闇に光る蛍より
夜景野に一つの蛍飛んでみゆ
誰彼責めずこひしたふわよ
一匹の蛍が今ここにいるということは他にもいるに違いない
蛍が番となり生まれるものがある
少なくとも一匹ではない
輝かないのはなぜだろうか
この美しい世界で
真っ黒な中の光一点は美しい
そなたは美しい
だが
もっといたら美しいだろうなあ
点滅を繰り返し
光っては消えてと
現れては消える
儚くも夢ある生き様よ
だってしたいことをしているから
自分は輝やくという思いを乗せて光出すのだ
一生懸命で命懸けなのだ
後先のことなど考えていない
この世で一番自由な光が自分なのだ
自分の意思でいつでも光輝けるのだから当然だな
他の意思を変えようと思っても変えられない
自分は変えられるのになあ
今であれば光ることができる
今だからこそ光ることができる
出会った人との関係が爛れている?
罪悪感なんか手放してしまえ
出会う人と真剣に向き合いそこから学ぶのだ
手放す踏ん切りがつかない?
後先考えずに光っていた自分のように
闇の静けさの中光ることを意識するんだ
命懸けで生きろ
精一杯の恩返しを
見守ってくれている世界に
我が光を魅せてみよ
ああ美しい我が身よ
ああなってみたい
光り出したい
輝いていたい
世界はどこまでも見守っている
一匹が光り出した
また一匹と
また一匹と光りだした
すめらすめら
かわるかわる
うれしうれし
たのしたのし
ありがたいありがたい
愛する愛する
杉乃中かう 拝




