女神からのお願い
「お願いします。世界を救って下さい」
いきなり目の前に現れた白いベールをまとった綺麗な女性が開口一番にそう言ってきた
「え?あ、はい……え?」
「良いのですか?ありがとうございます。優しき人の子よ」
「あ、いや…ちょっと待って、ゴメン反射的に返事してしまったんだけど」
「……え?あ、そうですね…いきなり世界を救ってくれなんて言われたら困惑しますものね。すみません」
女性はこほんと咳払いをし話を続けた
「私はそうですね…簡単にいえば女神です」
「女神…本当に居るんだそういうファンタジー的なの」
「えぇ、ですが私は貴方様の世界の女神ではなく別の世界の女神なんです」
「ということは異世界?」
「そうですね。私の世界では今とても大変な事態が起きているのです。このままでは世界が崩壊してしまいます。ですので貴方様に来ていただいて世界を救っていただきたいのです」
「おぉ、異世界転生か。いいね、そういうの」
「ご理解いただけましたでしょうか?でしたらもう一度。世界を救ってもらえないでしょうか?」
「別に良いよ。特に今の世界に未練ないし。あ、でもこういうのって何か特典みたいなのあるんだよね?こう、チート的なお願い…」
「チート、というのは良くわからないですが二つぐらいなら私の権限で付与できると思います」
「おぉ、よくある奴やっぱあるのか、そうだな……言葉ってどうなんだ?俺日本語しかしゃべれないんだが…」
「言語でしたら私の加護で何とかなります私の世界でも多種多様な言語が使われておりますので」
「女神さまの加護?どんなスキルなの?」
「そうですね言語能力Lv.5、完全防御Lv.2、道筋の3つです」
「おぉ、ん?道筋ってなんなの?」
「もし貴方様が私の望んだ平和とは違う方向に進み始めた場合、少々助言をさせて頂きます」
「なんだよそれ」
「大丈夫です。取りあえずは貴方様の思う悪いやつを倒していただければそれで済みますので。貴方様の世界の読み物ではこういう力で悪いことをする人がいるみたいなので必要はないと思いますが保険です」
…女神様、チート知らないのにそういう読み物があるのは知ってるんだな
「ではほしいスキルはなんでしょうか?」
「そうだな…俺、武器とか使ったことないからあらゆる武器を使えるスキルってのはあるのかな?」
「ありますよ、では武器達人Lv.5になりますね。あと一つはなんですか?」
「アイテムボックスみたいなのは?あらゆる武器をたくさん収納できるみたいなの」
「そうなると…武器庫Lv.5になりますかね?無尽蔵とは言いませんがたくさんの武器を収納できますよ」
「じゃあそれで!」
「分りました。では貴方様に武器達人と武器庫それと女神の加護を付与いたします。」
「おぉ、本当に備わってるか分からないけどありがとう。それで今から異世界に行くのか>」
「いえ、少し手順を踏まないといけませんので少しお待ちください」
そう女神さまがほほ笑むと目の前が真っ白になった。




