歩いていた。ここは、治安が悪いのに、女性1人で歩くなんて危険です。すぐそこまでなら、馬車に乗せてあげられますか、少し、話してみましょう。


「すみません、そこの茶色のフードを被った女性に話しかけたいので、近くで止まってくれませんか」


「かしこまりました。流石にこの通りを女性1人では危険ですよね」


「はい、ありがとうございます」


 そして、私は馬車から降り、フードを被った女性に話しかけました。


「すみません、この通りを女性1人で歩くのは危険ですよ」


「え? そうなの? 結構イカつい人が多いなって思ってたけど、ここは危ない通りだったのね」


 彼女の声を聞いた瞬間、私の心臓の鼓動が高鳴った。


「も、もしかして、貴方は、いいえ、貴方は様は」


「はい、ちょっと待ってー!!!」


 女性に腕を掴まれ、裏路地に連れ込まれました。


「もしかして、貴方は凪教の信者なの?」


「えーーーと、その、私は勇者教で司教をしています」


「あれ? なら、どうして、私を貴方様なんて、言ったの?」


「私は勇者教の司教ですが、同じ司教の兄が行方不明となり、大司教様に兄の行方を探して欲しいと懇願しましたが、兄は聖女様の怒りに触れて探すことはできないと言われ、冒険者ギルドに依頼しましたが、いまだに、見つからない状況だったので、凪教に女神が現れたとの噂を聞き、女神に兄の無事を願おうと思い、教会へ3度祈りを捧げに行きました。それで」


「はい、もう分かったわ。女神様の声を聞いたことがあって、その声が私に似ていると」

 

「はい、でも、何故、女神様、このような場所に1人で、おられるのですか?」


「バレてしまったら、仕方ない、この事は誰にも言っちゃダメだからね」


「はい、やはり、女神凪様でお間違いないのですね」


「そうよ」


 彼女はフードを外すと、紛う事なき、女神凪様であった。


「で、どうして、私が女神だって分かったの?」


「あの、女神と分かったのは、貴方様の声を聞いた時なので、馬車にいた時は、女性がこのような通りを1人で歩くのは危険だと思い、お声かけをしました」


「え? うそ、最初からわかった訳じゃなかったのね」


「はい、まさか、女神様だとは思いもしませんでした」


「えーと、女神というか、私に行方不明のお兄さんの無事を祈ってたってわけよね? ごめんなさい。私は女神と崇められていたとしても、みんなが考えるような万能の女神じゃないのよ。でも、せっかく、危ない道だって教えてくれたわけだし、私じゃ見つけられないけど、私の仲間にお願いしてみるわね」


「女神様の仲間ですか? 他にも神がおられるのでしょうか?」


「そういう事じゃないけど、そうね、私の信者にお願いするのよ。黄結姫にお願いすれば見つけ出せると思うわ」


「女神様、ありがとうございます。それでは、馬車で教会までお送りします」


「ちょっと待った! 私は、この街を観光したいのよ」


「1人では危険すぎます」


「いや、私、女神だから大丈夫よ。でもね、困った事があって、地図がなくてこの場所が何処なのかわからなくなっちゃったのよ」


「もしかして、迷子になってしまっていたのですか?」


「まぁ、そんなところかな。そうだ!そうよ! 黄結姫に紹介してあげる代わりに、私のお願い聞いてもらえないかしら?」


「女神様の願いですか!? 私がですか!?」


「貴方って、ここ出身?」


「えぇ、私は王都出身です」


「なら、街に詳しいわよね?」


「はい、そうですけど、もしかして、女神様、教会へ帰らないのですか!」


「だって、やっと、抜け出せたのよ。観光せずに帰ることなんてできないわ。という事で、私が黄結姫にお願いして、貴方のお兄さんを探してもらう代わりに、貴方は、この街の観光案内するという事で!よろしく!そもそも、名前聞いてなかったわよね? 私は凪、凪様が崇める女神よ! 貴方は?」


「私は勇者教司教、アイランと申します」


「アイランさんよろしくね!」


「はい、それでは、馬車に乗り、移動しましょう」


 こうして、私は女神様を馬車に乗せ、馬車の中で2人っきりになりました。ま、ま、まさか、女神様と2人っきりの状況になるなんて、なんとういう幸運! 女神様は話してみると、馬車の窓から外を眺めては、この建物は? あの像はと好奇心旺盛で、私は女神様が楽しんでいる姿を見て、彼女はごく普通の女性なのだと感じました。


 私は、もっと、女神様を、いいえ、凪さんを知りたい。彼女は、何をして喜び、何をすると怒り、何をすると悲しむのか、彼女には家族がいるのか? 彼女には、夫はいるのか、夫がいた場合、彼女には、子供がいるのか、彼女の友人は誰なのか? 彼女が最も信頼を置ける人は? 貴方の好きな物は? 貴方の嫌いな物は? 私は貴方の全てが知りたい。それに、私は、貴方の役に立ちたい。

ブックマーク、評価いただけると嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
フラグ、回収♪また一人増えるのね(笑) テンプレは無かったか~。ナンパ男達の編隊飛行を見たかったのにな~(鬼っ子宇宙人のマンガでよくみられる光景です)
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ