第10話 Don’t
どうもこんにちは、写輪眼です あの悪魔の眼を見ろ、第十話、どうぞお楽しみに。
詠太「そして、俺は露晴天の捜索ごっこを終わらせたワケだ。」
詠太は期待していた気持ちをグッと押さえ込んでいる気がした。
桜之花「分かったわ、最後に露晴天の居場所について心当たりは無い?」
「無いねー。あの日以来、一度も会ってないし、電話番号も変わっているみたいだよ。でもひとつ心当たりがある...」
「え!?本当に!?何処?」
「河川敷だ。」
「河川敷?」
「琴江からなにか聞かなかったか?アイツが唯一覚えていた記憶の中で大切な人と河川敷によく行っていたと。」
「確かに...言ってたわね。」
「もし良ければ、俺らからも露晴天の捜索に当たるよ。」
「本当に?いいの?」
「正し、俺はアイツの最後を見届けるだけだ。」
「分かった。」
この時、桜之花は深い意味を理解していなかった。
「で、桜之花は露晴天をどうするつもりだい?」
「さあ...分からない。でも先ず話を聞くわ。そういえば、琴江はどうするの?」
「琴江は露晴天の呪いだよ?もちろん着いてくるに決まっている。」
「そうね...」
「琴江については俺から話しておく。桜之花は桜之花のするべきことに集中していてくれ。」
「分かったわ。ありがとう、助かる。」
「それじゃあ。」
ブッ!プープープープー
そうして今一度露晴天の消えた真実を拾い集める物語がまた動き出す。
だが、桜之花は平気なフリも、もう続かなかった。
「私だけでも...露晴天を先に見つけだして、私のするべき事をする。そう、私は...
第69期警察捜索官、森川桜之花なのだから。」
そう。森川桜之花は本当は取材系の仕事では無い。本当の正体は警察官なのだ。
あの未解決事件を探り、そして解決のために動き出していた。
そして...彼女のするべき事とは、
「奈良岡露晴天を拘束する。」
だがこの事は琴江も、詠太も、ヒロも、そのグループをも敵に回すことになる。
今までの後ろ取りを探られないように、より慎重に動く必要がある。
ひとまず、桜之花は警察署に戻り情報を提供することにした。
だが、それを許さない人間もいること..
そう、悪魔に手を出すことを許さない人 間もいるということを。
プルルルループルルルルーーブッ!
詠太「もしもし。」
琴江「もしもし?詠太?」
「なあ?怪しいと思わないか?」
「ん?誰のこと?」
「桜之花とかいうやつだよ」
「ああー桜之花?えー、いい子だと思うけど?」
「どうして、取材系の仕事なのに、未解決事件に興味を持つ?普通は今起こっている事件の取材に行くだろ?」
「ま...まあそうだね...」
「こりゃあ、厄介事になりそうだね、」
「私たちはどうするの?」
「とにかく今はヒロ達に連絡して、露晴天の捜索に当たろう。」
「ってことは...」
「だが...まだ桜之花はグレーだ。100パーセントは信用するな。警戒はしておこう。」
「桜之花が敵になることは絶対嫌だね。」
「そうだな。それじゃ、また招集する時に連絡する。」
ブッ!プープープープー
詠太は焦っていた。
「ダメだぜ、アイツにはまだ地獄に居てもらわねぇと、約束したんだからな、償うと、」
そして急いでヒロと他のグループたちに連絡を行った。
「桜之花の動きを先ずは見ないとダメだな。現時点ではこっちの方が圧倒的に後ろに回ることになる。」
詠太のIQは200以上だ。その中で数々の作戦が今、彼の頭の中で形成されていく。
一方桜之花は...
桜之花「以上が私の持っている情報の全てです。」
???「分かった。ありがとう、よくやってくれたな。」
「どうされますか?足立捜査長。」
足立「よし。令状を発行してもらえる程の証拠と情報量だ。お前ら!動くぞ!」
捜査官のみんな「はい!」
足立「目標は奈良岡露晴天の拘束!今現時刻を持って捜索を開始する!!」
かつて悪魔と呼ばれていた人間、奈良岡露晴天...
彼の過去の罪を許さない者。
そして、償わせようとする者、
果たしてどちらが、上に立つのか...そのキーは奈良岡露晴天、彼が握っている。
どうでしたか?桜之花の本当の正体は警察の捜査官でした。でもそれに勘づいて動く詠太達、全てのキーを握るのは奈良岡露晴天、果たしてこれからどうなっていくのか




