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冒涜的な魔王の種は今日も今日とて生き延びる  作者: はじめ おわり
第七章 狂季愁豪理不
355/402

色々変わりすぎてびっくりする今日この頃

たっぷりと休ませていただきました。



本日より再開です

 さて。今いる場所は拠点の中。



 警察は帰って今は静か...ではない。



「よし、フルハウスだ!」

「なんだって!?」



 神話生物とハルト君が暇つぶしにトランプで遊んでいるからだ。



 今やってるのはインディアンポーカーというゲームらしい。やはり暇な奴が多い神話生物は、たくさんのゲームを知っているみたいだ。



 僕も聞いたことのある程度しか知らない。イゴーロナクの知識でルールなどがわかるくらいだ。



「終わったか」

「...助け舟くらい出されても良いと思っていたのですが」

「自業自得ですから」



 それはそう。<ダンジョンボス>を味方につけなければ、根本的には<タイム・レス>をイゴーロナクにしなければ問題はなかった。



 まあそれも過ぎたこと。今は図書館を攻略したことと、次の目標について考えるべきだ。



「そうそう。次に行くべきはどっちだ?」

「そもそも何があるんだっけ」



 その話は1時間くらい前だったはずだけど、まあいい。



 振り返りは大事だからね。



「残りは村長の家と宿屋です。どちらも地下下水道の隠し入り口から向かうのが近いはずですね」

「ハルト、どっちの方が近え?」

「うーん、やどやさんのほうだとおもう」

「うし、なら宿屋の方で決まりだな」



 って、いつの間にめっちゃ仲良くなってるじゃん。陽キャはああして友達を作っていくのか。



 いつか参考になって欲しいものだ。仲間は多ければ多いほどいいからね。



「ただ、宿の方にはお姉ちゃんやアンジェリアがいる可能性があります」

「マナとエリカ、キーゴイはいいとして...アンジェリアはかなり問題ですね。際限なく性能が上がるのなら、最悪のケースを考えておかなければいけません」



 最悪...つまりは敗北。



 それはつまりヴルトゥームに対する敗北だ。その後僕に何が起こるかなんて想像すらつかない。



 でも悪いことが起こることだけはわかる、だから負けるわけにはいかない。



 なのでこの探索に関しては慢心なし、最初からゴリ押す形で向かう。



「お、てこたあ...」



 そうクトゥグアの出番です。



 ============================================



「オラオラぁ!!」

「ぎゃああああ!」



 見つかれば終わり、と思うかもだど実際はそんなことない。



 見つかって最悪のケースになった場合終わる。それだけ。



 つまりそれが起こらなければいい。最初から全力を出して、そんな状況にならないようにすればいい。



「どけどけどけぇ!!!」



 クトゥグアは炎。生ける炎。



 炎とは元来厄災そのものであり、つまりそれほどの殲滅力がある。



 しかも建物が木製の場合はよく燃えることによって消え、石材ならそこまで傷つかないためあまり意味がないという特典付き。証拠があまり残らないわけだ。



 人は死ぬけど、そもそも死体が残らなければ話には上がらないだろう。数人死んだところで変わらん変わらん。



「だから子はついて行かせなかったのですね。母はその優しさ、とても良いと思います」



 そうなんですよ母様。流石に齢5歳の子供にこんな残酷な世界を見せるわけにはいかないんです。



 実際にはもうちょっとしっかりした理由があるけど、見せたくないというのもりゆの一つだ。間違ってはいない。



「宿屋まであとどんくらいだ!!!!」

「もうすぐ見えてきます。ほら、あそこに...」






「おお、いた。マリアちゃん!聞こえますか!」



 っと...来たねお姉ちゃん。



「聞こえるよ!」

「それならよかった!今からそっちにいくから」



 あ、その偽物燃やしといてください。



「おらよ!!!!!」

「ぎゃあ!?」



 まさか僕のお姉ちゃんになりすましてくるとは、あまりにも卑怯だな。大方僕が情に流されるとでも思ったんだろう。姿形、声まで同じだからね。



 ただ残念だけど、お姉ちゃんは語尾がちょっとゆっくりめに伸びるんだ。母音だけ伸びるから特徴的で簡単に見分けがつく。



 なんでそれ以外を真似られたのに、それだけ真似なかったのだろう。お姉ちゃんの声を聞けばそれくらいの癖は読み取れそうなものだけど。



「よっしゃ、次はどうすんだ?」

「そうですね...面倒ですから、宿ごと焼き払ってしまいましょうか」

「おうよ!!!!!!」



 手を突き出して炎の塊を噴射。



 それだけで木造だった目の前の宿は消え失せてしまった。なんなら周りの石材による建築物も跡形もなくなっている。



 太陽の表面が6000C°であることは誰でも知っていることだけど、それほどの温度に耐えることのできる物体はこの星にもほとんど存在しないはずだ。



 存在しないはずなんだよね、普通は。少なくとも僕の周りにいる神話生物以外は。



「こほっ、こほっ、なんだ、少し煙たいな」



 ...他にはいない、か。お姉ちゃんやリーシャたちはどこに行ってしまったんだ?



 いや、今はそんなことを考えなくていい。今一番考えなくてはいけないことは1つだけ。



「おん?なんだ、マリアじゃないか。ようやく見つけたぞ、みんなで探していたんだ」



 アンジェリアさんの無力化だ。

いやあ、まさか昔の小説を読むことになるとは思いもよりませんでした。



しかも半日で読んでもう半日にないようについて書けというんですから、流石にこっちにリソースを割く暇がありませんでしたよっと。



明日からは問題なく書けますから、期待をほどほどに待っていてください。

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